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2022-09-23 | 山本周五郎

 

山本周五郎
『町奉行日記』★★★★

 

続々周五郎さん
こちらもお昼休みに本屋さんでGET

標題作に三番館っぽく安楽椅子探偵の走り!?なんて思ったり。

 

--------(抜粋)

 

着任から解任まで一度も奉行所に出仕せずに、奇抜な方法で藩の汚職政治を摘発してゆく町奉行の活躍ぶりを描いた痛快作『町奉行日記』
藩中での失敗事をなんでも〈わたくし〉のせいにして、自己の人間的成長をはかる『わたくしです物語』
娘婿の過誤をわが身に負ってあの世に逝く父親の愛情を捉えた短篇小説の絶品『寒橋』
ほかに『金五十両』『落ち梅記』『法師川八景』など全10篇を収録

 

--------

 

 

・土佐の国柱

 一作目を読んで、短編を書かせても読ませるなと。
 いや短編だからこそ描写等に唸らせるものがある。

 ホント上手いんです!秀逸 期待を裏切らない。

 

 

・晩秋

 ふところに懐剣を忍ばせ客人の様子を見る都留
 その一挙手一投足に目が離せない。

 

 

・金五十両

 自然と一両は約四万円と認識
(中期~後期モノを読むことが多いからかも)

分かりやすいサイトを発見

一文と一両の価値

 

 

・落ち梅記 私的に★★★★★
(「講談社倶楽部」昭和24年7月号)

 これぞ武士道!!

 

 

・わたくしです物語

 題名におかしみを感じる。

 

 

・修行綺譚

 

・法師川八景

 

・町奉行日記 ★★★★ 標題作でもあり爽快!
(「小説新潮」昭和34年6月号)

 

 

・霜柱

 

---

 

 

「——すると八兵衛は答えたよ、人間とはそういうもののようです。どんなに激しい恨みでも、恨むことだけでは生きてはゆかれない、愛情だけで生きることができないように、一つ感情だけで生きとおすことはできないようです」

 

 

恨みや怒りの中だけでは生きられない、と喜兵衛は心の中で思った。時が経つうちには、どんなに深い憎悪を怒りも、やわらげられ、いやされてゆく、時岡八郎兵衛が現にその事実をみせてくれた。

 

 

---

 

 

 

解説は毎度の木村さん(名前読めない(^▽^;))


読むまで気づかなかったのは、
・わたくしです物語の登場人物のネーミングがおもしろかった!

例えば 「椎間千造=知りませんゾウ」・・周五郎さん遊んでますな(笑)

 

 

 


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