途中でキャメル・トー問題に発展(脱線)してしまった例のディス・ソングですが今朝になってまた新展開が。っていうかNY時間の1/25にどうやらキャムロンが今回の件について記者会見したらしいんですがね。そしてそしてようやくジェイZ側のコメントも発表されますた。要約すると「MCとして相手にすべき程のトラックでもない、ゴミみたいな曲だ。記者会見までしているキャムロンの意図は明らか、ただ注目を集めて自分の宣伝をしたいだけ。反撃するつもりもないし、ヤツの宣伝のために利用されたくない」と。ま、商人キャムロンの意図はもともと見え見えだからいいとして、「さあどうするジェイZ!?」みたいな世論をハナで笑うようにして「利用されたくない」と言い切るジェイZも潔いっす。さすが爪先を露にしたCEO(しつこい)。ガキの喧嘩なんて相手にしてらんないっす、みたいな?
しかーし、さらに追い打ちをかけるように今朝もまたキャムロンの新トラックが早朝のNYCを賑わせておりますよ。何と過去にジェイZが数々のMCから「引用」したラインのあれこれを、「オリジナル→ジェイZの引用後」みたいに対比させてつなげていくナイスなミックス仕様ディス。もちろんキャムは「引用」なんて生易しい言い方はしておらず、「パクリまくり!!」って連呼してるんだけど、そのパクり元としてビギーはもちろん、スリック・リックだの2パックだのスヌープだの、ビッグ・ダディ・ケインだのものスゴい量になっており。
仕事柄リリックの一字一句に耳を傾けなきゃならん状況は沢山あるのだが、まぁラッパーが他のMCのラインを引用するのは別に珍しくも何ともないし、多くの場合がそのオリジネイターに対する敬意も込めつつ、という意図にもとづいてのことだとワタシは解釈している。多くのリスナーも同じ見解だと思うがどうでしょう。ヒップホップ好きの会話に頻用されるフレーズとかもフツー誰かの有名なパンチラインだったりするし、ある意味「ラインの引用」ってこのカルチャーの一部と言っても過言ではないんじゃないの?(それがまた時代と共にどんどん変化していくのもオモシロかったりする訳ですが。デイヴ・シャペルのコメディ・スキットでもそういうネタがあったね。ノーディギディダウト。)何か日本のオッサン(特に中小企業の成り上がり社長系、愛読書は『プレジデント』)とかも「信長はこう言った…」だの「龍馬の有名な言葉に…」とか好きじゃん?それと一緒、みたいな。あれ、ちょっと強引だった?
キャムロンの言い分としては、「ジェイZはビギーの引用だけはそのネタ元を明らかにして公にビギーに対するリスペクトを表明しているものの、他のMCの場合は自分が彼らのラインを引用したということを特に表明していない。これは単なるパクリに過ぎない」と吠えている。さらに「2パックはお前のことを好きでもなかったし、故人やクラシックなレジェンド達から引用するならまだしもスヌープなんてまだバリバリ現役だし」とか。うーん、とりあえず腕をぶんぶん振り回してパンチ浴びせかけてる感じか?
