ブルックリン横丁

ブルックリン在住17年の音楽ライター/歌詞対訳者=渡辺深雪の駄ブログ。 そろそろきちんと再開しますよ。

130:「Carol's Daughterが一気にメジャー化!」

2005-05-28 | ブルックリン横丁
明日からメモリアル・デーの週末。一応この週末をもって1年のBBQ初め、ということになっているのだがウチは既にデビューしちまったよ。天気が怪しいという噂だが近所のホーミーを集めてさっくり開催。なので今日は家と庭の掃除デー。

ちょっとだけ気になるネタがあった。BKはフォートグリーン地区にあるCarol's Daughterという店。リサという女性(昔うちの近くに住んでた)が手作りで始めた、無添加の自然派ボディケア用品を売るお店。黒人版ボディ・ショップというか。ルイールとか411とかのNY特集のコーディネイトをした時とか、何度も日本の雑誌に紹介していたんだが、何と今回ジェイーZやウィル・スミス&ジェイダ・ピンケット夫妻を始めとするスターの共同出資により全国的にフランチャイズ展開することになったとか。詳しくチェケろうと思ってサーチしたら、マイLAホーミーの大前さん(ブラストで連載中)がwww.barks.jpにてキッチリ訳されていたので転載します:

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ウィル・スミス、ジェイ・Zらが化粧品会社へ出資

ウィル・スミスやジェイ・Zら複数人の投資家がブルックリンの化粧品会社「Carol's Daughter」へ大型出資を行なうと、CNNが報じている。

これは5月17日にジェイ・Zの経営するスポーツ・バー「40/40 Club」で行なわれた記者会見にて発表されたもので、化粧品会社「Carol's Daughter」の全国展開に向けて、合計1,000万ドル(約10億7,000万円)の投資を行なう。出資者としてはウィル・スミス、ジェイ・Zの他にインタースコープ・レコードCEOのJimmy Iovine、マライア・キャリーの元夫としても知られるソニー・ミュージック元会長のTommy Mottola、彼の現夫人であるシンガーのタリアなど、多数の音楽関係者が名前を連ねている。また、全国展開に向けた広告キャンペーンにはウィル・スミスの夫人である女優ジェイダ・ピンケットが出演することも発表された。

なお、リサ・プライスという女性が創業した「Carol's Daughter」は自宅での手作りの化粧品からスタートし、'99年にブルックリンにて最初の店をオープンしている。今後の予定としては今年秋にはニューヨーク・ハーレムにフラッグシップ・ストアをオープンし、その後、数年間でフィラデルフィア、アトランタ、ボルチモアなど9店舗以上をオープンする計画であるという。

K.Omae, LA

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ここって昔はスパイク・リーの40acres and a muleってブランドのフラッグストアがあったトコロなんだよね。そのむかーし、私が初めてNYに来た時にチラリ立ち寄った記憶が。Carol's Daughterのプロダクツはやはり黒人の肌にちょうど良く出来ており(当たり前だ)、我々が使うと多少オイリーな感じ。しっとりテカテカ。私は全然OKだが、爽やか系でほのかな匂いが好きなヒトにはちょっと香りもどぎついかも。でも店に入った瞬間のむせ返るような匂いは病み付きっす。

フォートグリーンの同じブロックにブラウンストーンを持っている(いた?)というエリカ・バドゥがBK在住当時しょっちゅう通い上げていたことでも有名なこの店、彼女が「Bag Lady」をリリースした時のプロモ・グッズにも確かここのフレグランス・オイルの小瓶が入ってた記憶が。あとMusiq Soulchildのデビュー時にも、わざわざ「Musiq」なるオイルをカスタマイズして配ってたね。デフジャムもなかなか気がきいてんじゃん!とか思ったことを覚えております。当時はフォートグリーンのあのエリア一帯は何故かネオ・ソウル系(aka頭タオル巻き系。そういや見かけなくなったね。Thank God...)の人々が闊歩していたものだが、最近の開発&家賃値上げに押されて彼らはどんどんベッドスタイへと流出中。ネオ・ソウル系のみならずバッピー(死語)と呼ばれる高学歴&ホワイトカラー系のブラックピーポーも大移動中。ダウンタウンBKの開発計画が具体化されるのに比例してどんどん不動産価格も急上昇中のスタイ(と通ぶって呼んでみた)。どんどん新しいバーとかブティックがオープンしてるから今度BKに来る時には立ち寄ってみてはいかがでしょう。しかしゲトーはゲトーなので、行き先と行き方をよーく確認してからにしてくれ。前に411(ふぉーだぶわん)て雑誌でBK総力特集した時にちょっくら紹介したけどさすがにもう本屋にはないだろうな~。じゃ、掃除に戻ります。


