●外向タイプ、内向タイプ
人間の性格を、大きく、外向型と内向型の二つに分けたのは、あのユングである。
外向型の人は、自分の心的エネルギーっを、外に向ってぶつけていく。一方、内向型の人は、自分の心的エネルギーを、内にためこんでいく。
外向型の人は、社交的で、行動的。陽気で明るく、社交範囲も広い。
内向型の人は、無口で、実行力がない。社交範囲は狭く、ひとりの世界にこもりがち、と。
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【子どもの人格完成度テスト】(EQ論の応用)
★子どもの性格といっても、さまざまですね。「うちの子は、どんな性格なのかしら?」「うちの子をどう考えたらいいのかしら?」と思ったら、このテストを受けてみてください。
(採点方法)
それぞれの項目について、0点~4点までの、5段階になっています。
0点……まったく、そうでないとき。(反対の様子であるとき。)
4点……まったく、そのとおりであ . . . 本文を読む
●買い物依存症
S県のAHさんより、買い物依存症についての相談があった。
相談のメールの転載の許可はいただけなかったので、ここで、テーマとして、「買い物依存症」について、考えてみたい。
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● 買い物依存症
物欲は、本能か? それとも学習によるものか?
いろいろ議論はあるようだが、買い物依存症の人を見ていると、本能とも思える。本能といっても、ゆが . . . 本文を読む
●ファザコン
マザコンばかりが、話題になる。しかし世の中には、ファザコンというのもある。父親の強い影響下におかれ、自立できない子どもをいう。ふつうは、父と娘の関係で、娘がファザコンになることが多い。
「子どものころから、結婚するなら、父親のようなタイプの人」と言っていた女性が、昔、いた。
で、C県に住んでいる、J氏という男性から、こんなメールが届いた。
「妻は、いつも、私に、すばら . . . 本文を読む
【不登校の相談】
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広島県H市に住んでいる、MEさん(母親)から、二男の不登校に
ついて、相談がありました。MEさんから、掲載許可をいただきまし
たので、紹介します。
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【MEさんから、はやし浩司へ】
今年の7月10日から二男(小6)のGDが不登校になりました。夏休み明 . . . 本文を読む
● 仮面
(教師のもつ多面性)
教師には、聖職意識というものがある。程度の差はあるが、みなある。使命感とも言うべきか。教師としての、使命感である。
しかし意識だけでは、聖人には、なれない。そこで、教師は、「先生」「先生」と言われるうちに、自ら、仮面をかぶるようになる。まじめな教師ほど、そうだ。親や子どもの期待に答えようとする。だから仮面をかぶる。意識的にかぶることもあるが、たいていは、無意 . . . 本文を読む
●被害妄想
ありもしない恐怖や脅威を、ことさら心の中で肥大化させ、被害者意識をもつ。それを被害妄想という。
その被害妄想にも、いろいろある。
よく知られた例に、追跡妄想や被毒妄想がある。追跡妄想というのは、いつもだれかに追跡されているのではないかという、妄想観念をいう。被毒妄想というのは、だれかに毒をもられているのではないかという、妄想観念をいう。
しかし、こういう被害妄想もある . . . 本文を読む
●子どもを楽しませる
子どもを伸ばすコツは、楽しませる、こと。笑わせる、こと。心を開放させる、こと。すべては、そこから始まり、そこで終わる。
理由など、改めて、ここに書くまでもない。
昨日(12・2)は、年中児から中学2年生まで、教えた。どのクラスも、みな、子どもたちは、1時間、笑いっぱなし。ウソではない。参観の親たちが、いつもいるので、ウソは書けない。私は、親たちにいつも、こう言って . . . 本文を読む
●揺さぶられっ子症候群
母子健康手帳の中に、「未発達な脳に出血を生じさせ、脳に障害を起こす場合があるので、新生児や6ヶ月以下の赤ちゃんを、強く揺さぶるのを避けましょう」という記述がある。
02年度の改正版から書き加えられた。
いわゆる、「揺さぶられっ子症候群」の予防のためである。このところ、親に強く揺さぶられることが原因で、脳内出血を起こす子どもがふえている。当然、部位にもよるが、その . . . 本文を読む
●子どもの忍耐力
子どもの忍耐力は、どうやって養うか? よく話題になる。
が、この日本では、忍耐力というと、(いやなことをさせながら養うもの)という考え方が根強く残っている。過酷な仕事をさせたり、無理なことをさせたりするなど。
学校での部活動なども、その一つ。毎晩真っ暗になるまで、猛練習を重ねる、など。しかしこの方法は、子ども自身がそれを望めばよいが、そうでなければ、収容所の強制労働 . . . 本文を読む
●テレビを消そう!
「テレビを見せておけば、静かにしていてくれる」と。
それはわかるが、しかし、乳幼児に見せるテレビやビデオは、ほどほどに!
今年(04年)、日本小児科学会、「こどもの生活環境改善委員会」は、テレビ視聴が、乳幼児に与える影響について、調査した。
その結果、「長時間の視聴は、1歳半における意味のある言葉の出現の遅れと関係がある。とくに、日常やテレビ視聴時に、親子の会 . . . 本文を読む
障害
何を考えても、心配。不安。イライラする。落ちつかない。とくに子どもが受験期にさしかかると、多くの親は、そうなる。そして思わず子どもに向って、「勉強しなさい!」と叫んでしまう。
ところで「不安障害」という言葉が、最近、よく耳にするようになった。不安症状(不安でならない)と、回避行動(人との接触などを避ける)の二つを特徴とした症状を、総称して、そういう。
この不安障害には、不安神経症 . . . 本文を読む
【子どもを伸ばす、会話術】
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しつけ
●「~~してはいけない」という禁止命令は、少なくする。できれば、しない。そういうシチュエーションで、いかにジョークを混ぜるかは、親の、親としての技量の見せどころ。(日本人の子育ては、まだ世界的にみても、発展途上国。蓄積された「子育て観」が、まだ少ない……。)
たとえば指しゃぶりをし . . . 本文を読む
●子どものひとり言
「5歳の子ども(女児)のひとり言が多いです。意味のないひとり言です。どうしたらいいですか」(滋賀県・Rさん)という相談をもらった。
子ども(乳幼児)が発する言葉は、大きく、つぎの2つに分けて考える。
(1) 自分の思考をまとめるために使う言葉。これを内言(ないげん)という。
(2) 他人に、自分の考えや意思を表示するための言葉。これを外言(がいげん)という。
たと . . . 本文を読む
●不適応障害
「私は私」と、自分に自信をもって、生活している人は、いったい、どれだけいるだろうか。実際には、少ないのでは……。
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「私は、こうでなければならない」「こうであるべきだ」という輪郭(りんかく)を、「自己概念」という。
しかし、現実には、そうはいかない。いかないことが多い。現実の自分は、自分が描く理想像とは、ほど遠い。そういうことはよくある . . . 本文を読む