すっかり遅きに失したと思いますが、個人ウェブサイト運営と「文楽の人形遣い」に対するよしみさんのコメント(の一部分)に反応します。
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私は、読者のこういう反応をしてほしくなかったから、つまり扱う情報を「私」という一個人から切り離したかったから、別館という形にしました。だから、ある意味ストイックに情報を扱えるし、個人だとか団体だとかいう範疇で捕らえないようにやってこれました。嘉田さんも同じような感じではないですか?「私」的な部分と、「情報」的な部分を、分けて作られていますよね?
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「アメリカ在住日本人のウェブサイトに思う」でも述べたことの繰り返しになってしまいますが、私は、ウェブサイトで「情報」を扱うのであれば、それを「私」という一個人から切り離すのは、むしろ「そうするのが当たり前」だと思っています。
ウェブサイトの「情報」の部分に「私」はいらない、しかも、いらないだけではなくて「邪魔」なのです。「情報」の部分に無節操に「私」を混入させてしまったら、それはもはや「情報提供」でなくなってしまい、ウェブサイトの目的そのものが「情報提供」から「私情の露出」に変質してしまう、言い換えれば、「私」が「情報」を巻き込んでウェブサイト全体を変質させてしまうのです。
私は、ある時期に、アメリカ在住日本人による地域情報・生活情報ウェブサイトを集中的にリサーチしたことがありますが(最近は新たなリサーチはしていません)、その過程で、「情報」と「私」のどっちが主なのかはっきりしない、何が言いたいのかわからないウェブサイトをさんざん見てきました。「情報」を求めてリサーチしていた私から見て、こういうサイトは、はっきり言って「しらけ」ます。
べつに「私」を露出するのが悪いのではなくて、それが「情報」の部分に入り込んで、「情報」が「私」に巻き込まれて変質してしまっているのが見苦しいのです。作者自身の私情を露出して読者の同情を得たいのなら、それはそれで、「情報」とは切り離したところで存分にやってくれればよいのです。
私がこれまでに作ってきたウェブサイトについては、Boise on the Webを含め、さまざまな変遷を経てきましたが、私は「テーマごとにウェブサイトを分離する」「テーマのある情報と私的な情報を分離する」ことを一貫して意識してきました。以前は、「嘉田 勝のWebコンテンツ一覧」というページを作って、私が運営する各ウェブサイトへのリンクを設けていたのですが、それもやめてしまいました。
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私は、読者のこういう反応をしてほしくなかったから、つまり扱う情報を「私」という一個人から切り離したかったから、別館という形にしました。だから、ある意味ストイックに情報を扱えるし、個人だとか団体だとかいう範疇で捕らえないようにやってこれました。嘉田さんも同じような感じではないですか?「私」的な部分と、「情報」的な部分を、分けて作られていますよね?
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「アメリカ在住日本人のウェブサイトに思う」でも述べたことの繰り返しになってしまいますが、私は、ウェブサイトで「情報」を扱うのであれば、それを「私」という一個人から切り離すのは、むしろ「そうするのが当たり前」だと思っています。
ウェブサイトの「情報」の部分に「私」はいらない、しかも、いらないだけではなくて「邪魔」なのです。「情報」の部分に無節操に「私」を混入させてしまったら、それはもはや「情報提供」でなくなってしまい、ウェブサイトの目的そのものが「情報提供」から「私情の露出」に変質してしまう、言い換えれば、「私」が「情報」を巻き込んでウェブサイト全体を変質させてしまうのです。
私は、ある時期に、アメリカ在住日本人による地域情報・生活情報ウェブサイトを集中的にリサーチしたことがありますが(最近は新たなリサーチはしていません)、その過程で、「情報」と「私」のどっちが主なのかはっきりしない、何が言いたいのかわからないウェブサイトをさんざん見てきました。「情報」を求めてリサーチしていた私から見て、こういうサイトは、はっきり言って「しらけ」ます。
べつに「私」を露出するのが悪いのではなくて、それが「情報」の部分に入り込んで、「情報」が「私」に巻き込まれて変質してしまっているのが見苦しいのです。作者自身の私情を露出して読者の同情を得たいのなら、それはそれで、「情報」とは切り離したところで存分にやってくれればよいのです。
私がこれまでに作ってきたウェブサイトについては、Boise on the Webを含め、さまざまな変遷を経てきましたが、私は「テーマごとにウェブサイトを分離する」「テーマのある情報と私的な情報を分離する」ことを一貫して意識してきました。以前は、「嘉田 勝のWebコンテンツ一覧」というページを作って、私が運営する各ウェブサイトへのリンクを設けていたのですが、それもやめてしまいました。