129:「今日も思考の垂れ流し」

2005-05-27 | ブルックリン横丁
ようやく一息ついたのもつかの間でまたまたアポ取りを始めとする諸務が溜まりつつあり。イタチごっこですな。いや有り難いんですけど。ホントに。朝メールチェックしたらダディ・ヤンキーのマネジャーから連絡が入ってた。来月頭にNYに行くのでDYと対面してみる?とのお誘い。bmr用のエクスクルーシヴ取材(電話)は嘘みたいにスムーズに運んだのにそれ以降の追加取材のリクエストはことごとくタイミングが合わずに泣いていただけにお母さん嬉しい!DYの日本盤はかなり好調と聞いているのでココはひとつ日本でのレゲトン人気をピシッと伝えて来るぜ。

さらには7月中旬に日本盤が発売になるテゴの旧譜のライナーを書くことになったっぺよ。何か恐れ多い気がして一瞬チビりそうになったものの思い直して引き受けることにいたしました。フツーにレゲトンに詳しいライター諸兄は沢山いらっしゃると思うのですが私なりにテゴと話したりライブを観たりした中で感じたことをさっくり書いてみようと思っているので興味のある方は是非。ってここで宣伝して自分に余計にプレッシャーかけてんな、ワシ。しかしアレだね、LAの市長も何十年かぶり(だっけ?)にラティーノが選出されたね。笑顔と白い歯がまぶしいベタなラテン顔の人。ニューズウィークの表紙で思い切り笑ってるし。ちょっと前には中国パワーの台頭について特集してたNW誌、今度はラティーノ・パワーの未来予想図に沢山誌面を割いてました。音楽と時代の空気(特に政治的な意味合いで)がマッチした時の勢い、みたいなものを肌で感じたことのない世代として、今ラティーノ達が感じているであろう期待感は単純に羨ましいぞ!(と同時に日本の学園闘争とフォーク隆盛の関係とか、日本人として足元も見つめなきゃね、っていう気持ちもありつつ。)

ここまで来てようやく本題。殆ど1日4、5曲のヒット・チューンをひたすらヘヴィー・ローテーションで垂れ流す昨今のラジオの現状をつまんねーと思いつつ、ボビー・ヴァレンティーノやダミアン・マーリーがかかっちゃうとトロけたり拳を握ったりして結局メディアにノセられているワケですわ。しかしそんなおヴァカな私でも、誰のとは言わんが「よくこれだけどうしょうもないことばっかライムし続けられんなコイツ」と思うようなトホホなヒット曲が量産されているという現状に対しては眉をひそめてしまうこともある。エンターテイメント、とは分かっていながらも。

人が音楽を聴く時のポイントは色々あると思うのよ。トラックメイキングに興味がある人はビートの成り立ちに…云々、とか。英語が母国語ではない我々も、絶対的にサウンドとかノリ重視な聴き方をしているハズ。しかし英語を母国語とするリスナー達にとっては勿論サウンドも大切だが、やっぱりその「詩世界」とかクレヴァーな物言いとか、それぞれのMCや歌い手のキャラをあれこれ吟味しつつ、という聴き方が圧倒的なワケですよね。んで、例えばギャングスタなMCがサグライフについて綴ったリリックでヒットを飛ばしたとして、その曲の受け止められ方というのはゲトーとリッチな郊外のキッズとじゃ全然違うわけでしょう。リアリティとして頷きながら聴くのか、物味遊山気分で聴くのか。前者にしてみればそれは「フッドの代弁者」であり、後者にとってはただの「見世物小屋」。極端ですが。感情移入度というか、パーソナルな度合いが全く違う。

