DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

どうする(4)

2014-06-13 16:14:20 | ButsuButsu


この図を見ると、オホーツク海が大きな内海だということがわかる。

北へ行くほど浅くなり、南に行くほど深くなる。

ロシアが、水産資源についてうるさく言うはずだ。

魚のほとんどは、ロシアの領土で育っているのだ。

今回の調査で、水中ロボット「ツナサンド」の横に水温計と溶存酸素計を取り付けた。

水面の温度は3℃ほどで、水深が50mくらいからマイナスとなる。

塩分があるせいだ。

水深200mくらいまでマイナス1.2℃くらいなのだが、それか再び暖かくなる。

底のほうは2.3℃ほどだ。

塩分も濃くなっている。

面白いのは、溶存酸素濃度だ。

水深700mより深くなると、20%以下となる。

海底近くでは、酸素不足なのだ。

温暖化が進むと、もっと低くなるのかもしれない。

海底深くに棲むキンキ(キチジ)やカニにとっては迷惑な話だろう。

日本海でも溶存酸素濃度が下がっているという話を聞いた。

今回の調査では大活躍の「ツナサンド」だった。



最後に、北水研の調査船「北光丸」の石井船長他クルーのみなさん、とてもありがとうございました。

すべてにナイスな航海でした。