ブルックリン横丁

ブルックリン在住17年の音楽ライター/歌詞対訳者=渡辺深雪の駄ブログ。 そろそろきちんと再開しますよ。

107:「さくっとアップ。」

2005-03-29 | ブルックリン横丁
なんだかんだと忙しくなってきたのでさっくり近況。まずダディ・ヤンキーの電話インタビューは大成功!
いきなり「コニチワ~」と先制攻撃。すかさず「オラ!コモエスタ!」で切り返してみた。やっぱりこういうベタさがラテン風味(偏見)。インタビューも、ノリエガから教わった聞きかじりのレゲトン知識をさらに補強する充実の内容。レゲトンとはプエルトリコの若者のヒップホップだそう。まあ、都市部のラティーノ人口の増大と台頭を思えばit's about timeな流れと言いますか。とても興味深い、ヒップホップのローカライゼーションを痛感させる話になったので是非是非来月号のbmrをチェケって下さいまし。明日はTego Calderonに取材。これまた硬派な男気レゲトンアーティストということでまた違った角度から迫ってみたいと思います。

そして週末は毎年恒例、イースター(復活祭)のタマゴ拾い。何で復活祭にタマゴを拾うのかという説明は割愛させてくれい。わしゃ今とっても忙しいんだ。さくっとgoogleで「復活祭 タマゴ」とでも入れてみて。ま、とにかくですね、ウチら家族はブルックリン・ブリッジとマンハッタン・ブリッジの間、いわゆるDUMBO地区にある美しい公園で開催されたタマゴ拾いイベントに朝っぱらから行列した訳です。Williamsburg同様、BK有数のオサレ地区(=あくまでもBK地元民主導ではない)であるDUMBOという土地柄、集まるファミリーも「いかにも」なヤッピー系&アート系多し。しかしこのタマゴ拾いのスポンサーの盲点、それはDUMBO近くには結構な数のプロジェクトがあること。去年もそうだったのだが、参加費無料、さらにはぬいぐるみやらクッキーやら、色々なモンがタダで配られるこのイベントをゲトー・キッズが見逃すワケはなく、去年は可愛らしく着飾り、タマゴを入れるためのカゴを下げた可愛らしい(クソ生意気でもある)子供達を押しのけ、既に子供が3人くらいいそうなゲトー・マミー達やその兄弟姉妹イトコにハトコが勢揃いで根こそぎタマゴを持ち帰っていた。なので去年は余裕ぶっこいて会場から2時間後くらいに登場したところ、踏み荒らされた芝生の上にはタマゴのカケラもなく。。てな反省も含めての行列なのよ。さすがに去年のイベントで苦情が出たのか、今年は「タマゴは一人5コまで、親は拾わないように」というトホホな釘刺し通告がメガホン越しに。…とその声の主を見るとそいつはブルックリン市長のマーティー・マーコヴィッツ。実はコイツ、NBAのネッツのホーム・スタジアムとなるアリーナの建設をメインとした、うちから数ブロックのところにあるアトランティック・アヴェニュー沿いの一大開発プロジェクトに率先して青信号を出しているニクい奴なのだ。こんなトコロで地域の皆様と交流している気さくなオレ、みたいなパフォーマンスには騙されねーぞ、と意気込む私。皆がカメラ片手に市長を囲む中、微妙な小声で「マーティー引っ込め」と、うちの近隣住人にはお馴染みのポスターの謳い文句をつぶやく。広報担当と思しきカメラマンはいちいち行列に並ぶファミリーと市長との親しげなショットをカメラに収めていくのであるが、我々ファミリーと友人家族は見事にスキップされた。フン。ビビりやがったな。

行列した甲斐あってタマゴ拾いはソツなく終了。無料で配られた凧を上げる旦那と太陽の、「正しい父と子」ショットを激写。そのうち自分でもやってみたくなってマイ凧ゲット。ハマった。

その後は友人家族と共に近くのレストランでランチ、さらに太陽のホーミー、世界の誕生日を祝う週末でもあったので皆でマンハッタンに出て子供達はIMAX、母親達は映画館近くのタイムワーナーをブラ見。シメはB'wayと51stにあるMARS2112という、火星をテーマにしたいかにもベタなアメリカ的テーマ・レストランへGO。ラスベガスとかフロリダとかにありそうな、メシ食ってると宇宙人の着ぐるみを着たスタッフが各テーブルを回る、というアレである。子供達は大喜び。私もこっそり大喜び。フフフ。結局家に着いたのは23時くらい。たっぷり遊んでたらふく食って太陽は幸せな一日だったようです。

がっ。素晴らしいショット満載だった本日のデジカメ画像、レストランでまたバシバシ撮ってたらいきなり全てのデータが消滅。。これってどういうこと?コンパクトフラッシュのせい?カメラの寿命?2001年頃に10万円以上はたいて買ったNIKONのCoolpix5700なんですが。もう立ち直れない。。。誰かおせーて。てな訳で今回は画像ナシです。ぐすん。