例としてまたもネタにさせてもらうがデッド・プレズ。対訳もさせてもらったが彼らのアルバムの中に、「いかにして政府を欺き食料配給券(フード・スタンプ)をせしめるか」というのに始まり、偽造クレジット・カードでカネを手に入れる方法などについて延々とライムしてる曲があった。その筋書きに基づいたビデオも制作されたようだがあまりの内容に放送は差し止めになったらしいが。あの曲を訳していた時の私の脳内感覚は物味遊山そのものだった。勿論賛成出来るコトじゃないし、個人的にはヒジョーに見苦しい行為だと思う。でも実際にはハーコーなデッド・プレズ・ファンというのが一杯いて、ライブでこの曲がかかると「Hell Yeah!!!」って大喜びすんだよね。奴隷解放と共に約束された40エイカーの土地とロバ一頭を結局は手に入れられなかった黒人達への代償を、政府が払わないというのならこっちからふんだくってやるぜぃ!押忍!ってね。

それとはまた別次元の問題として、同じヒップホップというジャンルの中にも色々流派(あんまりこういう言い方したくないけど事実なので仕方がない)があって、例えばコンシャスなMC達のリリックは難解なこともあるし、それなりの思考力や人生経験を伴わないと理解不能なことも多いと思うのよ。んでそういうコンシャスMC達のメッセージに対し敏感に反応出来るかどうか、それは聴く人のマインド次第なのね。感受性の問題、とも言えるかもしれん。

すまん今回もオチ無しだ。そろそろ某雑誌でこんなことをつらつらと書き連ねた連載が始まることになるので、そこではちゃんときっちりオチをつけるべく頑張るから~。栄えある第一回の原稿を入稿し終えたらちゃんとここでご報告することにします(妙に慎重)。

128:「ビデオ鑑賞しながらひとりごちてみた」

2005-05-25 | ブルックリン横丁
今久しぶりにBET観てるとこ。ねえねえ、みんなインヤン・ツインズの新曲のビデオ観た??全部ヒソヒソ声で歌ってるあの曲だけど。いきなりMIBもびっくりな黒スーツでさー、ケイン(ちっちゃい方、ヤンの方ね)なんて何かヒゲとか脱色しててさらに怪しさ満点。一瞬あの名古屋のレゲエ双子のアキ&ソルトフィッシュを思い出したのはワシだけか?ツインズつながり、ってことで。でもビデオとしてはなかなかスタイリッシュな仕上がりだわね。彼らとはホテルの狭い部屋で膝を付き合わせるようにして取材したことがあるが(息苦しかった)、彼らを見る度に「価値観の破壊」という言葉が脳裏をよぎるね。ある意味爽快です。

んでもって今コモンの新曲「Go」のビデオがデビューしてます。何だよコモン、この前は耳の聞こえないガールフレンドに紙芝居ちっくな演出でプロポーズしてたくせに今回は美女と絡んでんじゃんよ。別にいいけどね。しかしコモンのカラダはいいね。無駄なモンそぎ落としてる感がきっちり伝わってきます。ストイックながらヘンにいやらしく筋トレとかしてないカンジがさりげなくてグゥ。つるっぱげとヒゲのコンビネーションも最近許せるようになった。でもあのつぶらな瞳は直視できん。やましいコトとか全部見抜かれそうで。…っていかにも夜中のビデオ鑑賞らしくだらだらと意味の無いこと書き散らかしてるね~。

