ほぇ~。凄いもの見せてもらいました!
MSG帰りの定番寄り道、Kタウンで晩飯買って、食いながらアップ。
興奮の新鮮なうちにね。
今日はライブレヴューなどの予定はなく、同行のソニーNY駐在しばけいからも普通に観賞モードでオッケー、とのお達しが出ていたのでビール片手に楽しみましたぜ。
いやいやそれにしても。
しょっぱなからクレイジーインラブで惜しげもなくジェイ登場。
売り上げや数々のアワード受賞合計数からしても当たり前なのだが、ティナ・ターナーとかそういうアイコンのレベルを超越。パフォーマンス中のビヨンセの頭上に輝いた太字フォントの四字熟語(私の脳内でね)は「人間国宝」、なのでした。
それからそれから、Beyの痩せっぷり&女ぢからにただただ脱帽。
2時間があっという間の密度の濃過ぎる(=ヒット曲あり過ぎ)ショウ、今後これを超越するステージングができるのかどうか見てるこっちが不安になるくらい。っていうかきっと、私の人生のうちで一度だってあんなに集中して踊ったり歌ったり宙づりになってしかも3回転くらいしたり、なんて2時間は訪れるわけがないんだが、それを彼女は連日やってのけてるわけだよねぇ。しかもスティレット履いて。比べんなよ!とか一応セルフ突っ込みしてみましたが、とにかく彼女はエンタメ界の至宝です。間違いなく。最後は「シングル・レディース」から「Halo」でシメ、だったんだけど、大ラスはフロアに膝ついて、両手でマイク挟んで大きく前後に頭を振りながら歌ってたんだけど、もうその姿がシャーマン入っちゃってる、っていうか、神懸かり的な迫力。
それから途中途中でアラニスとかサラマクラクラン、ジャネット、さらにドーン・ペン!!!!(ビヨンセの「ノーノーノー」だよ!MSGのステージの背景が一面ジャマイカ国旗。さすがカリビアンマッシブにも目配せしたNYCらしい演出)なんかのヒット曲を挟んだり、アレンジされたトラックで「カリフォルニア・ラブ」のイントロ使ったりニクいことしてました。
それから今日の衣装はハイレグ祭。これでもかっつうほどのハイレグ祭。レオタード祭とも言う。
っていうか、これ言うとイヤらしいかもしれないけどあの取材に立ち合った人間じゃないと言えない感じのことなんで、敢えて言わせてもらいますが、今回の『アイ・アム…サーシャ・フィアース』の全ての収録曲についてビヨンセがメディアに話をしたのはUSのレポーターでもなく他でもないこのアタクシだったのですよ。偶然そういうタイミングでインターナショナル諸国代表取材として日本が時間をもらった、っていうだけのことなんだけど。
アルバムのライナーでも同じことを書いたけど、アルバムについて語るのはビヨンセも初めてだったため、まだまだ曲解説とかの内容が練れてなかった(=うまくまとまってない、一番絞りである意味最も正直なコメント)だけに、取材慣れしてきて何百回となく言い古されたみたいな、用意されたコメントじゃない分、彼女が各曲についてどれだけの情熱と興奮を注いでいるか、っていうか、気迫つうか、そういうのがぐわぁぁぁぁぁっと放射能のような威力で伝わってきてたのよね。その時はまだアルバム自体も取材前日の試聴会で、通しで1回しか聴かせてもらえなくて、でそのうち商品になってCDとして聴いて、それと同時にラジオやメディアでがんがんかかるようになって。もちろんレコーディングとかの現場に一緒にいたわけじゃないんだけど、作品が産み落とされ、その産みの親が自分の作品について愛おしげに語る姿を目撃し、その意図をまるごと伝えるという使命を仰せつかってイタコの気持ちであちこちに記事を書き、そうこうするうちに確実にこの作品が世に知れ渡り…という、ある一点から放射状に広がる現象を目の当たりにしたという実感がひしひしと感じられた経験だったのですよ、私にとって今回のビヨのアルバムは。
