12日にはすでに卵から幼虫が孵化していました。卵は育房と呼ばれる小部屋に1つずつ産まれます。育房数は12、育房数が増えていかないことに注目です。
19日です。幼虫は始め育房壁に尾端だけ付着しています。これにより巣から落下するのを防いでいます。最終齢の5例幼虫になる頃には育房にすっぽりとはまるようになります。
28日です。ようやく繭が2つできました。もう少しで働きバチが羽化してきます。
単独営巣期は、女王が1頭で狩り、巣作り、巣の防衛・・・と一手にこなさなければいけません。この時期の巣を大きくすることは、狩りや巣の材料の採集に時間を費やすことになり、巣の防衛がおろそかになってしまいます。巣の規模をどれくらいにするかは、気の遠くなるほどの長い時間をかけてこのバランス(トレードオフ)を磨いてきた結果だと考えられています。