普通の日々

ごく普通の日々の事

能力・功績は考慮するな

2006-09-10 19:44:43 | ニュース関連
酒気帯び規制強化検討 福岡事故受け警察庁、基準値下げ (朝日新聞) - goo ニュース
【福岡市東区で幼児3人が飲酒運転の犠牲になった事故などを受け、警察庁は道路交通法で罰則の対象になっている「酒気帯び運転」の基準値の引き下げが可能か、本格的な検討を始めた。酒類以外で少量のアルコールを含む飲料の運転への影響や、先進諸国の取り締まり実例についての研究結果を今年度中にまとめたうえ、厳罰化で期待される効果などを総合的に勘案して結論を出す考えだ】
 福岡の事故だけなら兎も角、それ以後も飲酒運転事故が続いていますから、警察庁も遂に動き出したみたいですね。ただ、基準値の引き下げも必要かもしれないけど、その前若しくは同時に罰則の強化もして貰わないと。基準値の引き下げが飲酒運転防止に効果があるのか不明だし、『研究結果』という事は暫く時間が掛かる事は確実ですからね。
飲酒運転免職、“減刑”の自治体も…読売調査 (読売新聞)
【「飲酒運転すると、原則免職」という厳しい基準を設けているのは9県市と少数派であることが、読売新聞の全国調査(47都道府県と15政令市対象)で明らかになったが、こうした自治体でも、飲酒運転をしても免職にならなかったり、人事委員会の裁定で停職に変更されたりするケースが相次いでいる】
【横浜市では、03年に「免職」基準を設けたが、職場の上司から勤務態度が良好と判断されるなどした三つのケースについては、いずれも停職にとどめた。また、高知県でもいったん免職が決まったが、その後、県人事委の裁定で停職1年になったケースがある】

 そうなんです、『原則免職』と規定されていても最終的には停職程度の処分になる事があるんですよ。偶然去年の12月にその種の記事をブログで取り上げていた。以下はその時の記事抜粋です。
【大阪府人事委員会は26日、酒気帯び運転で懲戒免職処分を受けた同府岸和田市の市立小学校の男性教諭(31)について「免職は重すぎる」として停職3カ月の処分に修正する裁決をしたと公表した。
 府人事委員会は「懲戒免職は酷。類似の事例と比較して合理性を欠き処分者の裁量権を逸脱した」としている】
【横浜市教育委員会は26日、飲酒運転で罰金刑を受けた市立中学校の男性教諭(49)を懲戒免職処分とした。市教委は懲戒処分に関する基準で、飲酒運転を「原則免職」としている。
 市教委は昨年10月、飲酒運転で摘発された別の教諭について「生徒からの多大な信頼」などを理由に停職3カ月としたため、中田宏市長が「原則に従って運用すべきで処分は甘い」と厳しく批判していた】

 偶然なのか二つのケースは共に処分対象が教員の場合なんですが、こうして処分を軽くなるケースがあるのでは厳罰化の意味がなくなってしまう。特に飲酒運転という重大事故に繋がりかねない行為をしたんだから、処分対象者の能力とか評判なんか考慮する必要はない。その事を処分を下した連中はどう考えているんですかね?
 会社によっても違うでしょうが民間でも似た様な事があるそうです。そりゃ、自治体と違って厳しい競争に晒されている民間は有能な人材を失いたくないでしょう。死傷事故や重大な物損事故なら兎も角、軽い接触(示談済)や摘発なら軽い処分で済ませたくなるのも分かる。でも、軽い処分じゃ何の警告にも繋がらない。飲酒運転をする連中は、今後は『充分注意して』飲酒運転をしようと思うだけですよ。
 官民及び能力・功績を問わずに、飲酒運転をしたら摘発でも職を失うという事を徹底して貰わないと、懲戒処分の厳罰化は飲酒運転防止に余り効果がないでしょう。処分を下す時にはそういう事も考えて貰わないとね。

大阪市バス運転手が酒気帯び運転 自家用車で帰宅中 (朝日新聞) - goo ニュース
【大阪市交通局の市営バスの運転手(52)が8月下旬、勤務後に飲食店で酒を飲んで自家用車で帰宅中に、飲酒検問で見つかり、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検されていたことが9日わかった。市は「お客様の命を預かるプロの運転手という立場も考え、重い処分を検討している」としている】
【運転手は勤続18年。「息子に迎えにきてもらうつもりがなかなか連絡が取れず、安易な気持ちで運転してしまった」と反省しているという。同局の担当者は「公務員の飲酒運転が多発する中、市民に対して恥ずかしく、申し訳なく思っている」と話している】

酒気帯び運転の乗用車、線路に飛び込み電車に衝突 神戸 (朝日新聞) - goo ニュース
【10日午前1時5分ごろ、神戸市須磨区須磨浦通2丁目のJR神戸線下り線路上に乗用車がフェンスを突き破って侵入し、野洲発西明石行き快速電車(8両、乗客約400人)と衝突した。車は数百メートル引きずられて大破し、電車も窓ガラスが割れるなどした。車の運転手は衝突の前に逃げ出し、乗客や電車の運転士にもけがはなかった。兵庫県警須磨署は、車を運転していた同県明石市鳥羽、会社員森田充容疑者(27)の呼気からアルコールが検出されたため、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した】
 今日も飲酒運転の記事が載っていますね。これまでに書きたい事は大体書いてきたので、今後暫くは飲酒運転記事について何か書くのは止めておきますが、どんな事があったのかを記録しておきたいので、記事を載せる事は続ける事にします。


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