BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

治癒魔法の間違った使い方 第11話 『炸裂!必生の拳!』 感想

2024-03-16 18:19:36 | Weblog
ああそうかぁ、黒騎士のCVは悠木碧だったかぁ。。。

ちょっと残念。

というのも、この先出てくるキャラで、ハンナという名の魔族がいるのだけど、彼女のセリフを悠木ボイスで脳内変換していたのでw

いや、このハンナって悪魔、いかにも姑息でチキンででも高慢ちきなキャラなのでまさに悠木碧向きのキャラだったのだけど。

そうかぁ、ここで黒騎士=フェルムに使っちゃったかぁ。。。

まぁ、ハンナが出てくるのは物語的にはまだまだずっと先なのでやむなし!だけどねw


ところで、この『治癒魔法の間違った使い方』、5話くらいまで進んだところで一気見して、あれ、これもしかして面白い?って思って、とりあえずコミックの方に手を付けたら、やっぱり思った通り面白くて、コミックの最新話までいって、そのままなろうの方にも手を出して、こちらも最新話まで追いついた。

ということで、実はこの一月あまり、結構ハマってた口。

原作のノベルスもあって、そちらは完結しているって聞いていたので、なろうもどこかで終わるのだろうと思っていたら、全然終わらず、現在も更新が週一で継続されていて。

どうやらノベルス原作の方は、魔王との戦いのところで一回中締めして、その後はなろうとは別ルートの物語になっているらしい。

なので、ノベルスの方はどうなるかわかっていないのだけど、でも、少なくともなろうの方は、普通に読み進められるくらいには面白い。

アニメはどうやらこのまま黒騎士を捕虜にしたところで幕引きのようだけど、ウサトが「間違った治癒魔法使い」として本領を発揮するのは、実はその後からなので、ここまではホントのホントで序章でしかないので、できれば2期に期待したいところらだけど・・・難しいかなぁ。

でも、この先、チーム・ウサトとでもいうべきパーティが組まれたところから加速的に面白くなっていくのこのまま終わりにするのはもったいないんだけどね。。。

ネアというウサトの使い魔になる吸血鬼が出てきたところから本番開始、という感じで、その後、あれこれの事件を経てウサトが成長して行くところが面白い。

今回倒した黒騎士もやがては仲間になっていく、というのが、いかにも王道マンガっぽくていいw

なんか流れ的には『ありふれた職業で世界最強』に近いのだけど、あちらは、ハジメがダメなオタクからイキリ魔王になっていく、というギャップのインパクトで引っ張っていくのに対して、ウサトの場合はむしろ脳筋的イノベータ?みたいな感じになっていくのがバカバカしくていいw

なろうにありがちな元オタクキャラの活躍は、実はスズネ先輩が請け負っていくので、ウサトが自虐的になることもなくw

そういう意味では王道の成長ファンタジー?なんだよねw

なので、できれば2期を見てみたいんだけどね。。。

ただ、2期を見据えての1期だったら、もう少しテンポよく進めていたようにも思うので、実際は難しんだろうなぁ。

でも、この先、狐の獣人のアマコもウサトのパーティの一人として活躍するので、端的にウサトがそうやって仲間とともに歩んでいく姿がいいんだけどね。。。

やっぱり、2期、見たいなぁ。

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葬送のフリーレン 第27話 『人間の時代』 感想: 全てはフランメの手のひらの上の出来事だったってことかw

2024-03-16 01:49:40 | フリーレン
意味深で暖かい静かな神回だったねー。

まさに「人間の時代」というタイトルに相応しい回。

何がスゴイか、って、結局、ゼーリエにしてもフリーレンにしても、1000年前のフランメの思惑のとおりに動いて、ともに「人間の時代」をもたらすのに貢献してしまっているということ。

ゼーリエは、フランメの遺言に従い、大陸魔法協会のドンとして君臨し続け、人間の魔法使いの育成に従事し、常に寿命の短さゆえ自分の高みに達する前に一生を終える人間のあり方に失望しつつ、それでも世代を重ねるごとに人間の才が伸びていることを実感しながらここまで来ているのに対して、

フリーレンはフリーレンで、こちらもフランメに諭された通り、魔族討伐のために、ひたすら魔力を隠す能力を研ぎ澄ますことに修練を重ね、その結果、ゼーリエからは「年の割に能力のない」魔法使いでありながらも、ヒンメルたちとともに魔王の討伐に成功を収めた。

その傍らでフリーレンは、フランメの自由な思考をなぞるように、民間魔法の収拾に努め、常に新たな魔法の可能性に対してオープンな鷹揚な姿勢を取り続けてきた。

言ってしまえば、ゼーリエは、魔法の何たるかを教え維持し続けるという伝統的権威の保全者としての役割を担い、対してフリーレンは、魔法のもつ潜在的可能性を実際に実現させる「民間=人間の魔法」の収集家、観測者として生きてきたことになる。

ゼーリエは自分こそが魔法の中心だという自負をもっているけれど、その実、弟子であった人間のフランメの願うままに振る舞ってきたわけだ。

つまり、死ぬことでフランメは、ゼーリエにもフリーレンにも、一種の「呪い」をかけたことになる。

その構図が、今回の話で明らかにされて、なんていうか、そのフランメの千年の未来を見据えた振る舞いに、なんだか爽快さを覚えてしまった。

うん、ものすごく良い回だよ。

ゼーリエは一人の天才・強者がいればそれで十分と思っているけど、それはまさに、エルフゆえの発想で、それに対して、フランメを師と仰いだフリーレンは、体はエルフ、心は人間、という存在として、人間の可能性を見続けてきた。

・・・といっても、フリーレンがその境地に達したのは、ヒンメルたちと出会い、彼らの死を経験したからなんだよね。

その意味では、ハイターの弟子、というか子どもであったフェルンは、きっとフリーレンにとっても重要な意味を持っているんだろうなと思う。

多分、フェルンは、フリーレンの目には、人間の可能性そのものに見えているのだろうね。

で、そのフェルンが、今回、ゼーリエからも見初められたwというのだからスゴイ。

まさに「人間の時代」を体現した存在がフェルンってことじゃんw

そのフェルンが、ゼーリエの誘いに対して、自分の師はフリーレンだと応えたのだから、これは痛快w


・・・ということで、前回までが第2次試験のダンジョン攻略で、確かに見ているとものすごいアクションの連続なので、おおお!と嘆息していたわけだけど、ただそれは見終わったらそれまでだったのだけど、

今回の話は、そうしたアクションシークエンスとしての第2次試験を描くことで、何が企図されていたのか、それが明らかになってすばらしかった。

しかも、その意図を誰が語るでもなく、ゼーリエとフリーレンの言動の対比でしめしてくるのだから。。。

いやー、脱帽だよ、これは。

にしても、そのゼーリエとフリーレンの二人から一目置かれるフェルンって・・・w

で、次回でどうやら終わりみたいだけど、これはもう落ち穂拾いのようなエピローグになるのだろうな。

間違いなく2期はやるだろうけど、とはいえ、時間は結構空いてしまうのだろうな。

ということで、ようやく禁じていた原作に手を出せるような気がするw

あー、しかし、ほんと、いい回だったなぁ。

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