昨夜、8時半に舞鶴から戻って来ました。釣れない釣りは疲れます。1日中、250g程度のジグをグイグイ煽っていた(新品の竿が折れるほど)ので、電動ジギングとは言え、結構腕パンパンでした。
帰り着いて間もなく訪問看護師からの電話。10日ほど前、外来で抗がん剤治療を受けた患者さん、昼間、船の上で報告を受けた時は37.4℃と言う事だったので、腫瘍熱かもしれないし、様子を見ましょうと返事をしたのですが、9時過ぎに掛かってきた電話では38度台後半。消化器系のがんで、半年以上前からがん性腹膜炎による消化管閉塞で絶食中。経口摂取することが出来ないので、解熱剤も、座薬を使うか点滴をするしかありません。ご家族はおられるのですが、諸事情合って「座薬を入れる事が出来ない方」なので、看護師か私が行かないと何ともなりません。最初は看護師に行ってもらって、解熱剤の点滴をしてもらおうと思ったのですが、自分で行った方が話が早いと考えました。
キャンピングカーでの帰宅でしたので、医院まで行って、いつもの往診車(ビッツ)に乗り換えて往診。
着いたら先ず、インフルエンザと新型コロナの抗原検査をしました。(勿論、両者ともに陰性でした)
中心静脈からアセリオの点滴を入れながら、抹消ルートを厳重に消毒の上確保して、血液培養及び検査用の採血、そしてセフトリアキソン2g+生理食塩水20mlをゆっくり静脈注射しました。30分ほどかけてアセリオの点滴を終えた頃には、体温は37.6度にまで下がっていました。
それから帰宅して、風呂も入る気にならず泥のように眠りました。
今朝、6時過ぎにけたたましいコールで目が覚めました。呼び出し音、煩い船中でも聞こえる様に最大にしておりました。
こんな朝早く誰やねんと思いながらも、頭の中では候補者の名前が何人も浮かび上がります。しかし、たどたどしい老人の口から出て来た名前は、予想もしていなかったものでした。結局、早朝の往診は治療ではなく、状態の確認と法的手続きというタイプの仕事でした。
休む間もなく定刻が来て、日常の仕事が始まりました。今日は日常診療も忙しくて・・・発熱患者さんも多くて、てんやわんや。
朝の診療が昼に食い込み、いつも楽しみにしている夫婦での昼ごはんも時間が無い時の「餃子の王将」「安い・早い・旨い」は坂根医院開業以来の目標です!ここはいつ来ても後悔しませんねぇ。これも真似したいですねぇ
昼の残り時間で6件・7人の訪問診療。なかなかハードで、医院に戻ってきたのは定刻4時30分の5分前でした。
夕診も賑わって、結局1日で99人の患者さんと相対しました。
今日に限っては、私、鉄人?
こんな方々の仲間に入っても許されませんかねぇ?


独りよがりな呟きでした。
アイアンシェフの鉄人は、ちょっとイメージ違いますね。私の言う鉄人は、鉄人マラソンの鉄人なのかな


私自身は、5㎞すら走れませんが!!
鉄人28号の歌 デュークエイセス 朝日ソノラマ版