すっかりデジカメ新製品への物欲が減退した(中古デジカメへの物欲は再燃したんですが)私ですが、ウェッブを見てて久しぶりに大いに物欲を刺激される新製品を見ました。
それは RICHO THETA です。
何が凄いって、このデジカメはレンズが凄い。「全周魚眼レンズ」搭載にゃのだ。対角魚眼じゃございません「全周」「全周」ですぜ旦那!全周魚眼グルメの私にはそれだけで垂涎もの。
更にこいつはそのレンズがスティック状ボディの前後についている。一度のシャッターで前後2枚を獲るのだ。ひとつのレンズが180度、つまり一度に360度全ての空間を取り込める。まさしく究極のワイドレンズ。専用ソフトで二枚を合成し完全な360度パノラマ画像も生成できるらしい。
実は360度を獲るカメラは昔から存在していた。一番古いのは何と1920年ころ(だと思った)に米コダックが発売した「コダックサーカットカメラ」。専用三脚にセットしたサーカットカメラのレリーズを切ると何とカメラが一回転するというサーカットというより「サーカス」みたいなカメラだった。
このカメラ回転方式は最後は電動モーター式になった。そしてデジタル時代になるとカメラを上に向けてレンズの上にミラーを取り付けてそのミラーが回転して360度記録する方式のものが出てきた。
また全周魚眼で撮影したデジタルデータを基にパノラマに変換するソフトも出てきた。ちょっと記憶が曖昧なんだが、Coolpix用の全周魚眼コンバーターで撮影した画像はそのソフトを使えるサービスもあったと思う。ただし値段が個人には非現実的なものだった。
このデジカメは全周魚眼と全周パノラマという二つの撮影を同時の楽しめる。ついこの間まで両方行うには労力と資金が必要だったのにそれが「片手」でホイホイできちゃうんだからこれを凄いといわず何というのだろう。
無論私は全周パノラマにはあまり興味はない。あくまで全周魚眼デジカメとして欲しいのだ。