最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe-Blog)

最前線で活躍するお父さん、お母さんのためのBLOG
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●08年12月(2)

2008-12-03 09:54:04 | Weblog


●映画『ハッピー・フライト』

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息子のBLOGに、こんな記事が
載っていた。
映画『ハッピー・フライト』は、おもしろい、と。
息子推薦とあれば、見ない手はない。
邦画を見るのは久しぶり。
……見ることにした。

まず、息子のBLOGより。

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【息子のBLOGより】

 『先日、ブラザー3の先輩がチェックアウトされたということで、その祝賀会があり、東京に帰って来て初めてのブラザー活動に参加してきた。ナパで伝説化していた有名な先輩方にお会いすることができて、本当に良かった。

『ハッピー・フライト』というANA全面協力の映画の話になって、一人の先輩がすでにご覧になっていたのだけれども、この映画が悔しいことに、めちゃめちゃおもしろいらしいのだ。プロが観ても、細かいところまで再現されていて、かなり楽しめるとのこと。

またしてもライバル会社にしてやられた感じだが、パイロットやパイロットを取り巻く環境のことを、より多くの人に知っていただけるのは、嬉しいことだ。僕も今度、観に行こう。

 ちなみに、昨日ブリッジ訓練がスタートした。やっと。来週からいよいよ777のシミュレーターによる訓練が始まる』(08・11・28)と。

で、午後7時20分からその映画を見に行こうとしたが、
ワイフが、「今夜はやめにしよう」と。
明日は、いろいろある。

……ということで、書斎にこもって、小さな本を1冊分、HPに収録した。
かかった時間は、2時間。
スキャナーでページごとスキャンしたあと、Frickrにアップロード。
それからHTMLタグを引いて、ホームページに張りつける。
結構、手間がかかる。

映画を見ても、2時間。
「同じ2時間かあ」と思って居間へおりていくと、ワイフは、
衣服にアイロンをかけていた。

何でもない夜。
静かな夜。
私は蜂蜜をお湯に溶かす。
それに粉末のゆず湯を少し混ぜる。
最近は、これが好物。
それを飲みながら、夕刊に目を通す。

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(追記)

映画『ハッピー・フライト』を、今夜(12月x日)、見てきた。
星は、2つの★★。
ただし私は、緊張した。
手に汗を握った。
映画の中のコーパイ(副機長)に、息子を重ね合わせてしまった。

以前から部分的な話は、息子から聞いていた。
それがあの映画で、総合された感じ。
たとえば息子はこう言った。
「雨の日などは、タイヤがスリップしないよう、わざと機体を
滑走路にたたきつけて着陸する」と。
映画の中でも、同じようなシーンが出てきた。

雲の裂け目をねらって着陸態勢に入るという話も聞いた。
横風に対しては、機体をななめにして着陸するという話も聞いた。

映画全体としては、演技がややオーバー。
少し茶化しすぎ。
私の息子もそうだが、息子の友人たちしても、俳優のような
チャカチャカしたパイロットは、いない。
みんな静かに落ち着いている。
どっしりとしている。
またそういう性格でないと、少なくとも、ライン・パイロットにはなれない。
あの俳優のようなパイロットだったら、即座に退学になっているはず。

(たとえばコーパイが、帽子をかぶるのをいやがるシーンがあった。
機長はそれを叱っていたが、ああいうことは、ありえない。
きびしい、本当にきびしい訓練を受けているから、航空大学の学生にしても、
帽子に命をかけている。それをかぶることに誇りを感じている。)

映画を見終わったあと、「息子も危険な職業を選んだものだ」と、
少し、こわくなった。
心配になった。
その息子は、今週から、B-777のシミュレーション訓練に入った。
それが終わると、来年からは実機での訓練に入る。
映画の中でも、機長になるためには、10年以上かかるというような
セリフが出てきた。
息子は2009年1月で、5年目に入る。


●怨念の印パ紛争

インドのモンバイで起きた、ホテル襲撃事件では、日本人が1人、犠牲になった。
テロリストたちは、どうやらパキスタンからやってきたらしい。
これでまた、インドとパキスタンの関係はさらに悪化しそう。

カシミール問題を一言で言えば、「水源地問題」。
水がからんでいるだけに、ともに譲らない。
昔、パキスタン人のアーマド君が、そう教えてくれた。

急成長のつづくインド。
政治的混乱がつづくパキスタン。
パキスタンの過激派たちが、インドを混乱させ、それでもって、
インドの成長にブレーキをかけようしているなら、
これはとんでもない、お門(かど)違い。
そんなことをすれば、喜ぶのは中国だけ。


●大井川の上流は、かつては深海の底だった?

