八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

スミツキトノサマダイ

2008年05月23日 | 八丈の魚
スズキ目/チョウチョウウオ科(八丈島・ナズマド・10cm・15m)
神奈川県以南の西太平洋、スリランカ、ソロモン諸島、フィジーに分布。体は楕円で、体側の青く縦に伸びた斑文が特徴。ミドリイシ類のぽろぷを主に食べる。オニヒトデの食害、汚染などでサンゴが衰退すると急速に生息数が減少する。八丈島では普通に見られる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

フエヤッコダイ

2008年05月23日 | 八丈の魚
スズキ目/チョウチョウウオ科(八丈島・ナズマド・12cm・15m)
紅海・東アフリカ~東太平洋に至るインド・太平洋に広く分布。体高の1/2以上の長い吻、体長の1/2以上の長い胸鰭で本科の他属と区別できる。オオフエヤッコよりは吻の長さが短い。海底付近を2~3匹の小群で泳ぎ、岩礁の隙間や洞穴で休むことが多い。長い吻を使って、ゴカイ類や小型甲殻類を食べる。八丈島ではごく普通に見られる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ニシキウミウシ

2008年05月22日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/イロウミウシ科(八丈島・乙千代ヶ浜・10cm・15m)
インド・西太平洋に分布。外套膜の周縁に大きな丸い1対の突起部と、鰓の後部に反り返った突起の計3個の突起部がある。対してテヌウニシキウミウシは外套膜の周縁に、さほど大きくない2対の突起部があり、鰓の後部に反り返った突起とあわせて計5個の突起部がある。この外套膜の形が本種の分類形質である。体色は黄褐色や赤紫色などたいへん変異に富む。。外套膜の縁はかなり明瞭で、紫色の線または断線や白色線で縁取られる。大型のウミウシの種類でウミウシカクレエビが共生していることがある。八丈島では岩礁の絶壁にいることが多く、大きく目立つので見つけやすい。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

キイボキヌハダウミウシ

2008年05月22日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/キヌハダウミウシ科(八丈島・神湊・3cm・5m)
太平洋・インド洋に分布。体地色は白色や黄色、または橙色。体表には黄色から赤色のイボ状の突起がある。オオエラキヌハダウミウシに似るが、本種の鰓は比較的小さめで、鰓葉の外側全体が彩色される。他のウミウシを食べる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

モンジャウミウシ

2008年05月21日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/イロウミウシ科(八丈島・八重根・3cm・10m)
インド・西太平洋に分布。背面は黄褐色から褐色で、周縁は最も外側から順に青色、黒色、黄褐色に縁取られる。背面の周縁は波を打つ。腹足の周縁も背面周縁と同じ色相のより淡色の帯で縁取られる。触角と鰓は褐色。鰓葉を細かく動かす動作が見られる。タヌキイロウミウシに似るが周縁の色で見分けられる。八丈島では季節や環境に関係なく普通に見られる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ツマニケボリ

2008年05月21日 | その他
盤足目/ウミウサギガイ科(八丈島・八重根・5mm・10m)
キバナトサカに共生していることが多いのが、時々リュウキュウイソバナやイソバナなどにいることがある。とても小さく、環境と同調しているのでライトで照らしてよく探してみましょう。

キスジカンテンウミウシ

2008年05月21日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/ドーリス科(八丈島・八重根・5cm・10m)
琉球列島、八丈島、小笠原諸島に分布。体高は比較的高い。体は白色や白色をおびた半透明で、背面は稜線の明確な隆起が連なる。稜線は橙黄色で、その周囲にも同色の細線や斑紋が散在する。外套膜の周縁は白線で縁取られ、白線の少し内側に橙黄色線が並行する。触角と鰓葉は白色をおびた半透明で、黒褐色の細点が密に散在している。八丈島では岩礁域で通年見られる。大型になると7cmに達する。

コンシボリ

2008年05月21日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/オオイシノミガイ上科/ミスガイ科(八丈島・八重根・2cm・2m)
インド・西太平洋及び太平洋の熱帯域に分布。殻は薄く、殻表には褐色の螺帯が3本あり、その間に数本の弓状の縦線がある。軟体部は淡黄色または青色を帯びた半透明で、全体に白色斑は散在している。周縁は黄色みが強かったり、青みが強かったりと個体差がある。八丈島ならではのウミウシと紹介され、他ではなかなか見られないのでウミウシが好きな人は憧れる。春から初夏にかけて岩礁域の浅所で見られる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

カラスキセワタ

2008年05月19日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/キセワタ上科/コノコキセワタ科(八丈島・乙千代ヶ浜・2cm・15m)
インド・西太平洋に分布。体地色は暗褐色から黒紫色。体表には帰路のラインが断続しつつ縦走する。黄色のラインの周辺には白色斑が散在するが、この変異幅は大きい。側足は青色で縁どられる。頭楯の後端は尖って立ち上がる。泥質のやや多い砂地で見られる。本種は大きく筋肉質な口球を持つ。頭楯先端にある微細な突起に貝や他の後鰓類などが触れるとこの大きな口球を部分的に回転させる事で餌を丸のみする。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

トサヤッコ(メス)

2008年05月19日 | 八丈の魚
スズキ目/キンチャクダイ科(八丈島・ナズマド・10cm・20m)
伊豆諸島以南、西太平洋に分布。沖縄や伊豆半島では比較的少ないが、八丈島では普通に見られる。オスとの模様は著しく異なり、昔は別の名前が付けられていた。雌性先熟の性転換を行う。少夫多妻の行動様式を持つ。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)