で、今日のMSGはその放射状に広がったものの集大成、という意味で、なんだか私の中でも「昇華」というか、お相撲さんでいうと右手で「心」の文字を切ってるところ、っていうか、決着つけてやったぜ!みたいなさー。いつもは自分がこういう仕事をさせてもらっていることについて結構淡々としてるんだけど、今日だけはちょっと鼻高々な気分でした。素晴らしい現象のほんのちょっとの一部ですが柱の陰から目撃させてもらってありがとよ!みたいな。
それから、「生身のビヨンセ」と「サーシャ・フィアース」、というビヨに内在する両極端なキャラ=二面性、というテーマ/ギミックも、インタビューの時は「おいおい世間はついてきてくれるのかいな」、と一瞬焦りつつも、それを浸透させるのも自分の役目かも、とか気張ってイタコに徹してたから(ホントにこのアルバムに関しては気合い入れまくって書きまくったのだ!)、今日のMSGの大観衆を見回して、あのギミックがきっちりアーティスト・サイドの思惑通りに浸透したのだということを見届けてちょっとホッとした、みたいな。ちょ~お節介もいいとこなのは承知なんですけどね。お恥ずかしい限りです。こんなとこまで気にしたアルバムとか作品ってちょっと初めてだったもので自分でもビックリでございます。
すんません、あまり練らずに思いつくままに書いとこう(備忘録として)、と思ってタイプしまくり千代子(最近コレ好きなの)なので意味不明かもしんないけど!
とにかくこのワールドツアーが終わったら、そうとうに充電したりインスピレーションを備蓄しとかないとこれ以上のものを作り出そうたってなかなかそうはいかなそうな。そんだけ凄いもの見ちゃったんですよ今夜は。もうね、女であることが誇らしく思えるような、それくらいempoweringな経験とまで言い切っちまいたいくらいです。
今はNYCがホームになったBeyだけに、他のどの場所の公演よりも気合いが入ってたっつうこともあるかもしれないけど、今回のワールド・ツアー、東京と大阪にも行くということなので行けるヒトは絶対に観ておくべきだと思います。父の日の夜に子供と置き去りにされてブースカ文句を言っていた旦那を尻目に出かけてホントよかったぜ!!!
MSG帰りの定番寄り道、Kタウンで晩飯買って、食いながらアップ。
興奮の新鮮なうちにね。
今日はライブレヴューなどの予定はなく、同行のソニーNY駐在しばけいからも普通に観賞モードでオッケー、とのお達しが出ていたのでビール片手に楽しみましたぜ。
いやいやそれにしても。
しょっぱなからクレイジーインラブで惜しげもなくジェイ登場。
売り上げや数々のアワード受賞合計数からしても当たり前なのだが、ティナ・ターナーとかそういうアイコンのレベルを超越。パフォーマンス中のビヨンセの頭上に輝いた太字フォントの四字熟語(私の脳内でね)は「人間国宝」、なのでした。
それからそれから、Beyの痩せっぷり&女ぢからにただただ脱帽。
2時間があっという間の密度の濃過ぎる(=ヒット曲あり過ぎ)ショウ、今後これを超越するステージングができるのかどうか見てるこっちが不安になるくらい。っていうかきっと、私の人生のうちで一度だってあんなに集中して踊ったり歌ったり宙づりになってしかも3回転くらいしたり、なんて2時間は訪れるわけがないんだが、それを彼女は連日やってのけてるわけだよねぇ。しかもスティレット履いて。比べんなよ!とか一応セルフ突っ込みしてみましたが、とにかく彼女はエンタメ界の至宝です。間違いなく。最後は「シングル・レディース」から「Halo」でシメ、だったんだけど、大ラスはフロアに膝ついて、両手でマイク挟んで大きく前後に頭を振りながら歌ってたんだけど、もうその姿がシャーマン入っちゃってる、っていうか、神懸かり的な迫力。
それから途中途中でアラニスとかサラマクラクラン、ジャネット、さらにドーン・ペン!!!!(ビヨンセの「ノーノーノー」だよ!MSGのステージの背景が一面ジャマイカ国旗。さすがカリビアンマッシブにも目配せしたNYCらしい演出)なんかのヒット曲を挟んだり、アレンジされたトラックで「カリフォルニア・ラブ」のイントロ使ったりニクいことしてました。
それから今日の衣装はハイレグ祭。これでもかっつうほどのハイレグ祭。レオタード祭とも言う。
