あるマーケティングプロデューサー日記

ビジネスを通じて出会った人々、新しい世界、成功事例などを日々綴っていきたいと思います。

ACミラン優勝の向こう側

2007-12-16 14:46:11 | サッカーネタ
世界クラブ杯で、ACミランが見事優勝しました。

決勝の対戦相手ボカジュニアとACミランの戦いは、さながらアルゼンチンとブラジルの代理戦争の様相を呈していましたが、さすが世界最高峰の戦いだけあってその戦術、個人技のレベルの高さは見応えありました。

常々思うことですが、最高のクオリティを目指すためには最高のものを見ることが重要だと思います。

最高レベルのスポーツ、最高レベルの料理、最高レベルの映画、最高レベルのファッション、最高レベルの経営、最高レベルの政治…。

理屈抜きでそこで感じるもの、体験するものが自己の判断のベースになっていきます。

Jリーグが発足した当時のサッカーファンの判断基準と、BSやスカパーで世界のサッカーシーンが簡単に見れるようになった今とでは、全く違うと思います。

端的に言えば、日本開催のワールドカップで全国民が見た外国人選手のあの華麗なミドルシュートの弾速が、我々のサッカー観を一変させたわけです。「これが世界なんだ」と。

ミランの華麗なパスワークの向こう側に、どんな選手育成プログラムが、どんなスカウト戦術が、どんなマネジメントが、どんな体調管理があるのか。

先日訪れたイタリアンのオーナーが、こう語っていました。

「ミラン専属のコックが私の知り合いなんですが、今回のミランはかなり本気でした。一週間前に日本入りして、万全の準備をしていたそうです。」

表面には見えない勝利の向こう側。クラブオーナーを筆頭に、その重要さを知っている集団が桧舞台で結果を残し、名門と呼ばれ、また優秀な選手を獲得し、更に強くなっていく。

しかも、サッカーは放映権料、選手の移籍料等巨大なお金が動くビックビジネス。そのメカニズムに、今非常に興味があります。

最新の画像もっと見る