ラジオの生放送中にはキャム支持派/ジェイ支持派が結構活発にそれぞれの意見をのべにDJに電話をかけてきたりするのだが、「ずっとジェイのファンだったけど8枚のCDを全部捨ててやる」とか「マジ?」みたいな意見もあった。みんな流されやすいんだなぁ。
しかし公平なヘイターのラジオ・ホスト=スターも一方的にキャムのトラックを垂れ流すだけでなく、キャム自身が他のMCのラインを「引用」/「パクった」事例を指摘。結局キャムもビギーやDMXをパクってやんの。かっちょわりー。
ということでどこにも着地する気配のなさそうなこのビーフ(と言うのもどうかと思うが。一方的すぎて)、これは他のMCのラインの引用についてそれぞれがどう思うか、聴く手によって見解が違ってきそうね。
あ、でも一つだけオチがありました:やっぱりビギーはスゴかった。ちゃんちゃん。ようやくビギー母も最近になって声高に言うようになってきたが、もういい加減ビギーの遺産を搾取すんのはやめようよ。なんかさー、何やっても「ビギー万歳!」みたいなところに落ち着けちゃえばそれでヨシ、みたいな。ディディがいかんのだな、ディディが。ブツブツ…ってワシもカネにならんことをあーだこーだよく書くよな。こんなことばっかりしてないで自分の美容メインテナンスでもしとけ、ってセルフ突っ込みしてみました。セフォラで化粧品買う前に鼻毛処理を何とかしろ、ってことですわ(内輪ネタ)。
しかーし、さらに追い打ちをかけるように今朝もまたキャムロンの新トラックが早朝のNYCを賑わせておりますよ。何と過去にジェイZが数々のMCから「引用」したラインのあれこれを、「オリジナル→ジェイZの引用後」みたいに対比させてつなげていくナイスなミックス仕様ディス。もちろんキャムは「引用」なんて生易しい言い方はしておらず、「パクリまくり!!」って連呼してるんだけど、そのパクり元としてビギーはもちろん、スリック・リックだの2パックだのスヌープだの、ビッグ・ダディ・ケインだのものスゴい量になっており。
仕事柄リリックの一字一句に耳を傾けなきゃならん状況は沢山あるのだが、まぁラッパーが他のMCのラインを引用するのは別に珍しくも何ともないし、多くの場合がそのオリジネイターに対する敬意も込めつつ、という意図にもとづいてのことだとワタシは解釈している。多くのリスナーも同じ見解だと思うがどうでしょう。ヒップホップ好きの会話に頻用されるフレーズとかもフツー誰かの有名なパンチラインだったりするし、ある意味「ラインの引用」ってこのカルチャーの一部と言っても過言ではないんじゃないの?(それがまた時代と共にどんどん変化していくのもオモシロかったりする訳ですが。デイヴ・シャペルのコメディ・スキットでもそういうネタがあったね。ノーディギディダウト。)何か日本のオッサン(特に中小企業の成り上がり社長系、愛読書は『プレジデント』)とかも「信長はこう言った…」だの「龍馬の有名な言葉に…」とか好きじゃん?それと一緒、みたいな。あれ、ちょっと強引だった?
キャムロンの言い分としては、「ジェイZはビギーの引用だけはそのネタ元を明らかにして公にビギーに対するリスペクトを表明しているものの、他のMCの場合は自分が彼らのラインを引用したということを特に表明していない。これは単なるパクリに過ぎない」と吠えている。さらに「2パックはお前のことを好きでもなかったし、故人やクラシックなレジェンド達から引用するならまだしもスヌープなんてまだバリバリ現役だし」とか。うーん、とりあえず腕をぶんぶん振り回してパンチ浴びせかけてる感じか?
ラジオの生放送中にはキャム支持派/ジェイ支持派が結構活発にそれぞれの意見をのべにDJに電話をかけてきたりするのだが、「ずっとジェイのファンだったけど8枚のCDを全部捨ててやる」とか「マジ?」みたいな意見もあった。みんな流されやすいんだなぁ。
しかし公平なヘイターのラジオ・ホスト=スターも一方的にキャムのトラックを垂れ流すだけでなく、キャム自身が他のMCのラインを「引用」/「パクった」事例を指摘。結局キャムもビギーやDMXをパクってやんの。かっちょわりー。
ということでどこにも着地する気配のなさそうなこのビーフ(と言うのもどうかと思うが。一方的すぎて)、これは他のMCのラインの引用についてそれぞれがどう思うか、聴く手によって見解が違ってきそうね。
あ、でも一つだけオチがありました:やっぱりビギーはスゴかった。ちゃんちゃん。ようやくビギー母も最近になって声高に言うようになってきたが、もういい加減ビギーの遺産を搾取すんのはやめようよ。なんかさー、何やっても「ビギー万歳!」みたいなところに落ち着けちゃえばそれでヨシ、みたいな。ディディがいかんのだな、ディディが。ブツブツ…ってワシもカネにならんことをあーだこーだよく書くよな。こんなことばっかりしてないで自分の美容メインテナンスでもしとけ、ってセルフ突っ込みしてみました。セフォラで化粧品買う前に鼻毛処理を何とかしろ、ってことですわ(内輪ネタ)。