ブルックリン横丁

ブルックリン在住17年の音楽ライター/歌詞対訳者=渡辺深雪の駄ブログ。 そろそろきちんと再開しますよ。

163:「BKのギャングを横目で見ながら噂話」

2005-11-30 | ブルックリン横丁
いきなりですが最近チラホラ見かけるギャングスタ(今回はホンマもんの意味でのギャングです)。もっぱらウエッサイ発なイメージですがしっかりその勢力は東海岸にも進出中らしく。幸い我々が住むエリアでは滅多に見かけないにしろ、ベッドスタイの奥地とかに行くとたまーに全身赤尽くめのサグがウロウロ。どういうワケか見かけるのは赤着用ギャングばかり。ってことはBKのあの辺はブラッズの勢力が強いっちゅうことなのかね。時折派手なジャケットとか着てるヤツはいても、基本は黒とか茶色とか、アーストーン(+迷彩)が中心のサグの冬服の中、やっぱ全身赤って相当目立ちますな。アタマはベースボール・キャップかバンダナがあるからイイが、こうも毎日赤い服じゃ揃えるのも大変だろう。夏はディッキーズとか着てたけど冬はどうすんのかね。余計なお世話ですが。しかしもっとゲトーなエリア、例えばブラウンズヴィルとかイースト・ニューヨークとか(脳内BGM:MOP)なんかだともっとスゴいことになってるんだろうな。いい加減主婦にもなって怖いもの見たさにそんなとこに出かける程アタマはオカしくないですけど。うう怖いよ~。

そういえば今年のはじめに手伝った、グウェン・ステファニーと原宿ガールズのヴィデオ撮影時、ガールズの衣装選びの中で一人が青いバンダナを巻こうとした際即効でグウェンが「青もしくは赤のバンダナは絶対に禁止!!!」と指示を出したのが印象に残っている。その後独りでブツブツ「ギャングは怖いからね~」だって。へー、グウェンってこんなトコまでsavvyなんだー、みたいな。さすが西の人だね。非常に平たい括りですんまへん。

162:「七面鳥とか亀田三兄弟とか」

2005-11-30 | ブルックリン横丁
サンクスギヴィングの騒ぎが一段落したので久々にアップ。言うなれば日本の正月に匹敵するほどの一大イベント、基本はファミリーや親しい人々と過ごす。それから七面鳥の丸焼き。おせち料理みたいにとにかく食べ物を沢山作ってその後数日間はそれで食いつなぐ感じ。姑がいたりすればお呼ばれして自分は料理を免れるがうちはそうはいかん。旦那の母は既に他界しているし。という訳で今年で4度目になる丸焼き、何故か今年は異様に料理したい熱が盛り上がってしまい、中に詰めるスタッフィング用のコーンブレッドまで手作りする始末。その他にもキッシュ・ロレーヌだのパエリアだのグリーン・ビーンズとカシューナッツの炒め物だのてんこ盛り。クランベリー・ソースはあえて火を通さず、グランマニエとオレンジ果汁と共にフードプロセッサーに入れ、フレッシュなレリッシュ風にしてサーヴ。メインの七面鳥には何とメイプル・シロップで照りをつけるという隠し技も披露。しかしこれがマジでウマかった!自分で食べてビックリしたぜ。毎年あんまり巨大過ぎて食べきれないのが嫌なので今年は14ポンド(約8キロ)という中くらいの大きさの七面鳥を用意したが、我々家族3人+義父、さらに近所に住む高校時代の同級生とその友人2人が腹一杯食べてもまだまだフツーに余ってました。皆狂ったように喜んで平らげてくれたのでお母さん嬉しいわ。

そして亀田三兄弟。里帰り時にニュースで見た時から気になっていたのだがすっかりその存在を忘れていた彼ら。さっきヤフーのニュースで近況が報じられていた。彼らの戦績とか実力についてはよう知らんのだが、そのたたずまいといいゲトーっぽさといい、どう考えても彼らは黒人だ。よく関西人と黒人は似ている(派手、うるさい、etc)というヒドそうに聞こえて実は非常に的を射ている見解を聞くが、亀田三兄弟はそれを見事に証明したね。ま、見るからにヒップホップ好きそう(+ヤンキー臭のヒネりもありつつ)な恰好してるけど。首から下げたチェーンとかさ。公式の場でのスーツ姿ひとつにしても、黒人の若い兄ちゃんの一張羅風、もしくはゲトーなプロムさながらだ。

