数か月前から違和感があった右下奥歯、一か月前からは明確な歯痛を認識するようになって、先月盆頃に岡本先生に異常を訴えました。
予約が一杯の中、無理無理に23日の土曜の午後に予約を入れていただきました。


岡本歯科R&Mクリニックの岡本吉正先生とは、30数年前、私が開業するずっと以前から家族ぐるみのお付き合いをさせていただいております。
心より信頼し、尊敬している第2の兄とも呼べる存在です。
その先生に、多分割れているから、次回抜歯やね。と言われ、何の疑問もなく本日再訪しました。

一時間ほど抜歯する歯の周囲を清掃していただき、周囲にこれでもかと思えるほど丁寧な局所麻酔をしていただいてから、抜歯、周囲組織の廓清をしていただきました。
医者の私が言うのも変ですが、局所麻酔って凄いですね。最初に抜歯されかけた時に「痛いですか?」と聞かれ、奥歯を抜かれるのだから、当然これくらいの痛みはあるのだろうなと思ったのですが・・・念のため「ある程度痛いです。」と、言ったら、「そうですか、やはり、炎症を起こしている個所は麻酔効きにくいですね。」と言われ、追加で麻酔を打っていただきました。その後に抜歯していただいたのですが、全く痛くありませんでした。
私も、がんの患者さんに対して麻薬で疼痛コントロールを施すときに「痛みは貴方しか感じないので、貴方が表現していただかないと私達には分からないのです。必ず言葉で表現してくださいね。」と、言うのですが、自分になると表現できないでいました。分かっていても出来ない事ってありますね。しつこいくらい言わないといけないなと改めて思いました。
右下奥歯は、見事なまでに割れていました。


私の右下奥歯、71年間ご苦労様でした。
私としては一本自前の歯は減りましたが、岡本先生のお陰で、当分は自前の歯で今しばらくは飲食していけそうです。有難いことです。
と、書いた後で、あれ、奥歯って生えてくるの遅くなかったっけ と、気づいてしまいました。調べてみたら・・・・「永久歯の第2大臼歯(十二歳臼歯)は、11歳から13歳頃に生えるのが一般的です。」 という訳で、60年弱使用してきたわけですね。
ちなみに、私、歯磨きは週に2回以下、歯磨き粉は全く使用しません。
以前通っていた歯医者さんは、何処も一回10数分程度の処置で、何回も何回も通院させられましたが、岡本吉正先生は一回で出来るだけのことはしていただけるので、通院回数は最小限です。
信頼できる歯医者さんさえいてくれたら、歯磨きなんて週に数回で十分だと思っています。歯磨き粉なんて、貴重な歯をすり減らすグラインダーでしかありませんよ!!
Quien Sera