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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

ニコライ堂

2019-12-13 | FUJIFILM X-A1

 

 





正式名称は東京復活大聖堂
「ニコライ堂」は通称であり、
日本に正教会の教えをもたらしたロシア人修道司祭(のち大主教)聖ニコライに由来

 

 

 







こんな身近にあるのに、来たことがなかった。

しかし後ろのビル邪魔・・景観を損なうなぁ(都心のど真ん中ですから!)

 

 

 

 

 

 

休日の午後
陽の光が薄く差し込む教会でしばし沈黙
こういう時だけ宗派がほしいと思う。
朝と夜、仏壇にお線香を手向けることだけはルーティーン
一日の始まりと終わり。
わんこに話しかけるのもそうだけど、ちょっと救われる。
宗教心じゃないけど、神に祈りたくなることもある。
困った時の神頼み(必死!)願掛けですね。

 

 

 

 

 





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S

2019-12-13 | 作家別諸々(さ行)

雫井脩介
『検察側の罪人㊤』★★

 

知謀なのか狂気なのか・・
そうね検察側に立って物語を読んだことがなかった。
刑事や弁護士は普段違和感なく出てくるけど。
しかし、渋いな。

 

滅多に本を読まない知人が、映画をみておもしろいと言った原作本
雫井さんということもあり手に取ってみた。

https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/6fbcba6b899f111c6237dbd6df745066

 

「罪人」
つみびとと自然と読んでしまった(汗;)
ざいにんですyo!

 

検事も人間(当たり前だけど)熱を持った感情をどうすることも出来ない。
「やってはいけないこと」そこを越える。
本来の検事としての職務から、片足を踏み外してしまった。
さあ誰目線で読む?
上巻も残すところ100ページをきっても、傍観者でしかなかった。

 

 

さて下巻はどうかしら。
どこか乗り切れていないわたし。

 


---

 

 

「まったく、この世界、食えないやつの相手が多くて嫌になる」

 

 

---

 

 

 

 

 

 

 

 



知ってまして?
そう言えば最近運転してないなぁ

カーシェアで す が。


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M

2019-12-12 | 宮部みゆき

宮部みゆき
『ステップファザー・ステップ』★★★

 

表紙の第一印象だと「絶対」読もうと思わないけど、
グッと我慢(笑)
まだまだ出逢えぬ名作 かもしれない。

さてこちら題名のstepfatherは日本語で「継父」を意味
継母はよく聞くけどね。
中学生の双子の兄弟と、彼らの父親代わりをする羽目になったプロの泥棒の物語
ユーモア溢れるミステリー
やはりこういう賢い子供に弱い(笑)
シリーズ化してもよさ気に思えた。

 

---

 

 

「ベートーヴェンが歯の生えたシーツに乗って襲ってきたんだ」
「熱があるんだね?」

 

 

だから、いいのだ。お互い、淋しいとき淋しいと感じる人間同士の関係を優先した方が、世の中楽しくなるに決まってる。

 

 

「お父さん」
「今」
「発見したんだけど」
「風邪ってさ」
「早くよくなってねって」
「心配してもらうために」
「ひくものじゃない?」
心配してくれる人がいれば、鼻風邪にかかることだって、楽しい。
そう。そういうことなのだ。

 

 

---

うん。実感です。
「駅から遠いんだったら送ろうか??」
たったこれだけで心にしみる・・(笑)

 

 


https://www.tbs.co.jp/stepfather/
こちらもドラマ化されていた。
結構このキャストは「あり」かもしれない。

 

 

 


---

未読本
旧い本が手に入らない・・

『我らが隣人の犯罪』
『返事はいらない』
『スナーク狩り』
『とり残されて』
『淋しい狩人』★ ←現在こちらへ。
『地下街の雨』★
『鳩笛草』
『人質カノン』★
『蒲生邸事件』★
『クロスファイア』

(★GET)



 

 

 

 

 

 

 

アレルギー数値が高いのは自覚しているけど、
鼻水が止まらず風邪かと病院へ行ったら・・
「アレルギー性鼻炎です」
そうなの!?
微熱だしちょっと納得ゆかず。
https://www.ssp.co.jp/alesion/rhinitis/difference/
しかしセルフチェックも「アレルギー性鼻炎です」
そうなの!?
くしょん!連続くしゃみが止まらない!