かつて大井川の上流は、かつて深海の底だったという(中日新聞)。
数千万年も前の話だが、「ヘエ~~」と驚くこと、しばし。

ということは、数千万年後には、日本列島は太平洋の日本海溝の
底に沈むことだって考えられる。
その話をすると、ワイフが「あら、たいへん!」と。

しかしそれは数千万年後の話。
それまで人類が生きていることなど、ありえない。
人類の歴史は、たかだか20~40万年。

気が遠くなるような話だが、たまには数千年前に思いをはせることも
楽しい。
「ほら、浜松の周辺にも、石灰岩でできた山があるだろ。つまり海の
貝や珊瑚などが蓄積されて、そういう山になった。
このあたりも、海の底だったかもしれない」と。

そう言い終わったあと、「本当にそうかな?」と思った。
石灰岩=海の底と、考えてよいのか。
あとでもう一度、調べてみることにする。

(付記)
ウィキペディア辞典によれば、石灰岩について、こうある。
「フズリナ(紡錘虫)、ウミユリ、サンゴ、貝類、石灰藻などの生物の殻(主成分は炭酸カルシウム)が堆積して出来たもの」と。


●1月

この原稿から、09年1月号の原稿になる。
昨日、12月29日号の発行予約を入れた。
1月は、1月5日から。
実際には、1月2日(金)から、発行するつもり。

2009年は、どんな年になるのだろう。
自分なりに予想してみたい。

まず地球の問題。
温暖化による異常気象が、今年(08年)よりも
ひどくなるだろう。
新型インフルエンザが流行するかもしれない。
景気は、4月ごろから回復するというが、どうかな?
もう一度、ドサンと悪くなったあと、よくなるとしても、
7~8月以降ではないか。

オバマ大統領が誕生したあと、米朝関係は多少
よくなるだろうが、そのあと、急速に悪化。
金xxの健康も、そのあたりまで。

日本では民主党政権が誕生するだろう。
が、それですべてめでたしというわけではない。
難問、山積。
現在の自民党政権を受け継ぐのも、楽ではない。

我が家は、どうか?

現状維持ができれば、ありがたい。
しかし不況の風は、すぐそこまできている。
こういうときは、じっとがまん。
嵐が過ぎ去るのを、静かに待つ。
ジタバタすれば、かえって自ら墓穴を掘る。

息子たちの健康を祈る。
だれに対して祈るというわけではないが、祈る。

私たち夫婦は、どうか?
あまり自信はないが、健康第一。
肉体の健康+精神の健康+脳みその健康。
ここはたがいに励ましあって、生きていくしかない。

私はどうか?

ウ~~~ン?

私は前向きに生きていく。
うしろ向きな人生は、どうも私流ではない。
たとえば私の年代でも、墓地を用意したり、
家計図を作ったり、過去の友人を訪れあったりしている人たちがいる。
それぞれの人は、それぞれの思いがあってそうする。
もちろん、人、それぞれ。
私の生き方が正しいわけではない。
そういう人たちの生き方が、まちがっているわけでもない。
大切なことは、それぞれがそれぞれの生き方を、尊重すること。

その上で、私は私の生き方をする。
貫く。
私は墓地など、買わない。
家系図など作らない。
ただいつか、友人の消息をさがして回るようなことは、するかもしれない。
しかし今、ではない。
70歳とか80歳になったときに、それをする。

たとえば今、やりたいことが山のようにある。
今の私なら、オーストラリアやニュージーランドへ移住しようと
思えば、それも可能。
そういうことを、一度、真剣に考えてみたい。
ワイフはすでに、その気になっているが……。

とにかく生きている以上、生きていくしかない。
2009年になった以上、2009年を迎えるしかない。
08年の10月に、満61歳になった。
おまけの1年を、無事、過ごすことができた、
で、今は、おまけの2年目。

1日、1日を、感謝しながら、生きていく。


●9000万円を失った人

私の知人(友人ではない)に、今度のサブプライム・ローンショックにつづく
株価の暴落で、9000万円近くを失った人がいる。
「1億円が1000万円になってしまった」と。

少しおおげさな話に感じたので、確かめると、たしかにそうだった。
が、理由がよくわからない。
株式投資だけでは、そこまで損はしないはず。
信用取引にしても、いろいろなセイフティがかかっているはず。
が、話を聞くと、本当に株式投資で、損をしたらしい。

その知人は、どこかの○○セキュリィティ会社に、ほとんど全財産を
つぎこんでしまった。
俗にいう、「一本釣り」という手法である。
株価が下がれば、買う……下がれば、また買う……。
オーソドックスな株の買い方をつづけた。
それをズルズルと、1年近くもつづけた。
そしてその結果、株価が1年の間に10分の1になり、
1億円の財産が、1000万円になってしまった。

「ぼくは、セキュリィティ会社というのは、証券会社のことだとばかり
思っていた」と。

つまりセキュリィティ(警備保障)会社を証券会社とまちがえた(?)。
株の世界では、よくある話である。
しかしだからといって、それが理由ではない。
証券会社の株価だって、このところ、軒並み、値をさげている。

実は私も損をしたが、はじめから、上限を定めていた。
だから、その範囲での被害ですんだ。
一方、資産をこまかく分散していた。
債権投資で損をした分は、金価格の上昇で、補った。
が、この話をしたのが、いけなかった。

「ぼくは金の値段があがったから、プラスマイナス、ゼロになった」と話すと、
とたん、その知人は、情緒が不安定になった。

まずかった!
思慮が足りなかった!

