パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

比較して思うこと(サッカー)

2016年05月07日 21時07分04秒 | サッカー

外国の放送を見た後でJリーグの試合を見ると
がっかりする点はいつも同じ
フィジカルは体格の違いで仕方ない面があるが
一つ一つのプレーの正確さと
何よりもクロスの精度の違いが歴然としている
クロスと言ってもグラウンダーではなくて浮いた方
ヘッドで合わせるタイプのクロス

ここの精度が違うためにJリーグでは
ゴール前の迫力がない
例外があるとすれば中村俊輔がクロスを入れる時くらい
これは代表でも言われるけれど(代表はJリーグほどひどくはないが)
なぜ日本のチームが同じことを言われ続けられるのか少し疑問だ 

それとシュートを上に吹かすこと
ゴールの上を通り過ぎたシュートが如何に多いことか
外国の選手はインサイドでも力があって強いキックができるのもあるが
それでもインステップの場合では吹かさないようにしている
それも当たり前の様に
しかし、日本の選手は上に行ってしまった、、、、
と頭を抱えることはあっても次は繰り返さないといった覚悟や訓練が
感じられない
つまり本人も監督・コーチもシュートを吹かしたことに
それほど注目していない と思えてしまう

日本のコーチや監督は、それが日本的なサッカーとか感性
と言ってしまえばそれまでだが、数的優位とかボールをもっていない時の動きとか
連動した動きとかチームプレーとか、、、そういう部分に重きをおいている

もちろんプロの世界なので初歩的なキックの正確さの練習などに
時間を費やすことは できないかもしれないが
それでも正確な技術があって初めてゲームが成り立つもの

そういえば、当事者として戦っていた時に
勝つことのできなかったチームに対する印象は
基本的なことが上手いとかミスをしない
といったものだった

日本人が思う上手いという選手と
サッカー先進国のサポーターが感じる上手い選手とは
すこし違っているのではないか
ヨーロッパは試合の上で現実的に効果的なプレーができる選手が
上手いとされるが、日本では見た感じでテクニカルなことをする選手を
上手いと評価する

そういえばパス&ゴー という言葉があるが
プレミアリーグはキチンとこれが実行されているが日本は
パス出したら止まっている印象が強い

それからボールを前に運ぶという作業について
日本はほとんどがパス
あのパスが基本のバルサだってパスオンリーじゃない
イニエスタや時にはバックスだってボールを運ぶ
それがためにスピード感が出てくるが
日本はいつも各駅停車、そしてバトンタッチのリレーみたいで
案外予想がつく

疲れるしリスクが多いからパスでボールを前に運ぶ
それは良いとしても、いつもそればっかりではどうもなあ、、

結局のところ、日本人が身につけるスキルの質が
一段階上がってきていて、更に上に行くには当たり前の技術が
どんなときも正確にできるということが必要になっているということか

しかし、正確なキックができるようになりたいと思い
繰り返し練習をする職人みたいな人がもっと出ないかな、、
フリーキックの名手ベッカムだってキックの練習を
それこそ何度でも行ったと述べていたことがあった
戦うメンタリティと職人魂
そんなのがもう少し欲しいかな 

※さっき見たセレッソ対愛媛戦を見て感じたこと
やっぱりJ2の試合は一つ一つのプレーに正確さがなかった
それは選手の質なのか、普段の練習によるものか 

杉本はもう少し丁寧に、そして正しい判断をするように
松田は正確なクロスを
丸橋はまだムラが多いかな
柿谷は自分がなにをすれば相手が嫌がるかを理解していないみたい
(監督の要求には応えているのかもしれないが)
3人のブラジル人  ソウザ以外は今のところハズレ
と言われても仕方ないかな 

 

 


 

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帰ってからのお勉強(葵祭)

