最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe-Blog)

最前線で活躍するお父さん、お母さんのためのBLOG
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/

●モノ論

2009-02-02 08:26:16 | Weblog

【モノ論】

●大掃除

私が元気になって、今度は、ワイフが交代で、ダウン。
風邪らしい。
朝から、ずっと床で横になったまま、起きてこない。
「どうしたの?」と聞くと、「体がだるい」と。

今年は喪中ということで、だれも、来ない。
どこへも、行かない。
年末に旅行を計画していたが、これは当日の朝、キャンセル。
これは私の二日酔いが理由だった。
この分だと、1月x日の旅行も、あぶない。
そのことをワイフに言うと、「それまでには治るわよ」と。

息子たちは、夜中じゅう起きていて、いつも昼過ぎに食事をとるために
台所へやってくる。
炊事、洗い物は、私の仕事。
ついでに大掃除も。

我が家にも、モノがあふれかえっている。
これから先、少しずつ、(一部屋ずつ)、モノを整理していく。
つまり思い切って、捨てていく。

●モノ

(モノ)の話が出たので、ついでに……。
正月の新聞には、100枚以上ものチラシが入っていた。
そのほとんどが、モノ、モノ、モノ、またモノ……の広告。
言うなれば、部屋中が、家中が、そして日本中がモノで、あふれかえっている。
足の踏み場もないほど、あふれかえっている。

先ほど、物置を少し整理してみたが、懐中電灯だけで、5~6個も出てきた。
もちろん1個あれば、じゅうぶん。
そこで思い切って、残りの4~5個を袋につめた。
こういう(整理)では、容赦なく捨てる。
捨てて、捨てて、捨てまくる。

これは庭木の剪定(せんてい)のときのコツに似ている。
剪定するときも、思い切って、切る。
切って、切って、切りまくる。
遠慮は無用。
放っておいたら、夏までに、庭中が木々の枝で覆いつくされてしまう。

で、そのチラシを見ながら、こう思う。
「こうまで人間に、モノが必要なのか?」と。
答は、もちろんNO!

部屋や家には、(何もない美)というものがある。
そのほうが、すっきりしていて、居心地もよい。
一方、その反対が、ゴミ屋敷ということになる。
ゴミ、ゴミ、ゴミ……ゴミの山。

そこで教訓。

(1)モノは買わない。できるだけ、買わない。
(2)少なくとも2年以上使っていないものは、捨てる。
(3)衣服でも、1着買ったら、別の1着は捨てる。
(4)不便であることを旨とし、不便を感じても、補わない。

実は、私はこのことを、今度実家の整理をしながら、知った。
母は、若いころから、モノへの執着心が強かった。
そういう人だった。

一説によれば、戦時中に貧しい思いをした人ほど、モノ、イコール財産という
考え方をするそうだ。
モノをことさら、大切にする。
しかしひとつまちがえば、そのまま(ため込み屋)になってしまう。
で、母もその1人だった。

実家の箪笥(たんす)という箪笥には、モノがぎっしりと詰まっている。
衣類が中心だが、たとえば風呂敷にしても、数えたわけではないが、数十枚
近くあるのでは……!
今は着ることのない和服も、多い。
祖父母の代からの和服もある。

で、それを整理する私も、たいへん。
呉服屋で買えば、一着、少なくとも10万円以上はするだろう。
が、思い切って、捨てる。
捨てて、捨てて、捨てまくる。
最初は、「もったいない!」と思いが、かなりはげしく抵抗する。
が、それを超えると、今度は、爽快感に変わる。
ポンポンとダンボール箱に、詰める。
が、同時に、モノを集める虚しさを、知る。
母が死んだとき、枕元にあった財産らしい財産といえば、コップと、歯ブラシくらいな
ものだった。
あとは決められた枚数の浴衣と、タオル数枚。

しょせん、財産というのは、そういうもの。
モノというのは、そういうもの。

●大恐慌とは何か?

ところで今、世界中が、大恐慌に苦しんでいる。
株価は暴落し、日本だけでも、約200兆円あまりの金融資産が「消えた」という。
200兆円といえば、国民(成人)1億人で割っても、1人当たり、200万円という
ことになる。
国家税収の約5倍!
4人家族で、800万円。
5人家族で、10000万円。
が、実際には、証券会社などを通して、債権を購入した人も多いから、その数倍以上の
お金が、消えたのではないか。
あまりこういう話はみなしたがらないようだが、知人の中には、退職金のほとんどを
失った人もいる。
追証(証拠追加金)をつぎつぎと取られ、自己破産寸前の人もいる。

が、その中身は何かといえば、結局は、モノ、モノ、モノ……ということになる。
わかりやすく言えば、モノ、モノ、モノ……の世界が、今度、土台から、こけた!
ひっくり返った!
もちろん頂点は、家、自動車、電機製品……。
それが今の大不況ということになる。

もちろんモノといっても、生きていくためには、必要なモノもある。
しかしたいはんは、どうでもよいモノばかり(?)。
たとえばこの書斎の中にも、スキャナーだけでも、4台もある。
DVDレコーダーだけでも、3台もある。
プリンターも、3台。
新製品を追いかけていたら、いつの間にか、そうなってしまった。

だから捨てる。
思い切って捨てる。
今日は、私にとっては、大掃除の日。

……先ほどワイフを見舞ったら、「熱が出てきた」とのこと。
やはり風邪だったようだ。
今度の大恐慌をきっかけに、モノに対する考え方を、少しは改めてみたい。

(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司
モノ ため込む ため込み屋 ためこみ屋 取り込み屋 取りこみ屋)


Hiroshi Hayashi++++++++JAN. 09++++++++++++はやし浩司

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。