最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe-Blog)

最前線で活躍するお父さん、お母さんのためのBLOG
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(3)

2010-03-12 08:14:21 | Weblog


●文章力

 このところ文章力が落ちてきたように思う。
あとで自分で読み返してみたようなとき、それがわかる。
「文章力」といっても、「表現力」のことではない。

(「表現力」というのは、その文章のもつ(深み)によって決まる。
より深く考える。
そのより深く考えた部分を、どう表現するか。
切り口が深い文章ほど、またそれがよくわかる文章ほど、よい。
それを決めるのが、「表現力」ということになる。)

一方、文章力というのは、いかに適切な言葉で、的確に表現するか、その力をいう。
読みやすければ読みやすいほど、よい。
その力が落ちてくると、あとで読みなおしてみたようなとき、「こういう言葉を使えば
よかった」とか、「どうしてこんな回りくどい言い方をしたのか」と思うことが多くなる。

それにこのところ、言葉の使い方にも、ミスが多くなった。
「表す」と書くべきところを、「現す」と書くなど。

たとえばここでいう「文章力」というのも、正確には、「文章表記力」ということになる。
しかし「表記力」というのも、おかしい。
正しくは、何というのか?
 
 それに文章全体がもつリズムも大切。
私はそのリズムを大切にしているが、調子が悪いときに書いた文章には、そのリズムが
ない。
これもあとで読み返してみたようなとき、それがわかる。
よい文章というのは、読んでいても、気持ちよい。
書いてあることが、スイスイと頭の中に入っていく。
そうでないときは、一文ごとに、食べものが喉でひっかかるように、頭の中でひっかかる。
読んでも意味がわからないというのは、文章としては、最悪。
誤解されるというのも、よくない。

 で、ためしに何か、書いてみる。
(1)の文章は、未校正、未推敲の文章。
(2)の文章は、(1)の文章を校正、推敲したもの。
たまたま今、テレビで、衆院予算委員会の国会中継をしている。
それを見ながら、感じたことを書いてみる。

(1)国会中継

 ハイビジョン画像になると、議員の髪の毛一本一本まで、はっきりと映る。
たった今、鳩山首相が答弁に立ったが、うっすらと化粧している様子まで、よくわかる。
それに・・・今、気がついたが、鳩山首相の手作が、小刻みに震えている。
血栓性の脳梗塞か何か、あるのかもしれない。
ハイビジョンというのは、そこまでテレビに映し出す。

(2)国会中継

 ハイビジョンテレビでは、議員の髪の毛一本一本まで、はっきりと見える。
たった今も、鳩山首相が答弁に立ったが、うっすらと化粧をしている。
そんな様子まで、わかる。
それに・・・今、気がついたが、鳩山首相の手先が、小刻みに震えている(?)。
小刻みだが、たしかに震えている。
血栓性の脳梗塞か何か、あるのかもしれない。
そういう意味では、ハイビジョンテレビというのは、恐ろしい。
そこまでこまかくテレビに映し出す。
・・・映し出してしまう。

 (1)の文章より、(2)の文章のほうが、私はよいと思うが、それは私の印象。
そこでその印象をたしかなものにするために、しばらく文章を熟成させてみる。
「熟成」というのは、少し時間をおいて、読みなおしてみるということ。
そのとき、コツがある。
その文章を、自分の文章としてではなく、他人の文章として読む。
一歩、退いて読む。
もちろんそのとき、内容的に正しいかどうかも、判断する。

 こうして文章というのは、文章になる。
つまりこうして、よみやすい文章を書く力が、「文章力」ということになる。
その文章力が、落ちてきた。

 あとで読みなおしてみたとき、自分でも、下手な文章だなと思うときがある。
以前は、あまりそういうことはなかったが、このところ、そう思うことが多くなった。
それだけ集中力が落ちてきたのかもしれない。
勘が鈍ってきたのかもしれない。

 言い忘れたが、文章力というのは、しばらく書いてないと、確実に低下する。
大切なことは、毎日書くこと。


Hiroshi Hayashi++++++++Feb.2010+++++++++はやし浩司

●茶番劇

++++++++++++++++++++++

あなたは大会社の常務。
実質上の会社のオーナー。
その会社で、あなたの若い部下が、不祥事を犯した。
あなたの知らないところで、あなたの印鑑を
勝手に持ち出し、私文書を偽造した。
何億というあなたの個人資産を、右から左へと動かした。

そのためあなたに、脱税の疑惑がかけられた。
あなたにとっては、まったく身に覚えのない話。
それどころか、あなたはそれによって、検事に二度まで取り調べられた。

もしそういうとき、あなたなら、どうするだろうか?
あなたなら、あなたの部下をどうするだろうか?

