最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe-Blog)

最前線で活躍するお父さん、お母さんのためのBLOG
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●興味ある事実

2008-07-14 07:29:44 | Weblog
●興味ある事実

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脳の中で、麻薬反応!
はじめて赤ちゃんを産んだ母親が、
自分の子どもの笑顔を見たとき、
麻薬を服用したときと似たような
反応が起きるという。

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時事通信、2008年7月13日は、つぎのように伝える。

『はじめて赤ちゃんを産んだ母親が、わが子の笑顔を見たときには、麻薬を服用した際と似たような脳の領域が活発に働き、自然に高揚した状態になるとの実験結果を、アメリカ・ベイラー医科大の研究チームが、13日までにアメリカ小児科学会誌の電子版に発表した。母親の子への愛情を脳科学で分析すれば、育児放棄や虐待の背景にあるかもしれない病理の解明に役立つと期待される』と。

これに関して、以前、こんな原稿を書いたのを思い出した。

Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司

●子どものオナニー(自慰)

 受験をひかえた受験生が、毎晩(毎日)、オナニーにふけることは、珍しくない。

 財団法人、「日本性教育協会」の調査(1999年)によれば、

 マスターベーションの経験者  中学生……41・6%
                高校生……86・1%
                大学生……94・2%(以上、男子)

                中学生…… 7・7%
                高校生……19・5%
                大学生……40・1%(以上、女子)

 ということだそうだ。この割合は、近年増加傾向にあるが、とくに若年化が進んでいることが知られている。

 たとえば男子中学生のばあい、マスターベーション経験者は、87年には、30・3%だったのが、99年には、41・6%に増加している。性交経験者も、男子高校生だけをみても、11・5%(87年)から、26・5%(99年)へと、増加している。

 そのオナニー(自慰、マスターベーション、手淫などとも呼ばれている)について、ある母親から、相談があった。「中学3年生になる息子が、受験をひかえ、オナニーばかりしているようだが……」と。

 オナニーをすると、脳内で、麻薬様物質が放出されることがわかっている。現在、数10種類ほど、発見されているが、大きく分けて、エンドロフィン系と、エンケファリン系に大別される。

 わかりやすく言えば、性的刺激を加えると、脳内で、勝手にモルヒネ様の物質がつくられ、それが陶酔感を引き起こすということ。この陶酔感が、ときには、痛みをやわらげたり、精神の緊張感をほぐしたりする。

 問題は、それが麻薬様の物質であること。習慣性があるか、ないかということになる。

 モルヒネには、習慣性があることが知られている。しかしエンドロフィンにしても、エンケファリンにしても、それらは体内でつくられる物質である。そのため習慣性はないと考えられていた。が、動物実験などでは、その習慣性が認められている。つまり、オナニーも繰りかえすと、「中毒」になることもあるということ。

 その相談のあった中学生も、受験というプレッシャーから、緊張感を解放するため、オナニーにふけっているものと思われる。そして相談のメールによれば、中毒化(?)しているということになる。

 オナニーの害については、「ない」というのが、一般的な意見だが、過度にそれにふけることにより、ここでいう中毒性が生まれることは、当然、考えられる。

 男子のばあいは、手淫(しゅいん)ということからもわかるように、好みの女性の裸体を思い浮かべたり、写真やビデオをみながら、手でペニスを刺激して、快感を覚える。

 女子のばあいは、好みの男性に抱きつかれる様子を想像しながら、乳首や、クリトリス、膣を刺激しながら、快感を覚える。

 男子のばあい、中に、肛門のほうから前立腺を刺激して、快感を得る子どももいる。

 さらに病的になると、依存症に似た症状を示すこともある。中学生や、高校生については、知らないが、セックス依存症のおとな(とくに女性に多い)は、珍しくない。「セックスしているときだけ、自分でいられる」と言った女性がいた。

 しかしこうした、エンドロフィンにしても、エンケファリンにしても、オナニーだけによってつくられるものではない。

 スポーツをしたり、音楽を聞いたりすることでも、脳内でつくられることが知られている。善行を行うと、脳の辺縁系にある扁桃体でも、つくられるこも知られている。スポーツをした人や、ボランティア活動をした人が、そのあと、よく「ああ、気持ちよかった」と言うのは、そのためである。つまり、同じ快感を得る方法は、ほかにもあるということ。