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E

2019-12-11 | 江國香織


江國香織
『落下する夕方』★★★★

 

未読本発見☆

金曜の夜から体調不良が続き、
我が身体なのに何も分かっていないなと嘆く・・
一つ一つ順番にどこかが壊れてゆく。
今はまだ気力でカバー出来るけど、この先のことを思うと暗澹たる気持ちに。
頼れる支えが必要だと実感

 

そんな暗い気持ちになった真夜中
早寝したせいで目が冴えてしまってこの本を手に取った。
で・・ラストのまさかの衝撃で気づくと明け方の4時!
(もちろんその日はお仕事です)
いやー徹夜読書なんて久々
身体のつらいことも忘れ、世界に没頭してしまった(笑)

 

この話「ヤバイ」ね(20代女子と仲良くしていると口から自然に出てしまう)

 

感化されやすいのか、今年出逢った年上のおじさまを思い出し、
机の中から名刺を引っ張り出して、電話番号に名前を登録した。
そうよ。いつの間にか仲良くなってるパターン?
来るもの拒まず去るもの追わず。

 

 

華子 強烈だけど愛おしい。

 


---

 

 


「なんでもいいけど、必要なものははなしちゃだめよ」

 

 


空にはピンクグレープフルーツそっくりの、もやもやと赤くまるい大きな月が浮かんでいる。
「これからうちに遊びに来ない?」
きっぱりと、私はそう言っていた。

 

 


夏の夜は虫の匂いがする。草と虫と空気の混ざり合ったような匂い、ひどく子供っぽい匂いだ。
私ははな歌をうたう。

 

 


私はといえば変わったことはなにもなく、平和な日々でお茶漬けばかり食べている。秋は、一年じゅうでいちばんお茶漬けのおいしい季節だと思う。

 

 

 

 

 


このとき私は確信した。一人の男と人生を共有しているときの、ありふれた日常の信じられないような幸福、奇跡のような瞬間の堆積

 

 

 

 

 

 

眠りながら暮らすのなんて、わけのないことだ。毎日お昼近くに起きて食事をし、窓の外でも眺めてぼんやりしているうちに、また眠くなって少しうとうとし、途中でたぶん一、二度目をさます。トイレに立ち、お腹がすいていれば口になにか入れ、場合によっては雑誌をぱらぱらめくったりするかもしれないが、結局またソファにねそべって、浅く淀んだ眠りを眠る。目をさますとすっかり暗くなっている。起きあがってカーテンをしめ、電気をつけテレビをつけ、とりあえず冷蔵庫からセブンアップでもだしてのむ。あとは、食事をしてお風呂に入ればそれでもう一日がおわる。

 

 

 

 

 


三人ともほとんど話をしなかった。そうしてそれは、不思議と心地のいいしずかさだった。大きなガラス窓に雨粒が流れ、無数の点線になったその雨粒ごしに、大通りと車と青い歩道橋、傘をさして歩いている人がみえる。
「惣一は私を愛してるの」
華子が言った。写真の学校にいってるの、と言うのとおなじ口調だ。

 

 

 

 

 


私たちは駅までぶらぶら歩いた。何かのかけらと呼びたいような、紡錘形の月が輪郭をぼやかせ、湿った夜空に白く光っていた。

 

 


私はしばらくおしいれの前に立っていたが、のろのろ歩いてワンピースのハンガーを鴨居にかけ、それから窓をあけた。すりガラスのはまった格子窓だ。ねじ式の鍵がついている。あけると、きゅるきゅると木枠のきしむ音がした。
夜は濃く、深く、しずかだった。黒々とした木立ち。葉のざわめく気配がしたが、錯覚だったのかもしれない。そよとも風がないのだから。のりだして見下ろすと、街灯にブロック塀がみえた。

