専業主婦になった20年前。大卒後9年勤めた睡眠削る外資本社の総合職を、高松市単身赴任元夫との子作り同居優先の為に辞めた。外人の多い本社は産休育休のめちゃくちゃ取りやすい超恵まれた環境だから、悔しかったけど仕方ない。キャリアそこであきらめた。
友達もいない地方であまりに暇すぎて、結婚式引出物で選んだ栗原はるみの「ごちそうさまがききたくて」の2冊のメニューをほぼ全部制覇。するとそれで和洋中の基本全部習得できてしまう。それ以後、大抵の料理は勘でいける。
マイナーチェーン店の宅配ピザが遅くてまずいのに高いのが許せなく、ピザづくりから、パン、ベーグル、肉まん、手打ちパスタ、手打ちうどん、そば迄、粉もんは大概トライ。漬け物も「きょうの料理」の特集号の梅干しから泥付きらっきょう、白菜漬けまでほぼ全種作った。
わたしの母は「超」冷食と新発売加工食品フリーク。自炊一年目、母の味再現は経済的に無理とすぐわかり、今にいたる。
「母の味」とは受け継ぐのではなく、自分の好きなメニューを娘が受け継げば発生するのかな、がわたしの語感。
#なきゃつくる料理 が、実は17年来着物gooblogの導入ネタだった。