パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

本は一・二箇所、気になるところがあれば良い(負け惜しみ?)

2018年12月25日 08時29分59秒 | 徒然なるままに

寝床に転がっている本を見て
「あんた、これ(読んで)覚えてるの?」
と、同居人が聞いた

そう聞かれると辛いんだな
「本なんて、一冊のうち一箇所か二箇所、気になるところがあれば、それでOK!
 だって人生だってそんなものでしょ。細かいこと覚えてるわけでもないし、
 覚えているのはむしろ変なことばっかりだったりしてるし」

本好きには、読むのが好きな人と収集家がいる
収集家に言ってはいけない言葉が「これらの本を読んだのですか?」の一言
かつては嫌味っぽくそう聞いてみようという気が起きたが
今は彼らの気持ちを慮って聞かないようにしている
人はいろんな人がいるもので、その一つ一つに自分の価値観で判断することは良くない

でも、本を読んで一箇所か二箇所気になるところがあればいい
というのは、正直なところ負け惜しみ
できればざっと本質を説明できるくらいになりたいが、、

少し前に読み終えた「江戸幕府崩壊  孝明天皇と一会桑」
明治維新が幕府側の視点で、劇的と言うよりは現実にありそうな対応の仕方の結果として細かに記されている
読後は今までの明治維新のイメージとはだいぶ違う
だが、覚えてるのはそれだけかもしれない

たくさん出てくる名前や役職が覚えられない
負け惜しみのような一箇所とか二箇所の記憶、、今回それは何だったのか
孝明天皇と幕府との関係は、戊辰戦争が起きるような関係ではなかった(孝明天皇が生きてたら起きなかったかも)
それと、慶喜さんは困った人だな、、という印象
もっとも水戸藩自体がが変な藩だった印象で、水戸藩と尾張藩は一心同体ではなく江戸幕府とひとくくりにできないこと
そしてそれはありそうな話で、幕府は崩壊とか瓦解と見たほうがより正しい見方かもしれないとの印象をもった

それにしても、一読しただけでもう少し覚えられたらな、、、

コメント
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