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検疫を甘くかんがえてはいけない。可哀そうだが隔離、観察が必要。 新型肺炎 武漢へのチャーター機29日午前帰国へ

2020年01月28日 | 最近のニュースから

武漢から救出の目途がついたことは大変に喜ばしいことで、現地に閉じ込められている邦人、そしてそのご家族、関係者、全ての方が少し安堵されたことでしょう。

一刻も早く、日本の我が家へ戻りたい...

と考えるのが人情だし、私も同じ立場にあれば、そう考えるでしょう。

 

だが、感染拡大防止の見地からは

検疫と言って

(武漢滞在中の邦人200人が)日本に戻ってきても、すぐに解散してはならず、一定期間(今回は2週間くらい)、医療機関やホテルに隔離して

問題ない(発症しない)ことを確認してから、家路につかせることが望ましい、というよりも絶対必要なことです。

 

私が航空自衛隊にいた頃、航空医官(flight surgeon)として米国に行きました。

日本にいたときは、航空医官は文字通り航空業務に関する健康管理をする仕事と教えられていましたが

米国では、航空健康管理業務は航空医官の仕事の一つで、一度有事(派遣)になったら、戦闘現場(といっても、兵隊ではないので最前線ではないが)

において、感染症コントロール、衛生業務(例えばトイレ、残飯...)をやらなければならないと学びました。

 

細菌戦や化学兵器戦もあれば、原因不明の食中毒、本国では珍しい感染症もあるわけですから...

日本の感染症専門医といっても、私の知る限りでは、治療面に重点が置かれ、検疫などの指導はどこまでできるのであろうか?

 

そういう観点から考えると

チャーター機が首都東京に近い羽田空港に直接飛んでくることは非常識と言わざるを得ません。

 

こういう問題は「可哀そう」とか「情」で考えてはいけません。

もちろん、落としどころとか妥協も絶対にダメです。

渡航歴がない、武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手が新型コロナウイルスに感染したことを重く捉えるべきです。

 

日本政府及び担当者はどこまで冷徹に対処できるのでしょうか?

お金と安全のどちらが大事?    高級ブランド購入、9割以上が中国人なのに…嘆く百貨店

 

新型肺炎 国内で新たに2人感染確認 奈良在住男性は武漢渡航歴なし、人から人への感染

 

新型肺炎 武漢へのチャーター機28日夜出発 200人が29日午前帰国へ

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200128k0000m010106000c


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