あなたがその常務なら、まっ先にあなたは、その部下をクビにするだろう。
背任罪で訴えるかもしれない。
横領はなかったにしても、あなたが受けた心的被害には、ものすごいものがある。
怒りに狂って、夜も眠られないかもしれない。

が、あなたはその部下をクビにしなかった。
クビにしなかったばかりか、部下のもとには、あなたの、腹心中の腹心の
弁護士を送った。
会社の顧問弁護士である。
で、部下は起訴され、拘置所から出てきた。
その部下に、あなたは、こう言った。

「そっと見守りたい」と。
???
怒るどころか、「そっと見守りたい」と。

こんなバカげた話が、どこにある?
こんな茶番劇が、どこにある?
それが今度の小沢疑獄事件の核心である。

で、その部下は、意気揚々と、拘置所から出てきた。
満面の笑顔を浮かべながら、カメラに向かって、手を振った。
こう言った。
「しばらく役職を離れますが、今までどおり仕事をつづけます」と。

TBSNEWs-iは、つぎのように伝える。

+++++++++++以下、TBSNEWS-iより+++++++++++++

 民主党・小沢幹事長の資金管理団体の政治資金規正法違反事件で起訴された元秘書の石
川知裕衆院議員が、近く離党を表明し、12日にも離党届を提出する見通しとなりました。

 石川議員に近い民主党中堅議員によりますと、石川議員は、「皆さんに迷惑はかけたくな
い」と述べ、離党する考えを伝えました。ただ、国会議員は辞職せず、今後も議員活動を
続けていく意向だということです。

 また、小沢氏に近い民主党中堅議員によりますと、石川議員は近く離党を表明し、12
日にも離党届を党本部に提出するとの見通しを示しました。

 石川議員の処遇をめぐっては「離党しなければ党内はまとまらない」など、離党は避け
られないという見方が大勢で、石川議員もこうした意見をもとに判断したものとみられま
す。

 一方、10日夕方、新党大地の鈴木代表と会談した小沢氏は、「そっと見守りたい」と述
べて、石川議員の判断を尊重する考えを示したということです。
(2010年2月10日)

+++++++++++以上、TBSNEWS-iより+++++++++++++

●「もし・・・」

 それが茶番劇かどうかは、「もし・・・」を、頭につけて考えてみれば、よい。
それでわかる。
それで簡単に見破ることができる。
このばあいは、「もし、本当に、小沢氏が、無実であるとするなら・・・」という前提で考
えてみればよい。

 もし小沢氏が無実であるとするなら、小沢氏の秘書に5000万円という大金を渡した
業者の話は、どうなる?
業者がウソをついているか、それとも、小沢氏の秘書が、ネコババしたことになる。
「5000万円」というのは、明らかになった金額。
実際には、ワイロとして動いた金額は、10億円とも、あるいは、それ以上とも言われて
いる。

 業者は、秘書に、「5000万円を渡した」と言っている。
具体的に渡したときの状況まで、証言している。
もしそうなら、つまり業者が言っていることが本当なら、秘書がそのお金をネコババした
ことになる。
あなたが「会社の常務」なら、そういうときどう判断するだろうか。
業者を疑う前に、あなたの部下を疑うだろう。
部下を問いただすだろう。
そして部下が逮捕されたら、あなた自身が、真相の究明を求めるはず。
警察や検事の取り調べに、積極的に協力するはず。
どうしてそんなとき、会社の顧問弁護士を、毎日のように拘置所へ送るだろうか。

・・・回りくどい言い方はやめよう。
民主党は、全体として、「記載ミス」を主張している。
「たかが記載ミス程度のことで、秘書が逮捕された」と。
しかしこういうのを、「すり替え」という。
わかっているくせに、つまり他人(=私たち一般庶民)をごまかすために、そういう。
が、天下の、あの東京地検特捜部が、たかが記載ミス程度のことで、動くか!
ものごとは、常識で考えろ!

 目的は、贈収賄罪。
しかも金額がちがう。
桁がちがう。

 が、秘書たちのかたい結束を打ち破ることができなかった。
みな、「知らぬ、存ぜぬ」を繰り返した。
5000万円についても、「受け取った覚えはない」と。
ということで、秘書たちは起訴されたが、そのお金を受け取ったであろうだれかは、
罪を問われることはなかった。

 民主党幹部は、鳩山総理大臣も含めて、「これで一件落着」と、無言を貫いている。
民主党内部でも、だれもそれを問題にしない。
声をあげるものも、いない。
残るは、野党となった自民党だが、自民党にしても、へたに騒げば、まさにヤブヘビ。
おかしな共存関係。

 何とも言えない、脱力感。
無力感。
「日本の政治も、こんなものかなあ」という思い。
「こんなことで、いいはずはないのになあ」という思い。
あるいは、「政治って、だれがやっても同じなのかなあ」という思い。
そういう思いが、つぎつぎと現れては、また消える。

 ただ大切なことは、私たち1人ひとりが、もっと声をあげること。
おかしいものは、「おかしい」と、声をあげること。
時間はかかるかもしれないが、それが私たちの意識を変え、政治を変えていく。

(追記)

 小沢一郎幹事長は、こう言った。
「しばらく民主党政権はつづく」と。
私たちの感じている脱力感を見越しての発言とも、考えられる。
「自民党もだめ」「民主党もだめ」「では、どうすればいいのか?」と。

 つまり私たちの感じている脱力感を、逆手に取った。
「どうあがいても、オレたち、民主党しかないだろ」と。

 たしかにそうだが、そうであるからこそ、民主党、なかんずく小沢一郎幹事長は、
もう少し謙虚であるべきではないのか。
権力の座についたことをよいことに、傲慢になった・・・というより、なりすぎて
しまった。

 このまま鳩山政権が小沢一郎幹事長を、事実上の党首として、その存在を許すなら、
私たち浮動票層が、黙っていない。
とりあえずは、民意の力で、小沢一郎を、裁判所に引き出すこと。
その場で、白黒の決着をつけること。
そういう方向で、世論を高めていくしかない。
数日前の世論調査でも、80~90%の国民は、今回の不起訴処分に納得していない。


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