「このヤロー」と、つかみかかってきそうな雰囲気になった。
別に、「ぼくは利口で、あなたはバカだ」と言ったつもりはなかった。
が、相手には、そう聞こえたらしい。

この世界には、金権教の信者が、たくさんいる。
そこにも、ここにも、たくさん、いる。
そういう人たちは、いつも「お金がすべて」という生き方をしている。
そういう人に向かって、私が言ったようなことを言うと、ここに
書いたようなことになる。

じゅうぶん、注意したほうがよい。

(注)
インターネットで調べてみたら、本当に、「○○セキュリティ」という
名前の会社が存在しているのがわかった。

株価もこの2~3年で、たしかに8分の1から6分の1程度にまで
さがっている。
しかしこの会社と、知人の損失とは、関係ない。
少なくとも、私は確認していない。
誤解のないように!


● 緑風荘(岐阜県美濃市、緑風荘)

岐阜県美濃市の長良川沿いに、緑風荘(りょくふうそう)という名前の旅館がある。
美濃市では、イチ押しの旅館である。
美濃市というより、この長良川一帯で、と言ったほうがよいかもしれない。
料金も安い。
ビジネス料理で、1泊8500円~から(08年末)。
窓から、長良川の上流が、一望できる。

私は郷里の美濃市へ行くたびに、この旅館に泊まる。
泊まるたびに、言いようのない喜びを感ずる。
それには、こんな理由がある。

私は子どものころ、その長良川で泳いで育った。
まだ貧しい時代で、旅館に泊まるなどということは、夢のまた夢。
そんな時代に、いつもこのあたりを泳ぎながら、緑風荘を見あげていた。
「いつかは泊まってみたい」と、心のどこかで思っていた。
そのことはよく覚えていないが、今、こうして喜びを感ずるところからして、
そう思っていたことには、まちがいはない。

……実は今、その緑風荘に泊まっている。
今日は、兄と母の法事で、この美濃市にやってきた。
そしていつものように、この緑風荘に泊まった。
繰り返すが、よい旅館である。
料理はおいしいし、サービスもよい。
ここへ来ると、実家へ帰ったかのような安堵感を覚える。

で、ワイフは、すでにイビキをかいて、横で眠っている。
私は暗い電灯のもとで、こうしてパソコンを叩いている。
この雰囲気がよい。
この雰囲気が好き。
この旅館の常連客になって、もう30年近くになる。

岐阜県美濃市、緑風荘。

夏場は、すぐ下の長良川で、終日、泳ぐことができる。
少し料金を追加すると、鮎料理なども食べさせてくれる。
予約は早めに。
(はやし浩司 Hiroshi Hayashi 林浩司 教育 子育て 育児 評論 評論家
岐阜県 美濃市 緑風荘 長良川 和紙の町 和紙 はやし浩司)


●置き物

実家には、いくつかの置き物が残っていた。
床の間に飾ってあったのもある。
箱の中に入っていたものもある。
その置き物を見ながら、こんなことを考えた。

ここに20万円があったとする。
自由に使えるお金である。
そのお金で、つぎのうちのどちらかを買えと
言われたら、あなたはどちらを買うだろうか。

(1) 20万円の置き物
(2) 20万円の液晶テレビ

置き物なら、家に飾っておくことができる。
いつかまたその値段で、だれかに売ることもできる。

一方液晶テレビなら、買ったその日から、楽しむことができる。
が、価値はどんどんとさがる。
4~5年も使えば、ほとんど無価値になる。
故障すれば、なおさらである。

お金に余裕があるなら話は別だが、私自身は、置き物には
ほとんどといってよいほど、興味がない。
買うとしても、その中でも最高の1つ買って、それですます。

だから実家に残っていた置き物をながめながら、祖父や母は、
いったい、どういう気持でそういうものを買ったか、理解に
苦しんだ。
(祖母と父は、置き物には、ほとんど興味を示さなかった。)
財産のつもりだったのか?
それとも、家を飾るためだったのか?

もし飾るなら、最高によいものだけをひとつ買い、それで
すませばよい。
値段にして、3000円~1、2万円のものを、いくつも
集めたところで、あまり意味はない。
よくても悪くても、ガラクタになるだけ。

それに(遺産?)として受け取る側も、実際のところ、困る。
趣味のちがいもある。
たとえばその中の1つに、鉄製の観音像があった。
背丈は40センチほど。
飾るといっても、飾る場所、そのものがない。

そんなわけで「財産」ということで置き物を買うなら、それなりに
売りやすいものを買ったほうがよい。
そうでないなら、……率直に言って、買わないほうがよい。

お金というのは、有効に使う。
「有効」というのは、自分の心の財産となるように使うという意味。
悪い例としては、自宅の玄関先に、キジの剥製(はくせい)や、
鎧兜(よろいかぶと)を飾っている人がいる。
それらがゴチャゴチャと並んでいたりすると、何かいやらしさすら
覚えてしまう。
「オレは金持ちだ」と言わんばかり。
よく「成金趣味」と酷評する人がいるが、私もそう思う。
それなりの文化性をもった人がそうするなら、まだよい。
そうでない人がそうするから、おかしい。
だから「成金趣味」となる。


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