っていうか、これ言うとイヤらしいかもしれないけどあの取材に立ち合った人間じゃないと言えない感じのことなんで、敢えて言わせてもらいますが、今回の『アイ・アム…サーシャ・フィアース』の全ての収録曲についてビヨンセがメディアに話をしたのはUSのレポーターでもなく他でもないこのアタクシだったのですよ。偶然そういうタイミングでインターナショナル諸国代表取材として日本が時間をもらった、っていうだけのことなんだけど。
アルバムのライナーでも同じことを書いたけど、アルバムについて語るのはビヨンセも初めてだったため、まだまだ曲解説とかの内容が練れてなかった(=うまくまとまってない、一番絞りである意味最も正直なコメント)だけに、取材慣れしてきて何百回となく言い古されたみたいな、用意されたコメントじゃない分、彼女が各曲についてどれだけの情熱と興奮を注いでいるか、っていうか、気迫つうか、そういうのがぐわぁぁぁぁぁっと放射能のような威力で伝わってきてたのよね。その時はまだアルバム自体も取材前日の試聴会で、通しで1回しか聴かせてもらえなくて、でそのうち商品になってCDとして聴いて、それと同時にラジオやメディアでがんがんかかるようになって。もちろんレコーディングとかの現場に一緒にいたわけじゃないんだけど、作品が産み落とされ、その産みの親が自分の作品について愛おしげに語る姿を目撃し、その意図をまるごと伝えるという使命を仰せつかってイタコの気持ちであちこちに記事を書き、そうこうするうちに確実にこの作品が世に知れ渡り…という、ある一点から放射状に広がる現象を目の当たりにしたという実感がひしひしと感じられた経験だったのですよ、私にとって今回のビヨのアルバムは。
で、今日のMSGはその放射状に広がったものの集大成、という意味で、なんだか私の中でも「昇華」というか、お相撲さんでいうと右手で「心」の文字を切ってるところ、っていうか、決着つけてやったぜ!みたいなさー。いつもは自分がこういう仕事をさせてもらっていることについて結構淡々としてるんだけど、今日だけはちょっと鼻高々な気分でした。素晴らしい現象のほんのちょっとの一部ですが柱の陰から目撃させてもらってありがとよ!みたいな。
それから、「生身のビヨンセ」と「サーシャ・フィアース」、というビヨに内在する両極端なキャラ=二面性、というテーマ/ギミックも、インタビューの時は「おいおい世間はついてきてくれるのかいな」、と一瞬焦りつつも、それを浸透させるのも自分の役目かも、とか気張ってイタコに徹してたから(ホントにこのアルバムに関しては気合い入れまくって書きまくったのだ!)、今日のMSGの大観衆を見回して、あのギミックがきっちりアーティスト・サイドの思惑通りに浸透したのだということを見届けてちょっとホッとした、みたいな。ちょ~お節介もいいとこなのは承知なんですけどね。お恥ずかしい限りです。こんなとこまで気にしたアルバムとか作品ってちょっと初めてだったもので自分でもビックリでございます。
すんません、あまり練らずに思いつくままに書いとこう(備忘録として)、と思ってタイプしまくり千代子(最近コレ好きなの)なので意味不明かもしんないけど!
とにかくこのワールドツアーが終わったら、そうとうに充電したりインスピレーションを備蓄しとかないとこれ以上のものを作り出そうたってなかなかそうはいかなそうな。そんだけ凄いもの見ちゃったんですよ今夜は。もうね、女であることが誇らしく思えるような、それくらいempoweringな経験とまで言い切っちまいたいくらいです。
今はNYCがホームになったBeyだけに、他のどの場所の公演よりも気合いが入ってたっつうこともあるかもしれないけど、今回のワールド・ツアー、東京と大阪にも行くということなので行けるヒトは絶対に観ておくべきだと思います。父の日の夜に子供と置き去りにされてブースカ文句を言っていた旦那を尻目に出かけてホントよかったぜ!!!
レポートありがとう!!!(ものすごい時差で読んだんだけど。ナウ7月7日、七夕でございます。。。)