私達の歩み 第93話
スタンダードなボーダーコリーって?
初めてWANと生活を始めた私達。
「ボルドがスタンダードと思わないで・・」
獣医さんが私達に言った、このフレーズ・・・・。
みなさんはどう聞こえますか?
マロンは
生後2ヶ月で我が家に来てから
キャンキャン可愛く吠えながらジャレて・・・。
早いもので1才6ヶ月。
ボルドにてんかん発作が起きた時には
看病するかのような、
奮い立たせるような行動が出始めていました。
その一方で
散歩では他の動くものへの
「飛び掛り行動」や「引っ張り行動」など
困った行動も出始めていました。
パパ猫は
マロン1歳を過ぎた、お正月頃から
私達の接し方や行動に
誤りや錯覚があるのではないかと考えていたようです。
あれは5月中旬、
ネットで調べていたパパ猫が、
NDAディスク大会の関連で
問題行動のあるWANの相談や
ディスク競技での悩みなど
気軽に相談できそうなドッグクリニックが
明日開催されるのを見つけたんです。
マーボー家から遠くない場所で開催されることもあり
当日受付が出来たら参加する覚悟で行ってみました。
参加受付開始を待つ間もマロンはガウガウ。
まわりを見れば・・・・、
ディスク競技での不安はあるのでしょうけれど、
マロンのように行動そのものに問題があるような子は・・・
チョット参加趣旨が違うような・・・。
でもでも、
楽天的な私、
「問題行動のあるWANクラス希望の方~」と言われ
必要のないくらい早く手を上げ
他に上がった手を探すと・・・、私だけ?と思いましたが、
4組ほどいらっしゃいました。
でも、やっぱり
みなさん良い子で、ディスクでの気になる行動を
相談されるような方々でした。
マロンだけは、
回りを散歩しているWANにロックオンしたり、
まったく参加している自覚無し!
場違い?
みなさんと反対方向を向いていました。
講師をされた先生
そんなマロンに対して
リードを引っ張るマロンの接し方のコツを
嫌がる事無く、丁寧に教えていただき
すぐに少し効果が出始めました。
私達が初めて家族に迎えたWAN。
ボルドは違っていました。
散歩を始めた頃のボルドは、
動くもの全てへの興味から
引っ張ったりすることが少しありましたが
お散歩開始から1ヶ月を過ぎた頃には
リードを持つ私達を繰り返し見上げ、
「お散歩、嬉しいね」と言えば
これ以上無いような、幸せそうに目を輝かせて
「うん」とでも言っているようでした。
みなさんのWANも同じですか?
ここまではスタンダード?
ボルドもマロンのように
他のWANに興味を示しました。
でも、
遠ざけるように、避けて行きます。
まるで、
小さな子が犬をはじめて見て
怖がっているような表情をしながら、
決して近づきませんでした。
それに、
5ヶ月を迎える頃まで
「ク~ン」と言う声は耳にしていましたが、
泣き声を聞いた事がありませんでした。
「成犬になるまで吠えないのだろう」
そう考える私達もまた、
スタンダードではなかったようです。
忘れることが出来ないその日、
ボルドが
他の犬の吠える声を聞き
初めて吠えた日。
それは
「サンとユパ」というボーダーコリーの
遊びながら吠える、その声を聞いた時だったのです。
車の中から外に向かって
私達も一瞬
放心となるほど、大きく低く男らしい声で
「ワン、ワンッ、ガウ、ガウ」と次第に大きな声で・・・。
「不思議な出会い」
この場所が行きつけのドッグランになったんです。
(第94話へつづく)
みなさんの「ポチッ」で、ボルドもマロンも頑張れます。
ボーダーコリーのブログランキング参加中
下の写真をクリックお願いしま~す。