最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe-Blog)

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●携帯電話

2008-12-05 11:44:57 | Weblog
●子どもの携帯電話

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携帯電話の普及には、ものすごいものがある。
高校生の3分の1が、1日、3時間以上も
携帯電話を使っているという。

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大阪府が、府内の小中高の児童生徒計約1万3600人を対象に実施した調査結果に
よれば、つぎのようである。

1日に3時間以上携帯を使う中学生は18・2%、高校生は29・5%。
『メール受信時、3分以内の返信』を心がけている中学1年生は17・1%、
小6でも16・8%。
1日101回以上メールを送信するのは、最も多かった高1女子では、
8・0%に上った』(読売新聞・08・12・5)と。

つまり高校生の3分の1が、1日、3時間以上携帯を使い、高校1年生の女子のうち、
8%が、101回以上、メールを送信しているという。
授業中、机の下で携帯電話を使ってメールを交換している姿など、今では、
どこの学校でも見られる、ごくふつうの光景である。
しかしそれにしても、3時間とは!
そんなに使わなければならないような理由が、あるのだろうか。

ただこんなことは言える。
電話料が安くなったせいもあるが、私のばあいでも、このところ電話というと、
1時間前後話すのが、ふつうになってしまった。
ダラダラといつまでも話す習慣が身についてしまった。
簡潔に、短く、要点だけを話すという習慣そのものが、消えてしまった。

子どものころは、10分も話していると、横から親に、「やめなさい!」と、
よく言われた。
そのため電話をかけるということは、同時に時間との勝負でもあった。
それが今では、1時間。
電話を早く切ったりすると、かえって失礼ではないかと思うこともある。
相手の様子に合わせて、のんびりと話す。

もちろん電話と携帯電話のメールはちがう。
(声)と(文字)のちがいということになる。
が、である。
先日も、2人の高校生が一緒に歩きながら、たがいにメールを打ちあっている姿を
見かけた。
声では言えないことも、メールだと言えるということか?

そこで大阪府のH知事は、「ケータイ禁止令」なるものを発令した。
しかし今どき、携帯電話を禁止しても意味はない。
問題は携帯電話にあるのではなく、どう使うかという点にある。
つまり「ルールの問題」。

多くの学校では、校内への携帯電話の持ち込みを禁止している。
だったらそういうルールを徹底すればよい。
たとえば玄関のところに、携帯電話の保管場所のようなところを設置するなど。
その一方で、ルールを破ったら、即刻携帯電話を取りあげるとか、など。
緊急のばあいは、教師の許可を得て、携帯電話を使うというルールもある。

私は(ルールの徹底)で、この問題は解決できると思う。
「禁止令」まで出すのは、どこか独裁的。
相手が子どもだからといって、こういう傲慢なことはしてはいけない。


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