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★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

名曲には熟成期間が

2015年10月27日 20時25分08秒 | 徒然(つれづれ)

 その昔、『ふぞろいの林檎たち』という山田太一脚本の連続ドラマがあった。
 中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾、手塚理美、石原真理子という若手俳優をキャスティングした青春群像ドラマだ。
 私は毎週欠かさず観ていた。

 その主題歌がサザンオールスターズの『いとしのエリー』だった。
 当時のサザンは『勝手にシンドバッド』、『気分しだいで責めないで』と、コミックバンド然とした曲で売り出したキワモノという認識しかなかった。

『いとしのエリー』は前2曲とはガラリと雰囲気を変えたバラッド調で、キワモノのネタも尽きたか、の肩透かしを食った印象で、曲自体もインパクトに欠けているように感じたものだ。
 まさか歌謡史に残る名曲になるとは思ってもいなかった。

 名曲というのは、ビートルズの曲に代表される、出した途端に名曲と呼ばれるものと、何ヵ月、何年か経った後で名曲と呼ばれるものがある。
 後者は、いわゆる熟成期間が必要な曲だ。
 まさしく『いとしのエリー』がそれだったのだ。熟成期間とは、その後のサザンの活躍を指す。

 『いとしのエリー』に限らず、『木綿のハンカチーフ』や『なごり雪』、『心もよう』や『ルージュの伝言』など日本のフォーク、ニューミュージック系の曲は熟成期間が必要みたいだ。

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