東京に来て驚くのは、蕎麦汁の濃さである。
ほとんど麺が見えないくらい黒い。
見事なものだ。
そして全体に味が濃い。
濃口醤油の特徴がよく現れている。
が、関西人は思わず身を引いてしまう。
どうしようかと思いながら、それでも箸をつけてみる。
なんとなく病みつきになる味だ。
武蔵境にある蕎麦屋は、江戸時代から続く老舗で、結構客が多い。
絶えることなく人がくる。
おそらく100年以上、この味を守っているのだろう。
お見事、と言いたくなる。
塩辛いので二晩続けては行かない。
血圧が上がりそうになるからだ。
そして、時々、思い出したように出かける。
蕎麦は、その土地ごとの特徴があって面白い。
ここの蕎麦は、確かに江戸前の蕎麦だ。
そう感心する。
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