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命のカウントダウン2(健康余命615日

以前のブログ「命のカウントダウン」にユーザーとしてアクセス不能。今しばし、こちらに引越します。以前のブログも見てね!

桜並木の片隅で

2025-04-01 10:13:56 | 在宅医療
昨日は、長ーい一日でした。
昨夜、スキーから帰って、疲れ果てて寝たのですが、電話から3mほど離れたところで眠りこけてしまっていて、携帯が鳴ったのに気づきませんでした。

朝6時に目覚めたら、5時半に着信が入っていて、気になっていた患者さんが5時20分に亡くなったというメールも入っていました。

驚いて電話を入れたら、予想していたように、とても穏やかに亡くなられたので、何の問題もありません。ゆっくり来てくださいと訪問看護師。

到着したら、ご家族、訪問看護師、皆さん、笑顔で迎えてくれました。亡くなったご本人までもが、笑顔に見えました。


約一か月前から食欲低下、活動性低下で、最初は点滴もしていたのですが、ここ2週間は、薬も点滴もなしでしで、自然経過に任せていました。4,5日前からは水分も摂れなくなって、そろそろだとは予想しておりました。

何もしない。それが良かったのだと思っています。ご家族、訪問看護師たちがチームとなって なし得た 在宅死だと思いました。

死因は、勿論、老衰です。

状態が悪くなった先月末から、「桜が咲くまで持ってほしい」と、ご家族 何度も言われていました。

お家の前は桜並木、八分咲きかな。

御免なさいと言いながら手折られて枕元に置かれた桜の枝・・・

部屋の暖かさもあって、まさに満開でした。



森山直太朗 - さくら(独唱)


あちこちで工事中

2025-03-28 22:08:08 | 在宅医療
今日、往診に行ったら、細い一本道で 工事中通行止め 
「この先の家なのだけど」と言ったのですが、通れませんの一点張り
では、回り道を教えてよ
と、言ったら、教えてくれたのだけれど・・・・
軽トラくらいしか通れません。その車では無理でしょう

そんな殺生な!!!

それで、仕方なしに最寄りの神社脇に車を寄せて、そこから600mほど歩きました。重たい往診カバン下げて!

工事、一か月ほど続くそうです。患者さん、予断を許さない状況で、昨日退院されてきたばかり。その日は介護タクシーが入れたそうなのですが、今日からは無理。救急搬送が必要になったらどうするのだろう?ストレッチャーであぜ道を運ぶのだろうか?

年度末になると急増する道路工事。本当に必要なものももちろんあるのだろうけれど、予算を残さないためにしている工事も沢山あるとも耳にします。

それで、通行止めにされるの溜まったものではありません。先日の伊勢自動車道路も夜間通行止め。昼間は何もしておらず、必要性があるのかどうか怪しいものだと感じました。予算を使うためだけの道路工事、頼むから止めて!!お願いです!!

ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ


どこで最期の時を迎えたいですか?

2024-10-22 23:21:12 | 在宅医療
誰もがみんな死んじゃうよシリーズ その2です?
(表題の写真は「マルセル・デュシャン」の「されど、死ぬのはいつも他人」の墓碑銘。)


何処で最期の時を迎えたいですかという問いには、7割近い方が自宅でと言われます。でも、最近の日本で自宅で死を迎える方は13%程度で、残りの多くの方は病院などの施設で死を迎えられます。
70年ほど前は全く逆で、8割ほどの方が自宅で亡くなられていました。
 日本ではもともと在宅死が当たり前で、1951年の在宅死率は82.5%だったのです。1961年に国民皆保険制度がスタートし、少ない負担で入院治療が受けられるようになったことや核家族化が進んだことで在宅死は減少し、1977年には病院で死亡した人の割合が45.7%となって、在宅死率(44.0%)を初めて上回りました。 その後、在宅死率は激減し2005年と2006年には12.2%と過去最低を記録しました。2004~15年まで在宅死率は12%台で横ばいでしたが、人工呼吸器、点滴、心電図のセンサーなど、たくさんの管につながれた“スパゲッティ症候群”のまま死を迎える病院死への批判などから在宅死が見直され、2016年以降徐々に増加、この数年は新型コロナの影響もあって在宅死は18%程度まで増えています。