実は自分も将来的にはあと男の子が二人欲しいと思っているので、三兄弟には意味もなく憧れている。しかしどう転んでもワシが自分の息子を亀田三兄弟のようなキャラに育てることは出来ん。そこまでの気概はワシにも旦那にも無い。親がまず根性無しなので。向かいに住む黒人三兄弟は長男:オタク、次男:芸術家肌、三男:サグ…と見ていて溜め息が出るほどバランスが取れている。これだけバラエティのある子供達がいりゃさぞかし子育てにも幅が出て楽しかろう。しかしだ。亀田家はみんながみんな全く同じベクトルに向かって物凄い勢いで邁進しているのだ。そう、あのファミリーの絆の固さまでが既に黒人。これからも亀田三兄弟を遥か彼方のNYからウオッチしていくぞ。フフフ…

…とここまではmixiの日記にアップした内容。

最近アップの頻度がノロくてすんませんね。何だかんだとバタバタしてまして。いつものコトながら。最近「快適な部屋を作り出すには自由に使える金額の50%をインテリアや収納等のために出費すること」という一体どこに根拠があるのかと疑問に思えなくもないコメントを小耳に挟んでしまったため、何だか気が気じゃない日々を送っております。小銭が出来る度に靴だジーンズだジャケットだと散財するのではなく、快適空間に投資せよってことですな。リーマン時代に会社の先輩がイタリア製のソファに15万円出したと聞いてビビった23才の夏もすっかり遠くなりました(当時のワシのソファは青山ベルコモンズのPier1で買った4万円のシロモノ)。あーあ、これはアレか?俗に言う「守り」に入った証拠か?ちっくしょー、こうなったらドアノブからトイレット・ペーパーのフタ、便座までフリフリのレースのついたカバーつけてやる。ソファーにはビニールをかけ、花瓶にはプラスチックの造花を飾り、ブラック・マンバのウィンドウにはレースのカーテンだ。

そういやジェイZのマイバッハのウィンドウにはカーテンついてたよ(マジ)。成金趣味!?

161:「物欲、そして旅ガラス3人衆のリユニオン」

2005-11-03 | ブルックリン横丁
道産子ボーラーナオちゃん aka DJナオミ of FM Northwaveが今年何度目かのNY入りをしているので一昨日、昨日と連チャンでだらだらショッピング。事前の電話会談では最近互いに物欲が半減していることを安堵しつつも寂しく思ったりしていたものだが、いざ目の前に素敵なアイテムがだぁーっと広がるとやっぱり目尻が下がりますな。ホントはブランチしてサロン行ってスパ行ってお嬢さんデー…のハズだったのだが、フタ開けてみりゃ飲まず食わずで5時間買い物しっ放し。修行ですな。これじゃー初めて竹下通りデビューした田舎の小中学生もビックリだ。(今も竹下通りはそんなカンジなのでしょうか。誰かfill me inプリーズ。)ウェッジのブーツで良かったぜ。ダウンタウンからサックス、5番街の路面店、ヘンリ・ベンデルとかけずり回り初日は終了。二日目はセフォラで集合、SOHOの本村庵で蕎麦食って(ここは坂本龍一もごひいきだそうよ。何回か見かけたけど)、ダウンタウンBKに程近い我が子の学校のお迎えにまでナオちゃん連れてっちゃいました。その後てくてく歩いてフルトン・モールまで。思えばこの3人(ナオちゃん、太陽、ワシ)は世界遺産知床の秘境まで共に歩いた旅ガラス。川湯温泉の源泉まつりでは寂れたマジック・ショウまで見た仲だ。もちろん一緒に風呂に入った事は数知れず。それがこうしてまたフルトン・モールでリユニオンとは粋じゃあないですか。

んでもって結局ココに来たらとりあえず行っとく?みたいなノリでDr.Jayz Ladiesへ。っていうかワシやってることが過去10年間変わってないね。10年前はLadiesはなかったんだけどね。別に無くても絶対に困らないようなジャージのセットアップだの新作ナイキだのを適当にお買い上げ。フルトン・モールで子供の服以外のモノを買ったのは超久しぶりだ。撮影も最近してないしな。Dr.Jayzの袋を持って歩くのがかなり恥ずかしい年頃ではあるがまぁそれはいい。お誕生日Weekだもーん。それにしても日本人がいっぱいいたな。化粧のカンジからして20代前半くらい、10年前には決して見かけなかったようなチークの入れ方をするジャパニーズ・ギャルが買い物してたよ。当時見かけた日本人ギャルといえばドリカムの吉田美和くらいだったモンだ。何はともあれ5番街からゲトーまでをきっちり網羅した2日間。姉御お疲れさまでした。じゃ、日曜のクラブで。