そうそう、ナイキのサイトでDUNKとかを好きなデザインにカスタマイズ出来るんだよね。5年くらい前に日本の友人のためにオーダーして以来すっかり忘れていたのだが、急に思い出してサイトに行ってみたらめちゃめちゃパワーアップしててビビった。早速夏向けに何足か注文してみよっかなーと思ってるところ。個人的にはもっとビビッドな色展開もして欲しかったところだね。あり得ない色のコンビネーションこそがこういうカスタマイズ・サービスの醍醐味かと。…って思い出したがそういやワシ、中学の時に剣道部に入部した時にどうしても「マイ防具」をカスタマイズしたくて後楽園近くにある防具屋でわざわざ注文した記憶が。しかし出来上がったモノを見て絶句…。お父さんお母さんゴメンナサイ。高かったのにね~。数回しか使わなかったような。。。

話はBETに戻るが今日のゲストはコモンに続きマーカス・ヒューストン。ほぉ~。フックのエロい歌詞についてホストに突っ込まれてますがな。ここで書くのも憚られるようなお下劣な内容です。しかしギャル大興奮。アイドルらしくキレイに交わしました。「えーっと、そうそうこんなカンジのサビだったっけ?」とか言いながらさりげなさを装いつつアカペラで歌う辺りもお約束~。

あ、CMに入っちゃった。バカルディのCMにファット・ジョーが出てるね。んではそろそろ庭で一服してから読書タイムにでも入ります。今読んでるのは瀬戸内晴美著『反逆の女達』。近代日本で己の主義主張を貫き獄中生活を強いられたり死刑となっていった恐るべし女性達の列伝よ。彼女達の殆どが同人誌なんかへの投稿/寄稿から徐々に自己表現の魅力にとらわれ始めたのをキッカケに、それぞれの政治的スタンスを堅固なモノにしていったというのが興味深い。ていうかブックオフの$1コーナーで適当に選んでみた本だがホント本って当たり外れがあるね。同じような理由で内館牧子のエッセイも買ったのだが、なんだかんだ結婚が何だ夫婦がどうだってエラそーなこと書いてっから「上等じゃん」とか思ったんだけどよくよく読んだら本人は独身ってことが判明してめっちゃゲンナリした。ものすごい想像力だよな。よく言うよ。自分で書いてて「何かがおかしい」とか思わないのかね。まーどうでもいいけどさ。今回もオチ無しで!

127:「Gwen Stefani &原宿ガールズに会ってきたよ」

2005-05-25 | ブルックリン横丁
書き込みへのレスは更新状況には反映されないのね…ブツブツ…。さすがに大事な〆切をほっぽらかしてまで記事の更新するガッツは無いです。よくやるけど。てな訳でようやく原稿を上げたので晴れて更新。ちなみにその問題の原稿とはbmr次号のFat Joeです。読んでチョ。

んで昨日はノー・ダウトの、っていう能書きはもはや不要、Eveとかとも共演してるしレゲエ好きでも知られるグウェン・ステファニーのソロ・プロジェクトの脇を固めるジャパニーズ・ギャル4人組、原宿ガールズの取材通訳に行って来たぞ。グウェンではなく、あくまでも彼女達の生態を知りたがっているというコア・ファン向けに作成中のウェブサイト内で、グウェンが作成した質問を日本語で通訳するというちょい変わった仕事。しかしこれがまたオモロくってさ。厳密に言うと、4人のうちの3人が日本からダンス修行等でLAに滞在していた純ジャパ。一人は日系4世。それぞれにLove, Angel, Music, Babyという名前を持つ。(あっ、グウェンのブランド、LAMBと一緒じゃーん、ってオチですな)彼女達それぞれに個性やキャラがあり(当たり前だ)、そのキャラになりきった答えを日本語でカメラに向かって言うように、とのグウェンの優しくも適切かつ詳細な指示が飛ぶ。

