goo blog サービス終了のお知らせ 

グランマのまなこ

デジカメ片手に、あれこれ
綴っています

出羽の紅と藍展 4

2006-03-14 17:14:26 | 巷のこと
第31回民芸展の續き



「白麻地椿文字刺繍模様胴服」(男物)
胴服 ドンブクと読む 伊達男着用のおしゃれ着で桃山時代に大いに
流行した 極 月 歓 嘉 令の文字が金糸で表されている
どんな男性の持ち物だったのでしょうか?
見えない下着にこれだけ凝る 日本人の良いところ?悪いところ?
「あいおい工藤美術館」について
このたびの民芸展はこの美術館長工藤氏のコレクションです
14日の山形新聞でも紹介のとおり酒田市相生町に質屋を改造して
3月1日にオープン、只今春季展として雛人形を展示しています
開館時間は午前10時~午後5時
休館日は毎週月曜日 夏場は週末のみの開館
入館料は受付ボランティアへの謝礼に当てる為300円
今後は、古美術品のコレクターでもある工藤さんの所蔵品、
地元の芸術家や、工芸家の作品展などを開いていくという。



出羽の紅と藍展 3

2006-03-13 10:44:18 | 巷のこと
「民芸展 藍染め」の續き


「麻地藍染め山水梅花文紋付」



「縹色小千谷縮男子帷子」

藍染の事
藍染めの原料は山あい、タテアイである。四月上旬に種をまき、
7月に刈り取って干し「アイ玉」を作る。大きい瓶にアイ玉、木灰、水を入れて
発酵させ原料を作る。全国的に四国の徳島が有名だが山形県山辺町も染物の町
だった。江戸時代「百姓は無地の藍染めを着ること」と定められたが
家紋入り、松竹梅模様などは町人に流行した。明治以降は一般化され、
風呂敷、紺絣など、型染め、引き染め、絞り染めなどの技術が発展し愛用された。
上記男子帷子の縹色は徳川家康の好んだ色だったとか、私も好きな色なので
アイの生葉染めに挑戦したことがあります。種まきから始めて、色々条件が
難しかったがまあまあの仕上がりでした。
紅花染めと共に書きこむ機会があればと願っています

   

出羽の紅と藍展 2

2006-03-12 14:26:42 | 巷のこと
民藝協会による「第31回民芸展」
藍染め


「浅葱絽地花束波模様被衣」(花嫁被衣)
 あさぎろじはなたばなみもようかつぎ
薄い藍色の絽地に糊を置き花の数々に刺繍を施した名品である
酒田の旧家で所用していたもので千石船で
京都から運ばれたのであろう
被衣(かつぎ)とは婚礼、野辺の送り(葬式)のときなど女性が
頭から被るもの。写真で解るように襟が肩山より下ってつけてある
これを被った花嫁さんはどんな人だったのでしょうか!!



「紺絽地熨斗浅葱山水模様被衣」



「浅葱麻地熨斗紅地菊花模様被衣」
藍と他の染料で青系、碧系、いろいろなものが表現できるのです。
藍と紅で紫系(二藍)となります
私の祖母の仏事用の被衣(麻地)は戦後私のワンピースになりました
今考えるともったいない?
藍のことをもう少し書きたいと思います


出羽の紅と藍展 1

2006-03-11 15:42:58 | 巷のこと
民藝協会による「第31回民芸展」
紅花染め


「薄紅平絹地裾草花流水文様小袖」
地色の薄紅色は紅花の中でも貴重な色で縁起の良い七つのよきものを
裾に手書きし幸せの願いが小袖にこめられている



「薄紅綸子地和歌刺繍松竹梅鶴亀模様小袖」
模様の構成は巧みで江戸中期に流行した生命の樹文様が竹を素材として
背いっぱい伸びている 珍品といえる衣装である


  
 
上等の縮緬地に
板締めの染色で麻のは
模様を表している

  
 
この絞り染めは古い時代の
もので、辻が花染めのながれを
引き継いでいる貴重な一品


  
 
紅板染めの間着
外国から染料がはいり
高価な紅より安いこの染料が
使用されるようになり
紅は廃れることとなった

  
 
子供の祝い着としては
上等のものである
明治34年実家から贈られた物で
米10俵の値段だったそうである


庄内在住、個人のコレクションだそうです
美しいまま保存されて有り大事にしてきたのでしょう
手油が付かないように白い手袋が用意されてありました
昔の人は間着(下着)に紅をつかい裾に綿を入れてふっくりとさせ・・
ずいぶんおしゃれだったのですね
藍染めは次回に





春の便り

2006-02-28 22:59:32 | 巷のこと
梅 の 花
一足早い春をお届けします



京都北野天満宮 御祭神は菅原道真公
2月25日公の祥月命日に梅花祭が行われます
「東風吹かば匂いおこせよ梅の花・・・・・」
公はことのほか 梅を愛されたとか
2万坪の境内に50種2千本の梅がある 