 

 

 

 

 


「恋愛っていうんじゃないことは、自分でももうわかってるんだ。
とぷちゃぷととぷちゃぷととぷちゃぷと。私たちのまわりで、雨が際限なく単調でやわらかな音をたてていた。
「恋愛じゃなかったらなんなの?」
いちめんに水をたたえたアスファルトの道は、街灯のあかりで黒々と光っている。
「執着」

 

 

 

 

 


「私ね、空は好きよ。海よりずっといい」

 

 

 

 

 


---

 

 

 




 

 

 

 


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C

2019-12-10 | 翻訳物




C・ブロンテ
訳:大久保康雄
『ジェーン・エア㊦』★★★★+

 
 
後半盛り上がる!
ただし、巻末のあらすじで流れが分かってしまっているので、
想像する気持ちが半減したけど、クライマックスに涙がホロリ。。
困難を乗り越えた先のハッピーエンドはひとしお。
ジェーンよかったね!


 
 
---
 
 
 
「不幸は、一人ではこない」
 
 
 
 
 

いったいわたしはどこをさまよい歩いているのか?何を言っているのか? とりわけ、何を感じているのか?どちらがよいかとわたしは訊いているのだ。マルセイユの夢幻の楽園に女奴隷となり――しばし虚妄の快楽に耽溺し――つぎには悔恨と恥辱の世にも苦い涙に息も絶えぬほどむせび泣いているのと――堅実な英国中部地方の涼しい山陰で、自由な、誠実な村の女教師としてすごすのと。
そうだ、道徳と法律を固く守り、狂おしい、束の間の狂暴な刺激を軽蔑し、うち砕いた自分を正しかったと、いまわたしは思う。神は正しい道を選ぶようにわたしを導きたもうたのだ。この導きに対してわたしは神の御心に感謝する!
 
 
 
---
 
逃げるジェーンに止めるすべはない。
watasidattaramaruseiyuyuki
 
 
 
 
---
 
 
 
そよ風が西から吹いていた――ヒースと灯心草のかぐわしいかおりをこめて、風は丘を越えてきた。空は一片の雲もなく、藍色に晴れていた。先ごろの春の雨に水かさを増して峡谷を下る小川は、黄金色の太陽の光と大空のサファイアの色を映しながら、清らかに、あふれるように流れて行った。小径からそれて、小さな白い花で一面にいろどられ、星のような黄色い蕾をちりばめた、美しい、苔のようなエメラルド・グリーンの、柔らかな芝草の上を、わたしたちは歩き続けた。
気がつくと、いくつもの山がすっかりわたしたちをとり囲んでいた。谷は、のぼるにつれ、あたりにそびえる山の中心へと、うねりながら進んでいたからである。
 
 
 
---
 
風景描写に色がたくさん溢れていて、キラキラ輝くよう。
 
読書は想像力
ぐんぐん色々な世界が構築されてゆく。
架空であってもそれは現実味を帯びてくる。
 
「だって小説って作り物でしょ」
そうお友達は真顔で言うけど、哀しい人だなって思う。
小説の良さを説こうとは思わないけど(だって読む読まないは自由)
 
自己解決力を助長
 
 
 
 
 
 
 
 

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一隅を照らす

2019-12-08 | FUJIFILM X-A1(B)





空気が澄んでいるこの季節が好き。
やっぱり富士山は偉大だ~

三保の松原、金時山
あと昨日山ブログで見たこちら三ッ峠山





















次への一歩
先生まで体調不良…(∋_∈)






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C

2019-12-08 | 翻訳物


C・ブロンテ
訳:大久保康雄
『ジェーン・エア㊤』★★★

 

香港在住の知人(作家さんでもある)と情報交換中おすすめされた本

1953年発行(66年前) 

舞台はイギリス 英米文学

進んで翻訳物に手は出さずだから、やはり新鮮!

