矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

重度障害の若者とARTを楽しむ♪

2016-11-08 18:54:40 | アートセラピー
2週間ぶりの障がい者施設でのART活動がありました


季節の変わり目で、体調を崩すメンバーが多くお休みしている人もいましたが、ここにきて少し回復してきたようです


20代から30代の若い6人のメンバーがみなそろい、スタッフの方の見守りの中、
穏やかで平和な時間が流れます






昼間は生活介護の作業所で、野菜の生産に関わる作業に携わり、月曜日の夕方、送迎車に乗って
公共施設に来てART活動をしながら夕飯まで過ごします


なんというか… 、彼らの笑顔を見ただけで、充分にコミュニケーションできている❗️ と感じるのです


折り紙をひたすらチョキチョキ切ってるひと

関心を持ってる人をじっくり観察しながら鉛筆で描いてる人

クレヨンを持って、ニコニコしている人

画材を用意し、クレヨン・ローラー・荷物を全部持ったまま機嫌よくしている人

粘土片手に片方の手でワンワンを描いてる人

描くことよりもスタッフの方と触れあって安心している人


みんなそれぞれの心地良い空気の中で安心し、楽しい気持ちで過ごしているのを感じます。


1年というスパンの中で、確実に変化していることが見えてきます。


前は使わなかった画材をよく使うようになった、とか。

顔の表現に変化が見られる、とか。





作業所や家庭では、きっといろんな事があって、辛さや悩みを言葉にして伝えられなかったりともどかしさを感じているかもしれないけれど、せめてART活動の時間だけは嫌な事を忘れて非日常心から味わって感じて 欲しいなぁ〜って強く思います


彼らの創作現場に関わって、私がイメージをもらったり一緒に楽しんだりして、フラットな関係でギブアンドテイクできるんだなぁと改めて気づかされる今日この頃、です