 私のばあいも、夜中に、自転車で、30分~1時間走ってきたあとなど、心地よい汗とともに、気分がそう快になる。さらに翌朝、目をさましてみると、体中のこまかい細胞が、それぞれザワザワと、活動しているのを感ずることもある。

 こうした方向に、子どもを指導しながら誘導するという方法もないわけではない。しかし中学生ともなると、親の指導にも、限界がある。私の意見としては、子どもに任すしかないのではないかということ。

 こと、「性」にまつわる問題だけは、この時期になると、もう、どうしようもない。子ども自身がもつ自己管理能力を信ずるしかない。現在の私やあなたがそうであるように、子どももまた、この問題だけは、だれかに干渉されることを好まないだろう。
(はやし浩司 マスターベーション 自慰 オナニー 子どもの自慰 子供の自慰)

Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司

もう一作、添付します。

Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司

●やる気

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このところ、忙しい。
そのせいか、疲労気味。
こうしてパソコの前に座っても、
ものを書く気があまり起きない。

気力の減退。
それについて、記録する。

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 東洋医学(漢方)では、体力と気力は、同一源のものとして考える。天の気(呼吸)と、地の気(飲食物)が、合体して、人精となる。

 この人精(じんせい)が、エネルギーの根源というわけである。「精」は、「精力の精」「精神の精」と考えると、わかりやすい。少し前まで、何かのことでがんばっている人を見かけると、「精が出ますねえ」と、声をかけたりした。(最近は、この言い方を、あまり耳にしないが……。)

 だから体力や気力が落ちてきたときは、第一義的には、おいしいものを食べて、適度な運動を繰りかえすのがよいということになる。

 が、やる気は、それだけで起きてくるというものではない。伊藤氏の「思考システム」によれば、思考は大脳新皮質部の「新・新皮質」というところでなされるが、それには、帯状回(動機づけ)、海馬(記憶)、扁桃体(価値判断)なども総合的に作用するという(伊藤正男)。

 さらに最近の研究によれば、脳内のカテコールアミンと呼ばれるホルモンが、やる気に大きく関係していることもわかった(澤口俊之「したたかな脳」)。その中のノルアドレナリンは、集中力、ドーパミンは、思考力に関係しているという(同書)。

 つまりこうした作用が総合的に機能して、やる気が決まるということらしい。

 で、私の今の状態は、どうか?

 何を考えても、「どうでもいいや」という思いが、先に立ってしまう。めんどうというより、むなしさが先に立ってしまう。ラマンチャの男(ドンキホーテ)が、風車を相手に、ひとりで戦っているようなもの。所詮(しょせん)、相手は、風車!

 実際、「あなたの書いていることは、学問的には一片の価値もない」と言ってきた、大学の教授がいた。(この話は、本当だぞ!)。「田舎のおばちゃんたちを相手に、講演をして、どういう意味があるのか」とも。(この話も、本当だぞ!)

 そのときは、怒り、心頭に達したが、今になって思うと、「そのとおりだな」と納得する。私のしていることは、どうせ、その程度。

 そういう思いが、私から、どんどんとやる気を奪っていく。

 だから、やる気がないのではなく、書く気がわいてこないということになる。そのほかの面では、やる気はある。気力はある。

 今朝も、犬のハナの体を、シャップーで洗ってやった。午後に客人がくるので、居間の掃除もした。腕につけるブレスレットの修理をした。言うなれば、書くのを、後まわしにしただけ。しかしこうしてパソコンに向かって座っていると、「ああ、これが私の時間だ」という思いは、強くもつ。それにおかしなことだが、こうしてサクサクと動くパソコンを相手にしていると、気持ちよい。

 ……ということで、昼まで、まだ3時間弱もある。今日から、マガジンの6月号の原稿を書くことにした。
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Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司

最近の大脳生理学の進歩には、めざましいものがある。
ポジトロンCT(陽電子放射断層撮影)とか、ファンクショナルMRI(機能的磁気共鳴映像)いう、脳の活性度を映像化する装置を使うと、脳の働きが、リアルタイムで観察できるという。

今回の、アメリカ・ベイラー医科大の研究チームによる発見も、そうした機器を用いてわかったものだろう。

それにしても、すごいことがわかるようになってきたものだ。
わかりやすく言えば、「心」の状態が、科学的かつ計数的に把握できるようになった。

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