 

偏り読書にまた一つ新しい風が吹いた。

 

---

 

あなたのはげしい、たかぶった気持といっしょに忘れてしまうようにつとめたら、 あなたは、もっと幸福になれるんじゃないかしら、人に恨みを抱いたり、まちがっ た仕打ちを、いつまでも忘れずにすごすにしては、この人生は、あまりにも短か すぎるようにわたしには思えるのよ。わたしたちはみんな欠点の重荷をしょって、 この世に生きているし、生きていなければならないのだわ。けれども、この堕落 しがちな肉体を脱ぎ捨てることによって、その欠点もふり捨てるときが、やがて きっと来るのだわ。そのとき、このやっかいな肉体といっしょに、堕落や罪も、 わたしたちから落ち去って、ただ霊魂の火花だけが、あとに残ることでしょう。

 

---

こういう文章を読むと「宗教」について考えざる得ない。

天使、悪魔 そして栄光の階段

 

で、おもしろいのがやはり翻訳物 自分に対する悪態に苦笑してしまう。

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哀れな、間抜けのおむく鳥め! 顔をおおえ!恥を知れ! この、盲目の犬ころめ!そのただれた瞼を開いて自分の呪われた非常識を見るがいい!

 

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犬ころときた(笑) 恋に堕ちた乙女の葛藤

 

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「美は、見つめるものの目のなかにある」という言葉は、非常な真理である。

 

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各個人個人のフィルター

わたしには素敵に見える相方のように・・

 

 

 

 

 

 

小説のヒロインはたいてい美人に描かれるが、この作品のヒロイン(ジェーン・エア)は美人ではない。

しかも孤児であることに対する不満、男女平等意識という反骨精神を描き、また女性から告白するということも、当時の社会常識から大きく逸脱した行為である。

財産や身分にとらわれず、自由恋愛して結婚するという点は、ヴィクトリア朝の文学において画期的であった。


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小笠原コレクション

2019-12-07 | FUJIFILM X-A1(B)

こちらおすすめ♪香りがちょっと個性的 飽きたバスタイムに新鮮な風を。

https://www.bathclin.co.jp/support/seibun/ogasawara


+おまけ

























乾燥で喉が痛い・・

風邪かもしれない 困った。


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心字池

2019-12-06 | FUJIFILM X-A1

 

 



読んで字の如く「心」の字をかたどった池

心 こころ

どこにでもありよく見かける。

 

景色はその時の「心」の持ちようで変化する。

 







都心の静寂

 

私的に落ち込んでいた時で、この寒空の下しっくりおさまっていた。

 





 

紅葉ばかり連日眺めていて、おなかいっぱい!

逆に緑の庭園が新鮮に(笑)

 

日本の四季

 






 

 

 

 

 

 

 

 

さあ季節を肌で感じよう。

寒波大歓迎!長野よ雪降れ~(再来週*初滑りスノボ*)

 




 


お友達が癌かもしれない・・

一緒に眺めたお庭に思いを馳せる どきどき


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エド・シーラン

2019-12-05 | music(ライブレポート♪)

 

ここ最近ツボなのがエドシロウこと!?(笑)

Ed Sheeran(エド・シーラン)

 

去年結構大ヒットしていたのを横目に♪

 

Ed Sheeran - Beautiful People (feat. Khalid) [Official Video]

この目線は絶妙 一般ピーポーはそうです。

 

 

 

 

Ed Sheeran - South of the Border (feat. Camila Cabello & Cardi B) [Official Video]

そしてこちらはスパイ映画並みにステキッ

で、カミラもカーディー・B(特にこの方)よい味出してる(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Taylor Swift - Lover

で、現在わたしのあたまの中を流れてる♪

テイラーのクリスマスナンバー*

 

 

ブログも色々変化してきて、初めて外部の方から応援メッセージをいただいた^^ うれしいなぁ

生活の励みになります!

 

 



京都駅のクリスマスツリー*

この季節はやはり胸が高鳴る ね。


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