原宿ガールズ、の名の通り、96年に初めて原宿を訪れた時に、ファッションやスタイリングを通して自己表現に命をかける(かけてんのか?)原宿のオンナのコ達にものすごい衝撃を受けたというグウェンが描いたイメージを具現化すべくオーディションで選ばれた彼女達。聞けばそれぞれにDABOとかミッシーとかのビデオにダンサーとして登場したり、既に相当ご活躍の様子。頼もしいね。先述のLAMBブランドはJ-Loとかのアーティスト・ブランドに比べればクチュールっぽい服もあり、多少値段設定も高めなんだけど、今回の原宿ガールズの企画(と呼んでいいのかな)とシンクロするタイミングで何と原宿ラヴァーズ(Harajuku Lovers)なる新ブランドを6月に発表予定だとか。既にサンリオとも提携、USだとUrban Outfittersとかで買えるようになるんだって。グウェンやるね~。原宿ガールズのメンツが既にその原宿ラヴァーズの服を着ていたので早速チェックしましたが、ロゴのカンジとかがスゴく日本っぽいので聞いたらやっぱりデザイナーも日本人だって。雰囲気的にはLove Boatとかそんなカンジ。LAMBとは対照的に安めの価格展開でUSのティーン層をがっちりゲットするつもりなんだとか。人気アーティストって何やっても楽しそうだわ~。ワシも趣味の園芸ブランドとかやってみたい。

それにしても今回はグウェンのプロフェッショナリズムと自己表現に対する飽くなき追求、その姿勢に感動。アーティストって広義な言葉だけど、彼女の場合は単に芸術家、と呼ぶよりも、表現者と呼んだ方が的確なのかもね。マドンナとか、ミッシーもそうだと思うけど。NYに住んでるとさー、いっぱいいるわけよ。自称アーティストが。でもそういうヤツらって結構アレじゃん、何かただ単に人と違ってること=アートな才能、と勘違いしてんじゃねーの?みたいなヤツも多いじゃん。そういうのは単なる変人、ヒジョーシキって言うんです、みたいなのがよ~。

何かさ、うまく言えないんだけどさ、一生懸命さを隠さない人っていうのは見ていて気持ちが良いなぁ、と単に思ったわけさ。自分がどれだけ頑張ってるのかを人に認めてもらいたがるのは論外として(結果で示してくれ)、絶対に人には頑張ってるトコを見せないのも美学(出た!)とは思うが、そんなつまらんレベルの見栄とか意地とかから自由に、肩肘張らずにやりたいことに没頭しているアーティストの姿というのは訳もなくインスパイアリングだよ。凡人にとっては特にね。

さらに噂には聞いていたがやっぱり彼女の人柄は最高だったっぺよ。これまでも色んなアーティストを取材して思ったが、ヘタにデビューしたての新人とか、何か頑張ってるけど二流の域を出ない、とか、そのへんのヤツらの方が態度がデカいってことは往々にしてあるね。弱い犬ほどよく吠える、っていうかさー。グウェンとか、ミッシーもそうだったし、あそこまで突っ切っちゃった人々っていうのは逆に取っ付きやすかったりして。彼女が着ていたLAMBの迷彩(よく見ると一つ一つの迷彩のカタチが羊になってる!)のニットちょー可愛かったし。今度ヘンリ・ベンデル行った時に探してみようかな。もう無いと思うけど。

今回手伝ったサイトのアドレスはwww.harajukulovers.comだす。まだアップされてないとは思うが、そのうち原宿ガールズの個別インタビューとダンス映像などが見れるようになるそうなので楽しみに待ってましょう。何げにこっそり原宿ガールズだけ日本の雑誌用に取材させてちょ、とグウェンのマネージャーに訊いてみたら、原宿ガールズ単体としての取材はNGって言われちった。ま、そうだよな。

それにしても原宿ガールズもスゴいよな、優秀なヒップホップ・ダンサーだけでなく、それぞれのキャラになり切る演技力が必要とされてるんだから…。でもグウェンのプロジェクトには不可欠な構成要員として(文字通り)世界中を飛んで回っている彼女達、今後の活躍にマジで期待です。今USのショービズにおいてNIGOと並び有名になりつつある彼女達を陰ながら応援するぜ。何かまとまりのない文章になっちまいましたがとりあえずグウェン・ステファニーも原宿ガールズもイイぞ!ってコトで。

