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いろいろと・・・

「美」を紡ぎだす手

2006年12月22日 09時55分28秒 | 自然
12月19日(火)、仮屋崎省吾さんのトークショーへ
出かけてまいりました。

「フラワーデモンストレーション&トークショー」
と銘打ってあったので、
まさか花生けながらしゃべるんじゃないよねぇ、と思っていたら

その「まさか」でございました(笑)

全部で7種類ほどの作品を生けてくださり、
会の終了後、舞台の幕は上がったままだったので
近くまで行ってまじまじとみることができました。
携帯で写真撮ってる方もおり、ぎょっとしましたが
特に関係者の方の注意もなかったので、私も。。。

その写真、UPしようと思ったんですが
著作権とかにひっかかりそうなのでやめておきます。

せめてどんなお花で生けていたか、だけでもご紹介~。


まずは「クリスマスをイメージして」、とのことで
カサブランカリリー(とても香りのよい百合)と
もみの木のような緑の葉?(名前の紹介はナシ)
リリーの花が大ぶりだったので、「白」い作品に仕上がってました。

次がすごかった。
葉っぱだけ、がんがん生けてて。。。

かーりー曰く、「7種類の葉っぱを生けました。」とのこと。
「線」と「面」があって、葉っぱだけでもおもしろいでしょ?
とちらっとおっしゃってましたが、たしかに、しゅっとまっすぐに長いものや
里芋の葉のように広い葉っぱもあります。
グリーンって花の引き立て役だけじゃないんですね。
グリーンのみ、でも立派な作品になる。
花、華道ってすごいなぁと鳥肌が立った瞬間でした。

次は「黄色」でまとめた作品。
オンシジウム、菊(たぶん)の黄色の中に
アンセリウムや赤い実(名前聞き取れず。。。)が差し色になってて
見ていて元気が沸いてくるような作品でした。

そしてお次。
「見ていてください。「あっ」と言う間に生けますよ~」
とのことで、目を凝らしてみていると、
「せーの、あっ!」のかーりーの声と共に一瞬にして
バラと葉っぱ(名前不明。観葉植物でよく見るような葉)が
コップに生けられました。
これは「一花一葉」というそうで、これだけでもステキよ~とのお話。
ちょこっとできる手軽さ。是非まねてみたいと思います。

次はダイナミックでした。
花器にざくざく、淡いピンクと淡いパープルに塗られた「素材」が
生けられて(!?)いきます。
かーりーの説明によると、「お盆の迎え火とかで使う木を着色したもの」
とのこと。
かなり長い素材だったので、ちからが大変いったのか
その生ける姿はとても男性的でした(苦笑)
手前にピンクのリリー(百合)をたくさん生けて、できあがり。
ピンクでまとめた作品は、かわいくて力強かったです。

最後にかーりーが大好きだというストレチアを使った作品。
ストレチアは日本名、「極楽鳥花」というそうで、
ほんとに鳥のゴクラクチョウに似ている、オレンジの鮮やかな花です。
それにクリスマスにはお馴染み、真っ赤なポインセチアを挿し、
仕上げに鳥の羽(長~い羽。キジかなぁ)を挿してできあがり。
オレンジ!赤!という最強鮮やか色コンビが織り成す、
とっても明るい色の作品に仕上がってました。

最後の最後、アンコールみたいな形で生けてくださったのは
長めの葉っぱ2枚でハートを作り、真ん中に赤いアンセリウム、という
ほのぼのとしたちょっとあったかい作品でした。

おしゃべりしながら花を生けるのを見る、というのは
なんか作業場にお邪魔したようで、楽しかったです。

まっすぐな花に「流れ」を出すためか
折らない程度に花や葉の枝(くき?)をしならせる
そんな細かい動きとかも見られて、
「花を買ってきて、ただぽんぽん挿すだけじゃないんだなぁ」
と素人の私は妙に感心したのでありました。


そうそう。かーりーのサイン、
しっかりもらってきました!
そして握手も~☆

よくケアをされているのか、
やわらかくてシルクのような(!)お肌でした(^^)
指も細いし~!!!うらやましい!!!

「ありがと~」って言ってくれたあの笑顔はTVで見るそのまま。
感激しまくった私は「ありがとうございます」と返すのみ、でした(汗)

サインを頂いた作品集は、重厚でとても素晴らしい内容でした。
これを見て、私の愛する美輪さんが「美を紡ぎだす手を持つ者」と
称されたそうです。ひゃ~!!!

これはもう、宝物にしようと思います。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (みちよ)
2006-12-23 00:48:02
美をつくりだすって素敵ね
そのものの持つ 美しさやセクシーさをみつける
かーりーの感性を間近でみれたんだ!
作品だけじゃなくて
お話を聞きながらってのもいいね
わたしも その手にさわってみたいわ

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想像しただけで (ちあきどん)
2006-12-25 23:46:11
めちゃめちゃワクワクしました。
私の頭の中と、実際のかーりーの作品がつながってるといいのだけど・・・。

葉っぱの「線」と「面」、ここでメリハリをつけるように先生からいつも言われます。難しいんだよー。

>まっすぐな花に「流れ」を出すためか
 折らない程度に花や葉の枝(くき?)をしならせる

これ「ためる」って言います。
わきをしめてからすると折れないんだよ~(よっぽど力入れない限り)
あまりやりすぎても、風情がないと怒られる・・・。
加減が難しいのです。

読んでて、かなりコーフンぎみ(笑)
あー宮崎に来ることがあれば、是非行ってみたい!!
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コメンツ感謝☆ (じゃすみん)
2006-12-26 09:29:57
◆みちよ

 すごくいい手だったよ~☆
 同性と握手してる気が一瞬した(笑)
 うつくしいものに囲まれることの素晴らしさを
 学んだひとときでした。

◆ちあきどん

 葉っぱの線と面でメリハリ、かぁ。。。
 わぁぁ。
 すごく頭使う作業だぁ!!!

 あのしならせる動作は「ためる」というのね!
 すごく「和」を感じることば!すてき!
 ポイントは
 わきをしめて、やね。ふむふむ。

 華道関係の人がやはり会場に多く来ていて
 ひとつ作品ができるたびに
 「ほぉぉぉ」って
 ため息ついてたよ~
 宮崎にも来てくれるといいよね。
 宮崎に来たらば南国っぽい色合いの作品を
 いっぱい作りそうだなぁ(^^)
 
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