八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

アカエビの一種

2010年11月11日 | 八丈の甲殻類
クルマエビ科/アカエビ属(八丈島・底土・10cm・15m)
2010年のナイト代ダイビングのときに見ました。砂利の中に潜っているところを発見。初めて見たので八丈島では珍しいのでは???

キンチャクガニ

2010年06月18日 | 八丈の甲殻類
オウギガニ科(八丈島・底土・1cm・10m)
伊豆大島以南の南日本からインド・西太平洋に広く分布する。はさみにカニハサミイソギンチャクをつけており、危険を感じるとこれを振りかざす。というよりはボンボンを持って踊っていると言ったほうが表現として合っているかも。。。その愛らしい仕草から海のチアガールとしてもダイバーから人気がある。八丈島では水深20m以浅の転石帯や根の亀裂奥で普通に見られる。メスは産卵期になると、腹部に赤い卵を抱える。(ティービーエスブリタニカ「エビカニ・ガイドブック」参考)

ガンガゼエビ

2010年03月09日 | 八丈の甲殻類
テナガエビ科/カクレエビ亜科(八丈島・藍ヶ江・2cm・5m)
八丈島以南の南日本からインド・西太平洋に分布。ガンガゼなどの棘の長いウニに共生する。その色彩と、細長い体型はガンガゼの棘にそっくりである。一つのガンガゼにペアですんでおり、雄は雌より細くて小さい。ガンガゼカクレエビというそっくりな種類がいるが、本種は体側の白い帯が太いことで区別できる。(ティービーエスブリタニカ「エビカニ・ガイドブック」参考)

イソギンチャクモエビ

2010年03月05日 | 八丈の甲殻類
モエビ科(八丈島・底土・1cm・15m)
南日本を含む、インド・西太平洋に広く分布。さらに東部太平洋や大西洋からも報告がある。体の地色は赤みを帯びた褐色で、頭胸甲や腹節に大きな白い円紋が入る。イソギンチャクのそばにいることが多いが、カクレエビ類のようにイソギンチャクに乗っていることは稀。石の隙間や岩のくぼみによくいる。しゃちほこのように尻尾をピンと立てて、振り振りダンスをする。

フシウデサンゴモエビ

2010年02月26日 | 八丈の甲殻類
モエビ科(八丈島・八重根・3cm・10m)
八丈島以南の南日本からインド・西太平洋に広く分布する。岩礁の岩棚や転石の下でごく普通に生息しガンガゼなどのウニの近くでは群がりを作る。体は褐色や赤色、淡灰色の円紋が集まった大理石模様。はさみ脚や歩脚には白と褐色の縞模様が入る。大型の雄ははさみ脚が極めて長くなる。よってこの写真の個体は雌。(ティービーエスブリタニカ「エビカニ・ガイドブック」参考)

オトヒメエビ

2010年02月12日 | 八丈の甲殻類
オトヒメエビ科(八丈島・底土・5cm・10m)
房総半島以南のインド・太平洋、太西洋西部に分布。魚類との清掃共生が知られている。岩礁域の岩穴やゴロタ石の間などに生息する。はさみ脚や歩脚が長く、スレンダーなエビ。雌は青緑の卵を抱卵する。八丈島でも最もよく見る甲殻類の一つである。(ティービーエス・ブリタニカ「エビカニガイドブック」参考」

ゾウリエビ

2010年02月12日 | 八丈の甲殻類
イセエビ科(八丈島・底土・15cm・10m)
房総半島以南の南日本と台湾に分布する。体は平たい。体色は全体的に黄褐色で、赤と濃褐色の不規則なまだら模様がある。オーバーハングの側面に逆さまになって張り付いていることが多い。八丈島では普通種。イセエビ漁の時に一緒に捕獲されるが、イセエビよりもおいしいと重宝され出回らない。(ティービーエス・ブリタニカ「エビカニガイドブック」参考)

オラウータンクラブ

2009年12月03日 | 八丈の甲殻類
クモガニ科(八丈島・ナズマド・3cm・10m)
甲の表面やはさみ脚、歩脚に赤褐色や期褐色の糸状の海藻を密生させていることが多い。その海藻を取り除くと地色は淡い褐色で、甲の輪郭はほぼ三角形。学名や和名が定まっておらず、英名の「オラウータンクラブ」でダイバーの間では人気がある。イボサンゴやフトヤギに共生していることが多い。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

フトミゾエビ

2009年09月16日 | 八丈の甲殻類
クルマエビ科(八丈島・神湊・10cm・5m)
房総半島以南、韓国、東南アジア、オーストラリア、フィジーに分布。水深5m以深の砂底や砂泥底に生息する。日中は砂の中に潜っているため、夜間に観察されることが多い。体は緑褐色で、腹の下に暗褐色の小さな斑紋がある。尾の縁取りは鮮やかな青色。クルマエビの仲間なので食用として用いられる。(文一総合出版「海の甲殻類」参考)

イボイソバナガニ

2009年07月13日 | 八丈の甲殻類
クモガニ科(八丈島・ナズマド・2cm・20m)
相模湾以南の南日本からインド・西太平洋に広く分布。ムチカラマツやネジレカラマツと共生する。甲は細長く、中心線上や側部に顕著な突起が数個ある。額は長く、根元から先端まで、幅はさほど変わらない。先端部は2つに分かれている。甲の中心線と側縁は黄色でその間はやや緑色で塗り分けられている。潮通しのよい水深30m戦後のやや深い岩礁域でまれに見られる。しっかりした歩脚で宿主にしがみついて、ちょっとやそっとの力では離れません。額角が大きいのがオス。写真はオス。(ティービーエスブリタニカ「エビカニガイドブック」参考)