1年ぶりに訪れた、
原爆の図 丸木美術館 〜東松山市〜
『おばあちゃん画家の夢
丸木スマ展』
観てきました
台風が過ぎ去って数日たった快晴の日
ドライブがてら、Go
体調もプチ復活しましたし…。
丸木スマは、原爆の図で有名な画家・丸木位里と、絵本などでも目にする同じく画家・大道あやのお母さんです。
1875年(明治8年)生まれで
、73歳頃から絵を描き始めます
水墨彩色の作品が圧倒的に多いのですが、クレヨンや油絵の具を使った絵も何点かあります
館内はいつもひんやりとしーんとしていて私は好きです。
ここに来ると否応無く戦争・原爆のことを考えずにはいられなくなります。
スマさんも広島で原爆を体験し、その時の様子が
『ピカドン』というスケッチで残っていました。
近くを都幾川が流れています
スマさんの絵には、山里、鳥、虫、動物たち、魚、花、木、くだもの、野菜たちがたくさん登場します。まるで大切な友達であるかのように
ときに花々や木々のあいだに見え隠れするように
人間も…
好きな絵がたくさんありすぎて、ずーっとここにいたい❣️ という衝動に駆られました (息子の迎えに行かなければ!と我に帰りましたが…)
チラシにもなっている『田楽』も観ていて楽しい気分になりますが、
『簪(かんざし)』と命名された作品の前にたった時、吸い込まれるように立ち尽くし、なぜだか涙が出てきました
吸い込まれるような、包み込まれるような、大きくて広くて暖かい、深いスマさんの愛に…
画集の表紙にも…
優しい『カンナ』の色合いと佇まいには、心震えました 後で画集を見ると、原爆のあと広島でまっさきに咲いた花のイメージとありました。
(画集 丸木スマ 樹・花・生きものを謳う)より
今回の作品展では、スマおばあちゃん画家から、だいじなメッセージを受け取りました スマさんが話しかけてくるように、静かに囁くように、そして強い信念と情熱を持って、生きものへの溢れる愛に満ちた
スマさんの想いに触れる濃密な対話の時間を過ごせました
メッセージを受け取る…、声が聞こえる…✨ という体験は、以前上野の博物館で対面した像に乗った帝釈天様以来❣️
スピリチュアル的なのか、自分の内なる声に確信を持ったからなのか…✨
駐車場にある大きな木は、またおいでと言ってくれた、ような
絵を描くこともそうだけど、好きな絵を見ることにも鎮静効果があるように感じます スマさんの絵から感じたこと
そして、大切なことに気づかせてくれる
館内に私ひとりだけ。なんて贅沢! スマさんと1対1でじっくり対話できた至福の時✨ 平日の醍醐味に感謝
期間は、11月18日まで。
同時開催で、【富丘太美子展 鋳物工場】も開催されています。