126:「仕事メモ」

2005-05-20 | ブルックリン横丁
何か札幌NorthwaveのDJナオミaka長女のサイトにうちの実家の桜の写真がアップされてました。花見シーズン中はライトアップしたりしてるそうですが満開の桜の下でのジンギスカンはたまんねぇやな。

昨日やっとミッシーのジャマイカ取材のインタビュー記事を提出しました。なかなかの力作(自分で言っとく)なので来月号のbmrをチェケってみてね。そうそう、次のbounceのレゲトン特集の「レゲトンの今」ちっくな原稿も~。これからファット・ジョーのインタビュー原稿書きます。それが終わったらとりあえず書き物仕事は一段落して対訳作業。Bowwowの新作などなど。あと某ファッション・デザイナーへの取材アポ攻勢とか。うまくコンタクト取れたらご報告します。アポ取り系で溜まってるのが結構あったな~。ってココで今日の予定をおさらいしてどーすんだ。

諸事情あって泣く泣くお断りしてしまったR・ケリーの自宅取材inシカゴが今日からスタートしてるみたい。ほんの2、30分のインタビューを奪取するために4泊とかして彼の自宅に張り込みするというエキサイティング(?)な仕事です。どれもこれもR・ケリーさんのご機嫌次第という。ここにもたまに書き込みしてくれる仲間が行ったのでどんなモンだったか後でここで報告してもらうとするかね。幸運を祈ってるぜ。

125:「仏陀ゲット&YOU THE ROCK★発見」

2005-05-14 | ブルックリン横丁
用事があってイーストヴィレッジに行ったのでJASマートという日系のスーパーに立ち寄ったらscawaii!が売っていたので自分の記事立ち読み。「Bガール・レジェンド」特集ね。かなり濃厚な仕上がりになっておりますので興味のあるかたはぜし(江戸っ子)。ミサ・ヒルトン、ia、DJカオリ、マキ・カワキタなど人選までめちゃめちゃ濃いですよ。取材記事に加えて私まで「Bガール魂とは」とかえらそーに書いてるし。近影写真を晒すのが憚られたのでここでも披露してしまった太陽&50セントの例の写真を掲載しておりやす。あはは~。

その後会社帰りの旦那と合流し、38丁目にあるガーデニング専門店「Chelsea Garden」へ。こないだ作った新しい植え込みに植えるための植物漁り。ここに行くと必ず見たことのない色や種類の植物があるのでハズせません。しかも旦那の知り合いが勤めているので「イイんですか?」てなくらいのディスカウントが嬉しい。実は庭にある石のベンチもここでゲット。しかも無料でデリバリーまでしてもらった始末。今回はつる性のあじさい、しかも桃紫色の花をつけるのに日照時間はミニマムでオーケー、という夢のような植物にありついた。さらに調子にのって仏陀の銅像までゲット。クルマの後部座席に太陽と仲良く仏陀を鎮座させBKへ向かって南下する途中に私と同じBAPEのスニーカーを履いたヤツがいる、と思ったら何とYOU THE ROCK★だった。こっちはクルマの中だってのに目ぇ合っちったよ。つーかNYでYOU THE ROCK★を見かけるのはむしろJAY-Zとか見かけるより珍しいカンジでちょっとコーフン。それにしてもあんな変哲のないエリアでヒョコヒョコ歩いてましたが彼は一体何してたんだろう。

仏陀は無事に庭の奥にある植え込みの端に定住地ゲット。ベンチに座ると仏陀と向かい合うカタチに。つーかウチは仏教徒じゃないんですが、まぁその、ブッダをスモーキンしながらブッダをウォッチン、ってシャレを込めて(コラコラ!)。
つーか最近この手のネタに走りがちでよくないね。すまんすまん。自粛します。嘘だけど。

