パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

感じ方の違い(田舎と都会)

2012年03月17日 07時44分20秒 | Weblog

新東名の工事がこの地方でも続いている
徐々に山が削られ地肌をあらわにしている
その姿を見て、つい「痛そう!」と思ってしまう

この感覚は自分が歳を重ねた所為かもしれない
あるいは、田舎に住んでいるからかもしれない


これが都会に住んでいたなら
単純に便利になるからいいや!
とか人間の無限の可能性を垣間みる
といった感じを持ったかもしれない

確かに実際の工事現場へ行くと
その圧倒的なスケールの大きさ、どのような段取り・計画で
工事がなされていくのか、人間の知恵の凄さに驚く

しかし、一方、そこまでやる必要があるのか?
といった疑問も出てくるのは事実

地産地消という言葉がある
最近多く叫ばれる様になったが
昔は交通網が発達していなかったから
自ずと地産地消にならざるを得なかった
そこで地方の特産というものが出てきた
(万里の長城も近所の土・素材を使って作られたとのこと)

話は変わって都会の人の家を紹介するテレビ番組がある
床面積は土地が高いから、それ程大きな家にならないのは
仕方ないとして、気になるのは家の素材とか色の事

流行かどうかは知らないけれど
コンクリートのうちっぱなしとか
緊張感を要する部屋の配色
こうしたものを良しとする感覚は
少なくとも自分には無い
これは先ほどと同じ、歳を重ねたせいか、田舎に住んでいる所為か
分からないが
おそらく、後者の住んでいる環境に左右される面が多いように
自分では思う

都会はハイテンションで(田舎の人間から見れば)過ごさなければならない
そしてそのように暮らす事で、垢抜けしたり、洗練されたりするのかもしれない

だがどっぷり田舎に染まってしまった今は
正直、そんな風に見られなくてもいいや!
とか
有るもので我慢すればいいや!
と考えてしまう

なかなか難しい事だけれど
人は比較する事で、不幸になったり、目標を設定できたりする
肝心なのはバランスといってしまえば簡単なのだが
それを決めるのは、その人の個性

ということで、今日は
新東名の工事現場の山は痛そうで可哀想!
というお話でした

コメント
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