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平和な毎日

ランニング大好き。走るほうは別ブログに書いてるので、ここでは好きなものを中心にあれこれと書いてきます。

久々に欲しくなったデジカメ Richo THETA

2013年11月07日 | デジカメでも

すっかりデジカメ新製品への物欲が減退した(中古デジカメへの物欲は再燃したんですが)私ですが、ウェッブを見てて久しぶりに大いに物欲を刺激される新製品を見ました。

それは RICHO THETA です。

何が凄いって、このデジカメはレンズが凄い。「全周魚眼レンズ」搭載にゃのだ。対角魚眼じゃございません「全周」「全周」ですぜ旦那!全周魚眼グルメの私にはそれだけで垂涎もの。

更にこいつはそのレンズがスティック状ボディの前後についている。一度のシャッターで前後2枚を獲るのだ。ひとつのレンズが180度、つまり一度に360度全ての空間を取り込める。まさしく究極のワイドレンズ。専用ソフトで二枚を合成し完全な360度パノラマ画像も生成できるらしい。

実は360度を獲るカメラは昔から存在していた。一番古いのは何と1920年ころ(だと思った)に米コダックが発売した「コダックサーカットカメラ」。専用三脚にセットしたサーカットカメラのレリーズを切ると何とカメラが一回転するというサーカットというより「サーカス」みたいなカメラだった。

このカメラ回転方式は最後は電動モーター式になった。そしてデジタル時代になるとカメラを上に向けてレンズの上にミラーを取り付けてそのミラーが回転して360度記録する方式のものが出てきた。

また全周魚眼で撮影したデジタルデータを基にパノラマに変換するソフトも出てきた。ちょっと記憶が曖昧なんだが、Coolpix用の全周魚眼コンバーターで撮影した画像はそのソフトを使えるサービスもあったと思う。ただし値段が個人には非現実的なものだった。

このデジカメは全周魚眼と全周パノラマという二つの撮影を同時の楽しめる。ついこの間まで両方行うには労力と資金が必要だったのにそれが「片手」でホイホイできちゃうんだからこれを凄いといわず何というのだろう。

無論私は全周パノラマにはあまり興味はない。あくまで全周魚眼デジカメとして欲しいのだ。

 

 


DSC-V1 脅威のNight Shot

2013年11月02日 | I love SONY

以前、デジカメ温故知新に登場したDSC-V1。久しぶりに部屋のカメラ塚から発掘されたので改めてインプレなんぞを(笑)。

このデジカメ、発売は2003年のようです。今で言うところのハイエンドコンパクトクラスですが、現在のハイエンドと一番違うのは「定価」。何と驚愕の10万円、うーん恐ろしい。

1/1.8インチのCCD、画素数はたったの500万。スマホですら8メガが当たり前な現在、数値だけ見るとどうにも分が悪い。もっともプリントアウトすれば逆転しますけどね。また起動はとーっても遅い。「よっこらしょ」というか、猫の寝起きに近いイメージですわ。

そんな時代を感じさせるブツですが、自分的にはとーってもお気に入りの一台です。というのも自分的には500万画素もあれば全然不満なし、何しろもはやA4プリントなんてしないからね。むしろブログアップ程度なら5メガでも大きすぎる。

そして外観と仕上げ。何たって10年前で定価10万、そりゃチープな外観にはできません。特にレンズ周りの仕上げは素晴らしいです。そして正面からのサイズはローライ35に近いというのも銀塩好きにはたまりません。

んでレンズですが当時の標準である3倍より少し上の4倍ズーム。そんなことよりやはり嬉しいのがレンズ銘、バリオゾナーですぜ旦那。デジカメ時代になって登場したバリオテッサーなんてまがい物とは違うツァイス伝統の名が入ってます。これだけで「ご飯3杯おかわり」。

ハイエンドマシンだけあってゴチャゴチャとボタンが配置されてます。中でもメインダイヤル隣にある謎の切り替えスイッチ。これこそソニーお得意の「飛び道具」である「ナイトショット、ナイトフレーミング切り替え」レバー。

ご存知のようにデジカメはセンサーの前に赤外線カットフィルターが入っています。CCDは1100ナノメートルの近赤外まで感度があるため、可視光以上の光をカットしないと見た目の色と違ってしまいます。

このフィルターを外せる機能がナイトフレーミングとナイトショットだ。暗闇でもAFによりピントは大丈夫になったが真っ暗ではフレーミングが行えない。ナイトフレーミングは暗闇で赤外線を照射することによりモニターで正確なフレーミングを行えるようにするもので撮影時にはフィルターが戻りフラッシュが焚かれる。

そしてナイトショットはフィルターを戻さず赤外線だけで撮影まで行うものだ。言葉で説明するより実写結果を見たほうが手っ取り早いのだ。

これは部屋の明かりを消してオートで撮影したもの。肉眼でもほぼ真っ暗でした。はて?闇夜のカラスでも撮影したんでしょうか?

これは画像編集ソフトで補正したもの。実は今回比較のために補正をかけてみたけど意外に画像情報って入っていたんだ。これはこれで驚きました。まぁ、「なんじゃこれ?」ですけどね。

そしてこれがナイトショットの画像。補正一切なしです。おぉウルトラマンだったか!

そう、テレビのバラエティ番組でよく見る「暗闇でドッキリ」と同じですね。当時F717などにも搭載されてた機能です。

まぁ、正直使わないし、下手に使うと要らぬ嫌疑を掛けられそうでかえって厄介なことになりかねません(笑)。それでもこういったわけの解らない怪しい機能を盛り込む辺りがソニーらしくて好きですね。現行モデルにもあるんでしょうかね、ナイトショット。