124:「音楽鑑賞適齢期」

2005-05-13 | ブルックリン横丁
庭いじりしながらラジオばっか聞いていたのだが、マジで同じ曲しかかかんないので本気で嫌気がさしてきた。というわけでまたまたCD棚を引っ掻き回している。フツーに音楽聴くヒトなら誰しも経験があると思うけど、本と同じで音楽にも鑑賞(感傷?)適齢期というのがあるね、絶対に。10代の頃好きで聴いていたアーティストなんて、今聴くとリリックの深みも味わいも全然違うし。SADEだって昔から好きだけど、本気で魅力を語れるようになるまではまだまだ人生経験が足りないような気がする。

昨日いきなり太陽が食卓でボブ・マーリーの「Three Little Birds」を歌い出した。サビだけじゃなくて、ヴァースまるごと。学校の音楽の時間に習ったんだって。何かギター背負った見慣れない若者が幼稚園の中をうろついていると思ったらあれは先生だったのね。最近ヤツはよく歌を歌っているが、よくよく聴いてみるとアフリカン・チャントだったりチューリップの歌だったりジョン・レジェンドだったり物凄いことになっててオモロい。太陽も何十年後とかにふとボブ・マーリーの歌詞とか思い出して「そうだったのか!!」と激しく頭を振ったりすることになるのかな。ちなみに太陽が歌っているジョン・レジェンドの曲は「Ordinary People」です。「we're just ordinary people~ we don't know which way to go~」って風呂場で目を閉じて歌う5歳児。

それにしてもウチはよくCDが無くなる家である。ボブ・マーリーの『Legend』なんて一時は旦那のと私のと予備のと併せて3枚あったんだけどなー。色々なヒトに貸し出しっ放し(時に置き引き)になったまま。こーなったら太陽のためにもボブ・マーリーのBox Setでも買ってあげようかね。

123:「母の日ウィークエンド&ガーデナーの野望」

2005-05-09 | ブルックリン横丁
この前の書き込みに対するレスがかなり活発で(感謝)地元カリブめしネタはかなり引っ張れることが判明。みんな結構好きなのね。まー日本人の味覚にかなりマッチするもんね。

週末は日曜日が母の日ということもありいつもに比べてかなり穏やかだった。通常は建築資材の買い出しだ工事の現場監督だであちこちを行ったり来たり(その途中でクルマが止まったりするハプニング等をちりばめつつ)するのが恥ずかしながら我が家の定番なのですが。土曜日はいきなり旦那の提案でBKの奥地にあるIhop(アイホップ)へ。旦那も私もかれこれ軽く10年以上は訪れていないIhopの朝飯。ていうかIhopって北米と日本にしか展開してないんだってね。知ってた?店に着くとあり得ない混雑ぶり。9割以上がIhopなんかに来てる場合じゃないカンジの巨デブ系 including 私(セルフ突っ込みしました)。でも私の場合、まだジーンズにベルト、っていう出で立ちで、少しは自律の心を感じさせるファッションで登場したのだが、他のデブは一様にウエストはゴムです。ベロアの上下セットなどで食う気マンマン。漲る食欲。小1時間(!)程待たされて(それでも最後まで待ち通した自分たちがカワイイ)やっと席に着いてからがさあ大変。


Ihopと言えば朝飯なのに一日のカロリー摂取量を余裕でオーバーした濃厚メニューでお馴染み。あーだーこーだ迷った結果、既に朝飯というよりはブランチな時間帯に突入していたのでかなりオーダー暴走しました。シロップとバターとホイップ・クリームがてんこもりになったバナナ・ナッツ・ワッフルにタマゴ3個分のスクランブルド・エッグ、ベーコンにハッシュ・ブラウン。さらには朝っぱらからアペタイザーにオニオン・リング。旦那は何を思ったのかいきなりステーキもオーダー。冷静なのは太陽だけで、旦那のステーキに付いて来たパンケーキに子供らしいホイップクリームやトッピングもど無視で「素パンケーキ」のみ。かろうじてオレンジジュースで子供らしさを演出。うーむ。さすがMr. マイペース。

