Boise on my mind

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郷に入っては,郷を愛せよ!

2006-07-23 | places on my mind
ジャージー嫌い(きょうのつぶやき~ニュージャージーから)

激しく同意!(←某巨大掲示板用語)

もちろん,同意するのは,「ジャージー嫌い」という台詞ではなく,リンク先記事に書かれているよしみさんの意見です.

孫引きで恐縮ですが,元記事中の引用記事から引用.
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「私はニュージャージーなどに住むためにこの国に来たのではない」
本心だった。
「ニュージャージーには死んでも引っ越さない」。私は真剣にそう考えていたのである。
理由は簡単。ニュージャージーはやっぱりニュージャージーだからだ。
おそらく日本の埼玉に近い感覚だと思う。
東京のお近くでありながら、なにかと差別される埼玉。ニューヨークのおとなりのニュージャージーも同じである。
(子供のためのお引っ越し(週刊Nuts6月27日No.508)より)
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こういう考えを「偏見」といいます.偏見とは人として恥ずべき思想です.私は,この一点において(しかも,思うだけでなく,堂々とひけらかしているという点で),引用文の主を軽蔑します.同時に,なんと貧しい心の持ち主なのだろうと,哀れに思います.

私は,日本であろうとアメリカであろうと,何らかの意味で「自らの意思」によって住む場所を選択して移り住むのであれば,その土地の文化や社会を理解し尊重することは,当然だと考えています.それは,その土地に長く住む人々への礼儀であると同時に,その土地で心地よく暮らし,自らの心を豊かにするために必要なことだと思います.
そして,「その土地の文化や社会を理解し尊重する」ことは,決して困難なことではありません.問題は本人のマインドひとつです.本人にその気があれば,地域への愛着は自然に生まれますし,おのずと文化や社会への理解も深まるというものです.
本人のマインドという点については,よしみさんも,件の引用文の主に対して
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「かつてニューヨークに住んでいた」という変な呪縛から自由になって、新しい生活に自ら順応していこうとしない限り、この方は自らが楽しみ満足できる生活を送ることには決してならないだろう。
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と明言しています.私も全く同感です.

「郷に入っては郷に従え」といいますが,私の考えは,さらに踏み込んで「郷に入っては郷を愛せよ!」です.

このブログカテゴリ「places on my mind」は,そういう,自分が移り住んだ地域で心地よく暮らすための,私自身のマインドを表現したいと思って,書き始めたものです.
今のところ,高蔵寺エリア(愛知県春日井市)のことしか書いていませんが,私がわずか7ヶ月の高蔵寺での生活で,どうやって身近に楽しさを見つけて,心地よく暮らしたのか,その私のマインドを少しでも拙文から読み取っていただければ,書き綴った甲斐があるというものです.

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