DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

どうする(8)

2014-07-01 16:51:03 | ButsuButsu


あらら、やはり。

そんなニュースが流れている。

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福島第一原子力発電所の汚染水が海に流れだすのを防ぐため、東京電力は汚染水の一部を凍らせて氷の壁をつくる「凍土遮水壁(凍土壁)」の建設を進めているが、凍結を始めてからおよそ1カ月半がたっても十分に凍っていない状態であることがわかった。

凍っていないことが確認されたのは、2号機の海側にある「トレンチ」と呼ばれる部分に建設されている凍土壁だ。トレンチは配管やケーブルを敷設するための溝・トンネルを指す。2号機ではタービン建屋とトレンチが地下でつながっているため、タービン建屋から高濃度の汚染水がトレンチに流れ込み、そこから汚染が広がる状態になっていた。

東電はトレンチ内の汚染水を抜き取るため、タービン建屋とトレンチの接続部分に凍土壁の整備を進めており、4月28日から凍結を開始。しかし、6月に入っても、十分に凍っていない状態だった。6月16日に行われた東電の記者会見の内容を、NHKニュースが報じている。

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5月の連休明けに政府関係者と東電、鹿島建設の3者が凍土遮水壁の説明に来た時に、この可能性を指摘したのに。

その時の説明は、モックアップ実験をして有効性を確かめたというものだった。

後日、ニュースでもこの事前実験のことが流れていた。

確かに実験は成功している。

しかし、この実験には大きなごまかしがある。

まず10m四方という狭い範囲での実験であること。

次に、3月から4月の寒い時期の結果であるということ。

凍土遮水壁の問題は、実際のスケールが大きい(数キロにわたる)ということ、寒暖の差に対する影響が分からないことがあるから、うまくゆかない場合の対策を考えなさいと助言したのだが。

スケールが大きくなればなるほど、空間的な非均質さが顕著となり、ひずみが出やすくなる。

輪をかけてたちが悪いのは、自分たちに都合のよいデータだけを示して、強引に実施することだ。

夏場に地表は40℃近くなり、凍土はマイナス40℃だ。

80℃の温度差がでる。

地面の熱膨張だけでも大きい。

そこに最近の豪雨だ。

このあとの責任を誰がとるというのだろう。

まさに泥沼というのはこのことだ。

日本陸水学会は、凍土遮水壁の問題点をホームページで指摘している。

おそらくこの通りのことが起こるのだろう。

何百億円という、大きな無駄遣いだ。

そういえば、集団的自衛権の問題も、どうも怪しい。

よほど武器を売り、武力行使をしたい人々がいるのだろう。

あと10年間で、大きな戦争が起こらないことを祈るばかりである。

目先の利潤に、魂を売らないようにしてほしい。

それが政治家に望むことだ。

安易な選択は、大きなツケをもたらす。

6月30日(月)のつぶやき

2014-07-01 05:32:52 | 物語