矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

障害者アート企画展~埼玉県~

2015-12-17 14:02:39 | 美術館へ行こう!
昨日始まった障害者アート企画展

あなたも見つけに

埼玉県立近代美術館に行ってきました



県内の作業所に通所しながらアート創作している人たちの
選りすぐりの作品がたくさんあります。

年齢も10代から70代くらいまで?

どこかで見た作品も何点かありました。 いろんな場所で障害者アートを見ていると、だんだんと名前を覚えたり、作品から作者をイメージする事もあったり、あっ、新作だ!
と興味を持って鑑賞することができて、
なんだか嬉しいです



この美術展は無料で入場できますが、なんかもったいないなぁ~

作家の世界が際立っていて、お腹いっぱいになるくらいのボリューム感

あ、この絵いいなぁ~、欲しいな~ って思った作品もありました。
絵本にできそう‼️って感じたシリーズ作品もありました

アンケートもびっしり書いてしまいましたが、なんで?って不思議に思ったことや、残念に感じた事もいくつかありました

キャプションに、
画材の表記が無い

制作年月日が無い

施設名が無い…

私が知りたがり屋なのかもしれませんが、
これは! 何で描いたの⁉️
こ、これは何を垂らしているの⁉️
この作者は、どういう場所で描いてるの⁉️

…と、頭の中が❓だらけになってしまって… 消化不良気味でしたが、
感覚を総動員して、
自分なりに、あれだな、とイメージしました

でも、見終わって会場を後にしたときに、とっても
しあわせな気分になりました



ひとりひとりの生きてきた、今の自分が、
ギュッ凝縮されている!

見ていてこんなに楽しくてワクワクするほどに面白い❗️って感じるのは、

この人の世界は、この人にしか表現できない

からなんだと、だからアートマッチするんだと思う。
そこは、障害のある無しのレベルではない世界で、
誰もが安心していられる場所。

どんな人だって感じる自由がある。

作品から、その人を知る手がかりをキャッチできる

作品の向こうに人がいる

美術展に行き、作品を見ることは、

人を知る行為なんだと思うのです。

知ろうとする気持ちを、大事にしたいです