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★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

記憶のタグ付け

2022年08月23日 08時24分09秒 | 徒然(つれづれ)
 喉まで出かかっているのに、なかなか思い出せない人や物の名前や言葉がある。
 生活に支障を来たすほどの、認知症や記憶障害などではなく、所謂、老人性物忘れというやつだろう。

 歳をとると、記憶の引き出しから目的の言葉を引っ張り出すのに時間がかかるようになる。
 つい最近までは、と言っても、サラリーマン時代のことなので5、6年は前になるが、物忘れとはほとんど縁遠かった。

 それが自分でも否定できないくらい顕著になった。
 母親がアルツハイマーだったので、その遺伝的なものも気になる。
 確かに記憶の引き出しには存在するのだが、それを取り出せないもどかしさはプチストレスとなる。

 現状は、思い出すまで、あの手この手で努力する。
 目的の言葉に関連すると思われることや、似たような言葉を拾い集めていく。
 今はネットがあるので、9割方は思い出せるのだが、あとの1割は先送りとなり、後日、何かの拍子に思い出したりする。

 今日も昔の国産のエレキギターのメーカー名が、なかなか思い出せなかった。
 高校1年の時にアルバイトをして初めて買ったエレキのメーカーだ。

 ヤマハ、トムソン、グレコ、東海、テスコなどが頭に浮かぶが、それらではない。
 確か、頭かケツにトーンがついていたような気がする。
 ト音記号、トーンダウン、モノトーン、ダイヤトーン・・・そうだグヤトーンだ。
 
 ちょっと前なら、すぐに思い出せたというか、思い出すほどのこともなく瞬間的に出てきた。
 それが今では連想ゲームが必要になり、運がよければ答えに辿り着ける。

 記憶にもタグ付けが必要なのだが、今までほとんどその方法をとらず、スタンドアローンに記憶してきた。
 ここにきてその弊害が出てきたということか。
 
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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