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あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

やはりN*Kは侮れないな

2019-04-15 | from:sachiaki
「からくりサーカス」がアニメすると聞いて喜び、
あまりの話の中抜き感がひどすぎて
別の作品になってる!と驚きつつ
ナウシカとかだってアニメ(映画)と漫画は別作品だったもんな
なんて思い直しながら目を細めつつ鑑賞しているsachiakiです。

んでね、漫画の内容を良い感じに忘れている私としては
アニメもそれなりに楽しんでみてるんだけど
ブロム・ブロム・ローという敵が出てきた時に
藤田さんだからなのか、哲学についてちょっと触れた話になっていたので
「おや?」なんて思いながらちょっと注目してみたわけです。

実存についてここのところ頭を悩ませている私にとって
アニメの中とはいえヤスパースの「限界状況」なんてもんが出てくると
厄介な話をしているなぁなんて思わず唸ってしまうわけです。

ここ数日、私がなんども耳にし
自分自身も言葉にしている
「自己というのは他者がいないと立ち現れないもので
 実存というのは他者を必ず必要とする」
ような感じ。

もっと深堀りするでもなく
別に他者がいなくても”私は私”であることには変わりないんだけど
それでも他者がいない時の私は、
その場に存在していないのと変わりがないというか
それを証明することができないというか
なんかまぁそんな感じ。

自己を得るための承認についての本も山ほどあるし
現在は承認をめぐる病にかかっている人がいっぱいいる
なんて話もあったりするけれど
とりあえずそれは置いておいて……。

アニメの劇中で敵さんがいう
「ヤスパースの限界状況」というものを
ちょいっと検索してみたら、検索結果の一番上にN*Kさんの
高校生講座 学習メモ「倫理」というのが出てきまして
現代の実存哲学を思いっきり扱っていて度肝を抜いたわけです。

まさか高校生用にこんな講座を用意しているなんてねぇ……。
集金などで問題のある企業ではあるけれど
たしかなことはちゃんとやっているんだなぁと
思わず唸ってしまいました。

曰く、
 限界状況というものは、死・苦しみ・争い・罪責といった、
 自分の力ではどうすることもできない壁のような状況である。
 しかし、その挫折を通じて人間は、自己を超え、自己を支えてくれる
 超越者に気づき、本来の自己である実存にめざめる
そうです。

古くはキルケゴールも「死に至る病」の中で触れているんじゃないかな。

私たちは一人では生きてはいけない。
どんだけ引きこもろうとも、
どんだけ儲けて人の力を必要としていなくとも
他者なしではこの世に存在していくのは難しい。

私が私であるためにも
多層化した自己を抱えて、二元論では語りきれない
複雑さとともに生きて行くしかないわけで
ともかくも、罪を抱えながら生きていこうって話です。

罪のない人もいるんだろうけど……。

私は業を足かせにしているので
時々沈み込みそうなグラグラした気持ちにもなるけれど
贖罪をせずに死ぬわけにもいかないので
少しでもこの世にご恩返しをできるように
もう少し頑張ってみようという気持ちでいます。

そんなsachiakiさん、
今週末にはまた顔を赤く塗ってツノ生やしてイベントしますよ。(突然の宣伝!
21日:日曜日、18時開場 18時30分から20時まで。
場所は高円寺スタジオ 東京都杉並区高円寺北2丁目1−24 村田ビル101

こちらでございます。

哲学的な会話をsachiakiが超自分好みで選抜した人をゲストに迎えて
ダラ〜っとおしゃべりするだけのイベントです。

配信予定だけど、できれば生でご覧いただきたい。
ゲストには女装で一人芝居をし続けていた名前のない人です。
(その昔、吉田ミサイルなどと呼ばれていたこともありました)

『事象の地平線(イベントホライゾン)』についてお話しするような
もっと別のことを話すかもしれません。
着地点があるといいなw

ちなみに事象の地平線と関係するホットな話題といえば
先日撮影されたブラックホール。
これについてはBLOGOSで面白い記事があったので
そちらをどうぞ。
ブラックホール撮影成功の何がスゴいの? 事象の地平線って何?? - 大栗博司

お暇などなかなかない方も多いと思いますが
もしお時間に隙間がありましたら
ちょいと覗きに来てもらえますと幸いです。
どうぞよろしくお願いします〜。モイモイ
コメント
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