それから以前執念のサーチで見つけたBKいちのクオリティを誇る園芸店へゴー。この店を中心としたエリアはゲトーとユダヤ系の居住区が入り交じってるトコロなのだが何故だか周辺住民のガーデニング魂だけは見事に炸裂した不思議な雰囲気。うちの近所やボタニック・ガーデンなんかじゃあり得ない価格設定と品揃え、さらには売り物の植物のクオリティが秀逸。先日のボタニック・ガーデンのプラント・セールで買ったスズランの苗は1株$5だったのに、この店だと7株くらいびっしり生え揃った鉢植えで$4.50。こんなこと書いて「キャーーーー!お買い得ぅ~!」なんて奇声を発してくれる人はきっとここの読者には皆無だと思いますがコーフンしたアタシは5鉢もお買い上げしてしまったのでした。だってスズラン好きなんだも~ん。いい匂いだしさ。

それからフラットブッシュのSearsに行く用事を済ませ、その向かいにあるOld Navyのアウトレットで札幌の甥っ子(小学校に上がって以来毎日泥だらけになって帰って来るその姿は戦後のガキのようだという声あり)涼くんへの貢ぎ物を買う。ただでさえバカみたいに安いOld Navyの服がさらにバカみたいに安いのでちょービックリ。それから途中で合流した義妹と太陽とワシのLA珍道中チームで周辺散策。ChurchとFlbの角のデカい店でShrimp Rotiゲット。結構ウマかったけど和風カレー好きなワシとしては日本の海鮮カレー(ジャガイモ入り)をRotiのラップで包みたいと思った。もうちょっとダシのきいたカレーで味わいたい、と。あとここ数年夏の定番と化しているキラキラ中華サンダルに代わる優れた夏靴を発見。今度はシルクロードをさらに西に進み中近東まで進出してみました。さきっちょトンガリ系の皮とビーズのサンダル。鼻血出そうな程カワイイ。マジで部屋に飾りたいっす。思わず2足お買い上げ。勝手に「母の日プライス」ということで強烈ディスカウントを要求。売り子のパキスタン人のヒンシュクを買いながらダラーバンに乗って帰宅。フフフ。ゲトーで悪かったわね!

んで母の日当日の日曜日はここ1年程実行出来ずにいた造園計画に着手。今日一日は旦那も私の奴隷と化し、汗水垂らしてあちこちに岩などを動かしてくれていい気分。太陽もお手伝い。前にメキシコ人工夫に庭掃除してもらった際に端の方に積み上げられていた煉瓦や庭石をあちこちに動かして新しい植え込みエリアを作成。セメントも入手したぜ。きゃ~、これでまた色々植物の買い出しに行かなきゃだわ~。うれP~。

てなワケで一夜明けた今朝は恐ろしいほどの快晴!っていうか庭いじりってホントにハマるんですけど。誰かNY庭いじりサークルとか作ったら加盟してくれるかなぁ。一緒に球根植えたりでんでんむしに水かけたりしようよ~。そのうちCity Gardeningとか、Urban Enviornmentにおけるガーデニング事情についてNYレポとかそういう仕事もしてみたい。土地のない都会のベランダ・ガーデニングとか、日本の都会のガーデニング愛好者には興味を持ってもらえそうな気がするんだけどどうかしら?

122:「ご無沙汰」

2005-05-02 | ブルックリン横丁
ひゃ~。気がつけばもう5月じゃないですか。今年は冬が寒かったのでガーデニング・シーズンの到来には感慨もひとしおだわよ。ジャマイカから帰ってきて以来のバタバタの中、時間を見つけては庭で土やミミズと戯れ和んでるあるよ。やたらとクルマで出かけることも多かった昨今、一番気に入っている曲はDamian 'Jr. Gong' Marleyの「Welcome to Jamrock」。ヤバいから聴いて!BBキングのパフォーマンス行きたかったぜ。あとは近隣のウェスト・インディアン料理の店の開拓に勤しんでるところ。うちの周りの店はどうも手抜きが多い事に気づいた。もっとハードコアでホームメイドちっくな本格派を探しわざわざクラウンハイツ近辺まで出動中。今日も天気は良好ですがこれからさらなるレゲトン記事に取りかかります。次のbounceを見てね。