2016年05月03日 08時39分05秒 | 徒然なるままに

先日の上賀茂神社の葵祭
見に行ったのは良いが由来や歴史はまるっきり知らなかったので
いつものように横着なネットで勉強してみた

葵祭は加茂氏の行事っぽいのに、なんで朝廷と関係があるのか
単純にそう思ったが、京都市観光協会の資料によると

祭の起源と沿革は、今から約1400年前の欽明天皇(在位539~571)の頃に、国内は風雨がはげしく、五穀が実らなかったので、当時賀茂の大神の崇敬者であった、卜部伊吉若日子を勅使として、4月の中酉の日に祭礼を行い、馬には鈴をかけ、人は猪頭(ししがしら)をかぶって駆競(かけくらべ)をしたところ、風雨はおさまり、五穀は豊かに実って国民も安泰になったという。

また、819年(弘仁10)には、朝廷の律令制度として、最も重要な恒例祭祀(中祀)に準じて行うという、国家的行事になった。

ということだ

また葵祭という名のいわれは

葵祭と呼ばれるようになったのは、江戸時代の1694年(元禄7)に祭が再興されてのち、当日の内裏宸殿の御簾をはじめ、牛車(御所車)、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで、すべて葵の葉で飾るようになって、この名があるとされる。使用される葵はフタバアオイで、毎年両神社から御所に納められている。

自分は毎度のことながら、予習して何かするタイプではない
でも予習はしないが復習はする(子供の頃試験が終わったあとで勉強したりした)
そして今度も、上賀茂神社の葵祭の神事をちらっと見た後で
興味を持っていろいろ調べているのだが、復習のいいところは
実際に目の当たりにしたものの確認ができるので
いろんなことが頭に入りやすい
そしてついでに新たな疑問も出てきて、更に興味が増すということがある

葵祭の馬関連は上賀茂神社だけでなく下鴨神社でも流鏑馬があるみたい
その他にも弓道関連の行事もあるようだ(三河の砥鹿神社でも流鏑馬、弓の行事があるみたい)
それから500人余の行列も単純にデモンストレーションかとおもいきや
これも路頭の儀という神事の一つの扱い 

この行列、実際に見ると面白いかもしれない
衣装も車も色彩も当時のままで、昔のひとのセンスの良さが感じられそう
神職の人の服装、巫女さんの服装もすっきりしていて清潔な神聖な感じがする

ところで、行列の中の斎王
これもまた興味のつきない話が出てくる出てくる(費用とか言われとか)
ということで、来年はこの行列を見に行くことを現時点で 決定
ホント京都は深い
興味が尽きない

またウィキペディアによると、葵祭が北祭りで石清水八幡宮が南祭とされている
とあったが、石清水八幡宮のお祭りとはどんなものだったのか
これもまた調べて行かなくては

石清水八幡宮は徒然草にも出てくるし、この様なお祭りも格上の存在として
扱われているようだし、いろいろ調べるとより興味が湧いてくるかもしれない 

京都は源氏物語を読んでおくと、もっと楽しめそう
(葵祭も斎王の話も出てくるらしい。らしいというのは読んでいないから) 
いかん、また行きたくなった、すぐにでも! 



 

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京都日帰りバス旅行(上賀茂神社)

2016年05月02日 08時48分49秒 | 旅・旅行

去年の龍安寺に訪れて以来の京都へ旅に出かけた
この賑やかなGWの最中、しかもバス旅行で

休み中はのんびりできるというのの
何処かへ行って賑やかなことを実感しないと寂しいような気がして
ついゴソゴソと計画した

思い立ったのは前日の30日
まずは天気が良さそうだったこと
バス旅行にしたのは料金が安いためと
前日のニュースで道路の混雑はなさそうな旨を予想していたから
(でも伊勢湾岸道の四日市・亀山間はいつも込んでいるので心配だったが)
それに前々から一度は試してみたいと思っていたこともある

