ブルックリン横丁

ブルックリン在住17年の音楽ライター/歌詞対訳者=渡辺深雪の駄ブログ。 そろそろきちんと再開しますよ。

ローカルニュース

2007-05-18 | ブルックリン横丁
TVをケーブルに切り替えてから、以前には見たこともなかったチャンネルにハマり気味の日々。その一つがブルックリンのローカルニュース。ローカルニュースがメジャー局のそれと比べて何とも風情に溢れて香ばしいのは万国共通ね。しょーもないのも多いが近所の高校のバレーボール部の活躍ぶりとか(バスケとかフットボールみたいな花形じゃないところがミソですな)、部員が全員肥満体型のダメダメ女子サッカー部の練習風景とか色々。

そんな中、ビックリしたニュースが一つ。メキシコ移民一世の女の子が自分を尾行してきたレイプ魔をとっさの判断で巻いた…という話なのだが、スペイン語訛りの英語でインタビューに答える彼女曰く、「尾行されているのには気づいていたが、下手に騒ぐと殺されるかもしれないと思って(尾行されている間に)作戦を練っていた。腕を掴まれた時には素直に応じるフリをして、大人しく人気のない方へ一緒に歩いて行った。私が抵抗しないことを知った犯人が掴んでいる手を緩めた瞬間にダッシュで逃げた…」と。

ていうかこのコ11歳だよ!小学5年生。レイプ犯相手にここまで冷静に機転を利かせるのも凄いけどさ、そもそも小学5年生ってレイプの基本概念を既に知っているのか??これぞBKストリート・スマート、ってヤツだよな。

キー局では全然取り上げられてなかったけど、もっと騒がれてもいいニュースだと思ったね。

青い春

2007-05-10 | ブルックリン横丁
NY名物(?)、毎朝の路駐スポットバトルを制してホクホクな中のアップ。午前8時半までに曜日によって決められたサイドに駐車/二重駐車して清掃車のために道を空け、10時には元通りにするというちょーめんどくさい作業。とかいって既に9時半くらいに動かし始める気の早いヤツなどもおり。つまりそれだけ熾烈なスポット争いが早朝から繰り広げられる無意味にアツい街にゅーよーく。相変わらず無免なんですがNYで運転するならまずはここから攻めてかないと、ということで特訓中の身でござい。今のところ勝率100%。

さてここ最近は天気もいいので子供の学校のお迎えは徒歩。だいたいルートも時間帯も毎日同じようなものだし近くの中学や高校の下校時間とも重なっているのですれ違うヤングの顔触れも何となく固定しているのだが、これがもう甘酸っぱいこと限りなし。「ティーン」「放課後」「下校時間」なんてキーワードだけで甘酸っぱさに悶絶死しそうだってのに、これを日々リアルタイムで見届けてるんだからもう大変さ。しかもプルカツの距離感が日に日に狭まり、ここ最近の陽気で一気に「手つなぎ」から「ケツ鷲掴み」にまで飛躍しちゃったりして!もう明らかに「昨日何かあったなこいつら!」「…ヤりやがったな!?」みたいな。ホイッスル持ってこいホイッスル!

しかし国や人種や時代は変われど男女のマッチングとは普遍なもののようで。似た者同士がくっつくのは男女の性なんでしょうか。つまるところスニーカーもデニムもキャップも流行どころをきっちり押さえてるオサレ男子は相手も高水準。でもあくまでもBK内の水準。ギャングスタなサグ予備軍(カネ無さそう)の隣には既に3人くらい子供がいても不思議はなさそうな(ホントにいるかも)ゲトー女(と書いてチックと読む)が寄り添う…っていうか大抵は女子の方が猛烈アタック。偽ヴィトンのスカーフとかでアタマ全体覆って手入れの行き届かない髪を隠してる風のオバちゃんキャラ全開な感じで。そんで最近もの凄い勢いで増えてきたのが遅咲きデビュー系。ファッソン的にはルーペ・フィアスコちっくでスケボーを肌身離さず(でもヘタ)。得てしてひ弱なボディにタイトな着こなし、ロカウェアやショーン・ジョンなどのモール系ブランドは一切着用せず。こういう輩は大抵野郎同志でツルんでいるね。オクテなんだな。たまに女子が一緒にいたとしてもあくまでもグループで。その女子もいわゆるB系(言っちゃった)というよりもフツーにイマドキな装い。ケリースとかに憧れてそうな。マーク・ジェイコブ風のバッグをFOREVER21で購入、とか。オバさんはこのテの女子が一番好き~。

まぁ何でもいいけど毎日こんなヤングをひっそり監視しているわけですよ。心の中でホイッスル吹きながらね。


エイミー・ワインハウス

2007-05-09 | ブルックリン横丁
のショウケースに行ってきたよん。UKでは既にhugeという話ですがUSでは今作「Back to Black」で着火!流行モノに弱いおじさん=ジェイZもお気に入りとかでデフジャムとの契約の噂もあった彼女ですがとにかくすごい勢いで盛り上がってるので日本でもかなりイケそうな予感。

サウンドは一聴瞭然、ヴィンテージな懐メロソウル調に酔いどれエイミーのパンチの効いた歌声が朗々と。浮世絵ちっくな目張り風アイラインにしろ客に媚びないパンクなアティテュードなど切り口満載。ファッションもLESとかウィリアムスバーグとかにいそうな感じ。

久々に内本さんやなつみさんにも会えたし、おまけにショウ後のミート&グリートで本人にも会えたし、ユニバーサルよありがとう。こんな小さい箱で見れることももうないんだろうな~。(これはジョン・レジェンドを唾がかかる位置で見たNYC某クラブでも思った感想)

日本盤は秋口ということですが先物買いっつーことで要チェック。