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リスニング再開テストは年々減少

2008-01-20 | Weblog
センター試験、54万人受験 リスニング不調181人(asahi.com)

リスニングの「再開テスト」については上述記事に簡潔に説明されていますが,再開テスト対象の受験者数は昨年と比べて半分以下に減っています.

2008/01/19-23:11 リスニング、175人再テスト=不具合申告、機器交換-初日終了・センター試験(時事ドットコム)

こちらの記事はもう少し詳しく,再開テスト対象者181人のうち機器不良の申し出が148人,機器の落下や鼻血による中断が33人と報じています(注:「機器が落下した場合」と「鼻血や嘔吐で解答用紙を汚損した場合」は,機器故障の有無にかかわらず再開テストが認められます).

「機器不良の申し出」のうち実際に機器が故障していたのが何件かは,現時点では不明です(今後,大学入試センターによって回収機器の検証が行われます).
大学入試センターのプレス発表資料によると,昨年のリスニングテストでは,解答中の機器不調申し出のうち実際に機器不具合が確認されたのは25件(製造不良8件,機器使用環境に起因17件)で,大半は受験者の操作ミス(長押し失敗)または勘違い(問題音声中の無音部分を故障と誤認)によるものだったようです.今年度の問題音声では,「問題音声後の無音部分は故障ではない」という注意喚起の音声案内が追加されました.

(追記)
2008/01/20-17:03 開始前の機器交換288台=19日の英語リスニング-センター試験(時事ドットコム)
「解答開始前」の不具合申告による機器交換も昨年と比べて激減しているそうです.
ちなみに,解答開始前(電源投入時や確認用音声の聴取中)の機器不具合発生は,受験生にとっても監督者にとっても対処が簡単で負担が少ないです.単に機器一式を予備品と交換して音声確認からやり直しです.

(追記)
着メロ不意打ち 省エネ消灯 センター試験トラブル続出(asahi.com)
各種報道でしばしば取り違えられている「再試験」と「再開テスト」という用語について,簡潔かつ正確な説明があります.ちなみに,リスニングの所定の試験を「再開テスト」と対比して言及する場合は「当初テスト」と呼ぶことになっています.