今日はソーラーパネルの話。
旅に出るとボクのキャンカーを見てか、ソーラーパネルの話がよく出る。
中でも、ソーラーパネルは何Wあればいいかと聞かれることが多い。
これは、人によって、また車の設備によって電気の使用量が違うので簡単に返事が出来ない。
さらに現役時代のように、1泊から2泊の旅だったら自宅に戻ってゆっくり充電すればいいし、キャンプ場等でAC電源を使うのであればソーラーも必要ない。
考え方として、長期の旅でキャンプ場等でAC電源も使用しないとして考える。
我が家の例でいくと、カミさんとペットを連れての旅だったら一晩の電気の使用量は70~100Ah程度。
ジルには、最初から100Ah程度のバッテリーが3個載せられているので、1個あたり23~33Ahの消費になる。
使っただけソーラーで充電出来るのが一番いいが、中々そこまでは行かないのが実情。
これまでの経験で言えば、充電だけ考えれば多いに越したことはない。
しかし、キャンカーの屋根に載せられるパネルも限りがあるし、いくらパネルの価格が下がったといってもシステム全体はやはり高い。
一般的な目安として、100Ahのサブバッテリーに100W程度のソーラーパネルが適当だと考える。
100Wのソーラーパネルでの発電量は、年間を通して考えると、晴れの日もあるし雨の日もあるので平均すると250Wh/日で12V系で18Ahくらい充電出来る。
しかし、終日晴れの場合は、350Wh/日で25Ah程度となるし、気温が下がればさらに効率は良くなる。
サブバッテリーが300Ah、ソーラーも300W有れば60Ah~75Ah程度充電出来そう。
これくらい有れば、走行充電で少し走れば一晩に使用する電力は確保できそうだ。
ちなみにうちの場合は、サブが600Ahで710Wのソーラーが付いている。
ソーラーは以前から710Wだったが、今回冷凍庫も積んだ為にサブバッテリーの能力を増強した。
キャンカー生活で電気を使わなければソーラーパネルもサブバッテリーも必要ないが、電気を全く使わない生活も大変だ。
昔、学生の頃にポンコツの乗用車で旅をするときは、車の中では懐中電灯しか無かった。
それがだんだんと車も大きくなり、今ではキャンピングカーになった。
それとともに、室内の照明も明るくなって、テレビやHDDレコーダー、そして冷蔵庫や電子レンジ、そしてエアコンまでもある。
電化製品が増えた代りに、電気を賄うサブバッテリーも増えて今では100Ah×3個が当たり前になりつつある。
しかし、人によっては100Ahのバッテリーを一つだけで済ませる人もいるし、ボクのように6個も付けている人もいる。
言ってみれば、生活スタイルによって電気の使用量は変わってくる。
電気を沢山使う人はサブバッテリーも沢山付けているし、そうでない人はサブの数も少ない。
だからサブバッテリーの数とソーラーパネルの数は比例する。
この写真は、710Wのソーラーパネルだが、795W出力している。
こんな事は滅多にない。
これは北海道で気温が低くて、サブバッテリーの残容量も少ないのでガンガン入る状態。
電圧 14.4Vで電流は55.3A流れている。
充電時はサブが6個パラになっている。
ソーラーパネルを沢山付けても、ソーラーはサブが受け入れられるだけしか発電しない。
サブバッテリーが古くなるとソーラーが14.4Vで充電しようとしても入らなくなるのは、
サブの劣化の問題でソーラーに問題があるわけではない。
さらには雨の日は、ソーラーはほとんど発電しないのも仕方がないと諦めないといけない。
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