で、バスの旅は、、、、やっぱり
懸念したとおりいつも渋滞の四日市・亀山間は行きも帰りもしっかり混んでいた
特に行きは事故もあって結局は予定の一時間遅れで到着
仕方ないと思いつつも、次もトライするかというと多少疑問
バスの中はイライラしても仕方ないので、景色を見ながらぼーっとしていたら
いつもの新幹線では感じない京都から他の地区の距離の近さを実感した
伊勢や信楽、甲賀は思いの外京都から近い
これなら朝廷との関係は深くてもさもありなん

今回の京都訪問の目的は葵祭の上賀茂神社
祇園祭が山鉾巡行に日だけでなく一ヶ月ほどの永きに
わたって行われるように、葵祭も15日の時代絵巻のような行進だけでなく
数日間の神事がある

5月1日は上賀茂神社で
競馬会足汰式(くらべまえあしぞろえしき)という儀式が行われることになっていた
と言っても、何のことかわからない
パンフレットを貰って場内アナウンスを聴いてわかった(?)気がするが
どうも5日に行われる競べ馬(こちらが本番)の予行演習のような神事のようだ

始まるのは一時から、少し早く着いたので境内を散策

この2つの三角形の山 どんな意味があったかな
聴いたことあったが、忘れてる


朱色がきれい 
神職の人の服装とマッチしている

ならのおがわ
百人一首の「風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」
と歌われた川はこの川のことだそうだ
ならのおがわは「奈良の小川 」と勝手に想像したので意味が通じないと感じていたが
ならは「楢」と書いて楢が茂るところの川の意味らしい
以前、五山送り火の日にここ上賀茂神社に来た時は、ならのおがわで子どもたちが水遊びしてて
本当に気持ちよさそうだった
確かに、夏のイメージにぴったりり 

 若者が(今年は14歳から44歳までの乗尻【騎手】)乗って馬の歯を見せる(年齢を確認するため)儀式に
馬は興奮気味で素直に歩かない
嫌がっているようにも見える
若い馬の後ろ足の付け根の筋肉がすごい そして単純にきれいだと思う 
馬は嫌がりながらポトンポトンと自然現象で自己主張(?)
これはご愛嬌  馬を引っ張る人が踏まないか気になって仕方なかった

馬がスタート時点まで歩いて行く
まっすぐ歩くとつい走り出しそうなので、わざわざジグザグに歩かせるのだそうだ(九折南下)

いよいよ疾走開始
いつもは12頭で行われるが、昨年式年遷宮が行われたので 今年は特別に2頭追加の14頭
馬は各地の荘園から提供されることになっているらしい
(それぞれの地区の荘園名が アナウンスされた)
こんな時に「荘園」などという言葉を聞くとは思っていなかったので
歴史の教科書だけで覚えた荘園が妙にリアリティを持って感じられた
(やはり朝廷は大変な権力を持っていた) 

馬の疾走は目の前をあっという間
ドドッ、ドドッと結構重量感のある音で
パカッ、パカッといった軽やかな音ではない
力強さだけが印象に残る
騎手は足を鐙に乗せているだけ、外れないようにはなっていない
馬に乗ると騎手は高さを感じるから恐怖を覚えるだろうか
だからこそしょっちゅう練習をしているとアナウンスが有った

この競べ馬 本番は2頭で走るようだが
ずっと昔、西行が佐藤義清(さとうのりきよ)を名乗っていた時に 
騎手として参加したらしい 

結局、今回の京都旅行はこれだけ
定番の虎屋一条店で季節の和菓子を と思ったが
時間がなかった

出町柳から御所に向かう橋の上から、
下鴨神社を後ろに控える鴨川を撮影
水辺が心地よさそう
 

お土産は節約気味に七味屋さんの七味を3袋
それと笹屋伊織の夏向きのお菓子(有名などら焼きはこの日は売っていないので)
バス旅行で節約しているので家で待ってる人用に
もうすこし奮発しても良いのだが 

ところで京都旅行、次は将軍塚青蓮院の大舞台(のつもり)
とりあえず見なくては!


 

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