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★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

捨てられない背広

2023年10月07日 14時01分59秒 | 徒然(つれづれ)
 衣替えのためにタンスを開けると、革ジャンやGジャンが幅を利かすスペースの隅に、サラリーマン時代の背広やブレザーが掛かっていた。
 令和世代には、背広というよりスーツと言ったほうが通りがいいかもしれないが、中高生の学生服同様、背広はサラリーマンの制服だ。

 就職活動時に初めて着た背広は、当時流行りの、アラン・ドロンが宣伝するダーバンだった。
 当初は着慣れない背広に肩が凝ったものだが、就職して毎日着るようになるとすぐに馴染んだ。
 それとともに、学生時代が遠い過去のように感じたものだ。
 
 タンスの背広は、クリーニングには出したので、嫌な匂いはしないが、在職中のあれやこれやの想い出が、そこはかとなく香っているようだ。
 もう着ることはないだろうが、捨てるには忍びないので、まだとってある。
 断捨離とは縁遠い訳だ。

 ひと世代上の、ファッションに無頓着な人間だったら、普段着として着古すに違いない。
 ファッションにこだわりのある私としては、そんな野暮なことはできない。

 今後どうしたものだろう。
 まさか、ヤフオクやメルカリに出すわけにもいかない。
 たぶん、私が死んだら、家内が処分するだろうが、それまではタンスの肥しとして眠っているのだろう。
 

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