 多くの方が住み慣れた自宅での在宅死を望まれますが、実際にはそうならない。在宅死を妨げる要素は色々あります。その中で一番大きいのはご家族に掛かる負担の様です。ご家族に負担を掛けないで在宅死が遂げられればいいのですが、現在のサポート体制ではそれはなかなか困難です。
 おひとり様での在宅死可能ではあります。しかし、それには相当な覚悟を持っていただかないといけません。おひとり様で過ごされてきた方は、その覚悟を持っておられる方が結構な割合でおられます。そのような方であれば、私たち在宅医療に関わる関係者は、おひとり様の在宅死をサポートしたいと思っています。

 在宅死のメリットは、住み慣れた場所で家族やペット、好きなものに囲まれて、人生の最終段階を自分らしく過ごせることです。穏やかに死を迎えられることも多いのです。病院で痛みがコントロールできずに苦しんでいた人が、生活の場である自宅へ帰っただけで痛みが軽減し、医師の予想より長く生きる例は枚挙にいとまがありません。

 デメリットは、病院のように、すぐ駆け付けられ範囲に看護師や医師などがいるわけではないことです。場合によっては家族に多大な負担がかかることがあります。なお、定期的に医師の訪問診療を受けているか、死亡診断書を書いてくれるかかりつけ医がいる人が在宅死した場合には、「不審死」とはならず、警察を呼ぶ必要はありません。

私は、遠くまで遊びに行く事が多いです。そんな時に病状が悪化する患者さん、時には亡くなってしまう方もおられます。多くの場合、ある程度予想の範囲内であることが多いので、訪問看護師に用意してあった点滴をしてもらうことなどで解決したり、予定していた病院に入院していただいたりします。
 不幸にして亡くなってしまった場合は、可能であれば旅行先から帰ることを試みます。しかし、それが出来ない遠方の場合などは、仲間の医師に死亡確認をお願いします。急変とはいえ、それまでの病態は把握していますから「不審死」で警察の厄介になり死体検案書作成となるのではなく、「病死」で死亡診断書となります。

在宅医療がもっと普遍的になって、在宅で最期まで過ごしたいと希望される方が一人でもその希望をかなえられますように!!



秋川雅史/千の風になって (short ver.)

最上の時間

2024-10-12 00:22:42 | 在宅医療
2024年10月12日18時から21時30分まで、私、最上
の時間を橿原市ロアジにて過ごさせていただきました。
在宅医療関連の仲間9人 毎月、第二水曜日にネットで集う7人+在宅看護師2人のメンバーでした。

本当に自慢の仲間達です。
そして、その仲間たちに皆、お互いに評価されているのが何よりも嬉しいです。

私、ストレートに医者になった人たちとは違って、大学中退、チリ紙交換の落ちこぼれから32歳で医師になったので、エリートコースを歩み続けた医師達とはやはり少し感覚が違うようです。

その違いを「落ちこぼれの時間の浪費」ではなくて、「回り道をした貴重な感覚」と評価してくれるのが、ここのメンバーたちなのです。

ここのメンバーは、患者さんの気持ちに寄り添っていきたいと言われます。私は、患者さんの気持ちに寄り添うなんてどうでもよくて、自分の気持ちがいい方に動きますとと言います。結果は同じなのですよ。不思議ですよね。

私は、今後も、患者さんに寄りそうよりも自分の気持ちに従って生きたいと思っています。それが、結果的に同じ方向を向くことを祈っていますけどね!

患者さんの気持ちに寄り添う心と、自分がしたい方向性が合わなくなった時、どうするのか?多分その時は、私が在宅医療を離れる時なのだと思います。すみませんが好きではなくなった仕事を続けるのは私には無理です。

今のところ、在宅医療と言う仕事、大好きなんですよ!このメンバーと同様にね!!!!!




Charles Chaplin 映画「モダン・タイムス」 スマイル " Smile " from Modern Times

キヤノンのレンズ群も魅力的でございました

2024-08-18 00:35:51 | 在宅医療
Nikonだけを紹介したのではいけないなと思って、キヤノンの交換レンズ群を見てみました。

私、カメラ自体には大した興味ありません。ミラーレスになることによってフランジパックが短くなって、レンズの設計の自由度が増したことに興味が大ありなのです。
フランジパックが短い優位性は、焦点距離が短いレンズほど大きいのです。ですから、私は新たに購入したいレンズは、広角系ばかりです。望遠系には全く興味ないです。
これらのレンズ、凄いですよね。お値段も凄いですが・・・
望遠系にはあまり興味ないのですが、良いレンズは良いので・・・・
まあ、こんな持ち運びにも難渋するようなレンズを購入することはないと思います。でも、ヨンニッパ、魅力的ですねぇ!!
面白い表現が出来そうですが、重いので私は要りませんです。皆さん、頑張って使ってくださいませ!!!!