ブルックリン横丁

ブルックリン在住17年の音楽ライター/歌詞対訳者=渡辺深雪の駄ブログ。 そろそろきちんと再開しますよ。

102:「卒業シーズンに寄せて(またもおセンチ)」

2005-03-18 | ブルックリン横丁
そういえば日本は卒業シーズンなのね。そんな季節感も徐々に消え行く在米6年目。悲しいぜ。。
こんな季節、おセンチ派としてはいても立ってもいられなくなり早速甘酸っぱい記憶の彼方へタイムワープ(仕事しろ)。
マイ・ベスト卒業式は何と言っても中学校。東京都杉並区立松渓中学校だぜベイベー。恋に部活に明け暮れた、我ながら青春を絵に描いたような汗と涙と笑いに溢れた3年間だったなり。あまりにも突っ込みどころがないくらいにカンペキなもんで自分でも照れますがな。そしてまた卒業式の合唱ソングが良かったね。大地讃頌。「母な~る~大地の~」ってアレですよ。ワシはピアノ奏者として伴奏を担当しましたが、あの曲はヘボい合唱曲業界(んなモンあるのか?)にしちゃ珍しくドラマチックなピアノソロも用意してあるという気の利きよう。和音ガシガシ弾きまくりのやっつけ力まかせなプレイが懐かしい。今でもあの曲って卒業式の定番なのかしら~。

それにしても何故か異様に泣けましたね~。中学校の卒業式だけは。号泣。嗚咽。よくあの年頃のギャルにありがちな釣られ泣きとかもらい泣きではなく、完全に身体ひとつリードしてましたから。何だったんたろうねぇ。うちの母までビックリしてたのをよく覚えてますが。後にも先にもあんなに人生に対し真面目に生きていた時代は無かったからかね。今でも大地讃頌とか、卒業式の行進のBGMだった威風堂々とかあの手の曲を聴くと涙腺がゆるみっぱなし。パブロフの犬状態です。

今振り返ってもクソ生意気なガキではあったが、学校は手放しで大好き、合唱コンクールだの部活だのの行事系には熱い血潮を注いでいた学生時代。ええ、オクテな恋もしたしストレートな黒髪には天使の輪が燦然と輝いておりました。ティモテの時代です(世代限定ネタ)。

このブログ読んでる小中高生諸君、アホくせーと思っても年食ってから反芻できる感傷の種をまき散らしておくのは悪くないことだぜ。全身全霊を込めて若さ/青さを謳歌してくれたまえ。こうして3月になれば思い返せる想ひ出をたっぷりとね。おセンチの芽を摘んじゃダメ!若くして悟っちゃダメなのよ!!いいなぁ~。あぅ~。