キモノの季節～具体例

前記事からのつづきです。個々に解説していきましょう！
★堂々と気温・天候にあった素材を着用する。（オンライン天気予報の活用☆）

雨、だとか、昼間は異常に暑くなるとか、湿度が高くなるとか、ある程度はオンラインの天気予報で行き先別に予測ができます。遠くに出かける日ほど、間際までそれはチェック！

5月から羅帯（普通7-8月限定）を締めて、白浴衣（だいたい6-8月限定）着てました。半そでアロハ人間が集まる場所に十分だとおもったから！

雨降りそうなら、レインコートと履物を用意。
レインコートも「夏用のサップコート」なら、汗だくになることも避けられます。

暑い9月なら紗だろうがOKということですね！でも色合いは夏向けの色ではなくて、どこかしら秋らしい色を帯か帯揚、帯締めに取り入れることで「真夏コーディネート」とは一線を画するほうがいいかな。



★エアコン室内にも屋外にも対応できる着付けにする。
寒いとよくババシャツを下に着てって聞きますが、私はすすめません。エアコンの効いた室内で脱げないのはツライから。私は妊婦の時かぜをひけない＝のめる風邪薬がない、ため、首にはファーマフラー、腕には薄手のレッグウォーマーをしたところ、あったかくて、しかも歩きながらでも脱げるという温度調節の優秀さにハマりました。

夏は、暑いときこそ汗取りをしっかり着込みなさい、というヒトと、1枚でも多く省く、という２説を聞きますが、私は後者。前者は一張羅を着るときのキモノ保護観点でなら賛成。そこまで高価な夏物は持っていないので、どうせなら汗かいてシーズンオフに悉皆やさんで汗ぬき、染み抜き、えりふき、等、してもらうほうがよっぽど現実的だとおもっています。洗えるものを着るというのも気楽にいられるポイント。ポリでなくても木綿に麻に、洗える単衣はたくさんありますから。汗を健康的にかいて通気させてしまえる素材を着る、というのは夏にキモノを着る必須条件のような気もします。


★色合い（コーディネート）はわくわくできる季節の先取りをめざす。

上記に9月の話と、あと、5月には帯締めとかから爽やかな夏色（水色、青緑等）を取り入れて、「桜の春」からすこしずつ離れていくようにしてみました。

★気温によっては同じ日でも億劫がらず「キモノ」を「着替える」。

これは３６５はじめてから気づきました。夏の昼間は、紗や絽を着ても、夕方は浴衣に着替えるほうが快適だと。　10月はじめも夜は寒いから、夜のお出かけは袷がよくても、暑い昼間は単衣、が現実的でいいでしょう！？

帯も、お太鼓派の私は自宅でも終日しめていましたが、帯の汚れ防止等々考えると帰宅後は外すのもアリだなと最近感じて、でかけるまで締めなくなったりしています。

と、いうわけで、「折角きれいに着れてたのに！締めれたのに！！」と思ってしまいがちですが、どんどん着替える！いつも着てればスピードも速くなります。そして自ずと早くできる工夫が身につきます。慣れるまでは過去に書いた、「ＣＤ活用」もおすすめ！


★場所(TPO)に応じたキモノを選ぶ。

普段にお買い物や、子供と遊ぶ、時なら、リサイクルキモノの裄たらずのキモノを着ていたって、多少しみがあったって、かえって便利なくらいで気にしなくていいとおもうけど、

ここぞ！というおしゃれしどころでは「マイサイズ」のキモノを着るほうが素敵。スーツだって、パンツスタイルだって、サイズや丈のあってないのを着てるのと野暮で、ジャストだと素敵！というのと全くおんなじ。
誂えろ、とまではいわないけども、シーズン１枚ずつとか、できるところからお直しに出したりするのはある程度必要コストかも！

そして染み等汚れも、悉皆やさんに出せばある程度落ちるものだから、そういう「
おしゃれ着」の染みは決してほっておかずにプロに落としてもらって着るほうがいいでしょう！帯も、悉皆やに出すというヒトをほとんど聞かないけど、手で触れるものだけに、本当にすっきり気持ちよくなります。これは普段着でもおすすめ！

そして、そういう「気張りどころ」、では、あんまり冒険しないで、いわば白襟、白足袋、とかのベーシックな美の追求のほうがおしゃれにみえることが多いのでは？と思います。


リサイクルで簡単に1枚1000エンとかでキモノが入手できる時代だからこそ、清潔感にはこだわりたいものだとおもいます。


なので私は１シーズンに着るキモノは最小限にしています。そして数回着たものはちゃんと悉皆やにだす！（出しても悉皆料金が惜しくないほど着るのです。）翌シーズン、たとうし開くと本当に気持ちがいいから！





以上、昨日のドラフトからもはずれてるし、多分、これは後日どんどん書き足すとおもいます～