最初に読んでから10年以上の歳月が流れましたが、再読してみてこの書籍が2000年当初の発売とは思えない内容に驚きです。
昨日発売されたようなリアリティがあります。大統領、総書記等を現在の人に置き換えればそのまま通じます。
筆者が祖国だけは『馬鹿たちの行進』から抜けだしてくれることを希望してやまない』と言っていますが現在も続いている様に思えます。
注「馬鹿たちの行進」かって韓国で大ヒットした青春小説・映画の題名
朝鮮末期の社会では、あらゆる物に勝手な名目をつくって課税したので、国民はものをひとつ買うのに二重、三重の税金を払わなければならなかった。
と有りますが、これって原発立地自治体が「核燃料税」を創設して徴収し、最終的には総括原価方式により消費者が負担しているのと何かダブりました。
ただ原発設置自治体が原発補助金依存から脱出できるようには応援したいものです。