  
 
訪れたのは昨年2月20日
全体的には7部咲きでした
今年はまだちらほらとか

  
 
白梅
甘い良い香りがします


  
 
広い梅林の一部
紅白入り混じって
祭りのころは境内一円
馥郁な香りで包まれる

  
 
紅色の濃い八重咲きの梅
個々の品種の名前が
あります


  
 
舞妓さん?
着付け、化粧、して貰い
梅林を歩き写真を撮って
観光コースの一つ
でした

  
 
茶屋で頂いた
梅茶と天満宮御紋のセンベイ
祭りではきれいどころの
野点の茶会がある


梅の実
梅林の梅の実は6月中旬神職、巫女、奉仕者が総がかりで採取
塩漬けにされる。7月中旬より4週間かけてカラカラに干される
その頃は境内全域に甘すっぱい香りが漂う。
保存された梅は正月の縁起物として6粒くらいずつ
手のひらほどの大きさに切りそろえた裏白を添えて
奉書紙で包み「大福梅」として12月13日の事始から授与される
(天満宮ホームページより)








冬咲きぼたん

2006-02-14 11:44:16 | 巷のこと
冬の華
小雪舞う中、まほろばの里高畠駅太陽館前広場で開催している
冬咲き牡丹まつりを見に行ってきました


雪に埋もれた
駅ホームの看板


雪風になびく
会場の旗



藁で作ったこもで囲まれて


敷き藁も寒さを防ぐ



かまくらの中に


磯の波の銘が



写真に焼付けたら
とても美しい1枚


珍しい色が雪に
映えて


上野東照宮の冬ぼたん苑とは違いアスハルトの上に創られた展示ですが
雪国なればこそのイベント、厳しい寒さの中で咲くその姿は雪の白に映えて、
叙情的で神秘的、雪に埋もれたかまくらの中で咲く
「ぼたん」
全国でも稀有かもしれません

このぼたんは島根県松江市八束町(大根島)から持つてきたものとか
冬に咲くように育ててあります
大根島には一昨年訪れました。湾の中に突き出した島で
一面ぼたんと高麗人参の里でした




クリスマスの光景 ④

2005-12-23 21:06:09 | 巷のこと
山形市役所前のツリー


市役所の東南角に聳え立っています
木は高さ9メイトルのタラヨウ
十日町から文翔館までの街路樹を電球で彩る
『光のプロムナード』の一環  
青と白に黄色を組み合わせ8千個が飾り付けられている
木のてっぺんから光の糸が交差するようにつるされ
水が流れ落ちる滝のイメージとか・・・
(pm4時10分撮影)


本町前(pm4時30分)


7日町通り(pm5時10分)


午後4時一斉点灯
十日町から眺めながら出発進行


7日町広場(pm5時)


お菓子屋さんの飾りつけ)


4時には薄明かりだった空が
ぐんぐん暮れて暗くなり、とともに
ツリーがいちだんと光を増し
街全体が輝いてきました



本屋さん(pm4時30分)


アズのツリー


本屋さんはシンプルアート
アズ前はモダンアート
それぞれ工夫を凝らしています


銀行のウィンドウ


かばん屋さんのデコレーション


夜にウインドウを覗きながら歩くのも良いひと時でした
宗派に関係なくクリスマスはいろいろの意味で心ときめく日々です
丁度ホワイトクリスマスになったが今年の雪はショックが大き過ぎます



クリスマスの光景 ③

2005-12-16 16:32:47 | 巷のこと
ビルなかのクリスマスツリー
山形駅西口にある霞城セントラル
一階アトリウムにもツリーが点灯した







樹氷をイメージしたと言う巨大なクリスマスツリーは
高さ14,5メイトル電球の数17000こ
新雪のように清楚に輝いています
頂上は太陽でしょうか?

クリスマスの光景 ②

2005-12-14 22:20:45 | 巷のこと

ショッピングセンターの
クリスマスツリー



サンタクロースとスノーマンと
仲良く並んでお出迎え


コンパクトなツリー達
どこの家に行くのかな?


色々可愛い物が
沢山在ります


見ていて飽きない
迷ってしまうくらい


どんな装いになってどこのお家で光るのでしょうか!
ツリーを見つめる子供たちの
きらきら輝く瞳がみえるような一角でした



店内のツリー






クリスマスの光景 ①

2005-12-13 17:43:46 | 巷のこと
街なかのクリスマスツリー

山形駅から東に向かう大通りで10日
イルミネーションの点灯式があった



山形市十日町2丁目に建設中の23階建て高層マンションの
南側壁面に巨大なクリスマスの電飾が登場した。
高さ45米、幅25米のツリーに赤と緑の電球がともり
市街地を彩っている