八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

ウズラガイ

2009年11月30日 | その他
ヤツシロガイ科(八丈島・底土・殻長10cm・10m)
房総半島以南のサンゴ礁域に生息。夜行性でナマコなどを食べる。八丈島では比較的珍しい大型の巻貝で、ナイトダイビングのときに観察できた。移動も貝にしては早く、写真にもあるように大きさの比較で置いた水中スレートの上をあっという間に通過していった。(山と渓谷社「サンゴ礁の生きもの」参考)

ツムブリ

2009年11月27日 | 八丈の魚
スズキ目/アジ科(八丈島・ナズマド・60cm・10m)
南日本、全世界の温帯・熱帯域に分布。沿岸から沖合いに生息する。体は細長く流線型。背は暗緑青色で腹は白か黄色。体側には黄色あるいは黄緑色の地に2本の鮮青色縦帯がある。尾びれは深く2叉する。通常潮通しのよい沿岸から気合の表層で群れをなして生活しているが、時にはサンゴ礁内や水深100m以深でも出現する。高速で泳ぎ回り、魚類や浮遊性甲殻類を食す。食用となり大型のものは刺身などかなり美味!(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ミヤコキセンスズメダイ幼魚

2009年11月27日 | 八丈の魚
スズキ目/スズメダイ科(八丈島・乙千代ヶ浜タイドプール・2cm・1m)
千葉県以南、インド・西太平洋に分布。岩礁・サンゴ礁域で浅く波の荒いところにすむ普通種。八丈島では夏や秋に幼魚を見るが、冬になると姿を消す。幼魚期は背中のオレンジやブルーのラインがとてもきれいなのでダイバーに人気がある。警戒心が強いのでカメラを近づけると直ぐに穴に引っ込んでしまうので注意が必要。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

コロダイ若魚

2009年11月27日 | 八丈の魚
スズキ目/イサキ科/コショウダイ亜科(八丈島・八重根・15cm・20m)
南日本、琉球列島、東シナ海、南シナ海~西太平洋、インド洋に広く分布。沿岸浅海のサンゴ礁域や砂礫底に生息する。成魚は体全体が青灰色で、体全部に数百個の黄褐色の小斑紋が蜜に散在する。大きくなると60cmぐらいになる。幼魚期(4~7cm)には黄白色の地肌の上半分に幅広い2本の黒色縦帯がある。成長すると黒色帯の幅が狭くなり、その間に細い縦線が出現し、十数列の黄褐色斑紋の列となる。写真はその状態。八丈島では幼魚から成魚まで見られ、幼魚期は尾びれを振り振りさせて泳ぐのでダイバーに人気がある。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ハコフグ♂

2009年11月27日 | 八丈の魚
フグ目/ハコフグ科(八丈島・ナズマド・20cm・15m)
岩手県~九州南部、台湾に分布。琉球列島からの記録はない。水深50m以浅の沿岸に生息する。体は骨板でできた箱に覆われ、横断面は4角形をしている。オスは背中が鮮やかな青色をいている。メスや若魚は背中は青くない。ミナミハコフグと似ているが色彩が違う。沿岸の岩礁域に生息し、群れは作らず単独で行動する。繁殖期にはペアで産卵し、浮遊卵を産む。皮膚から粘液毒を出すが、肉や内臓には毒はない。観賞魚として人気があるが、水槽内でハコフグが死ぬと粘液毒を出し他の魚を殺してしまうので注意が必要。小型甲殻類、ゴカイ類、貝類などの無脊椎動物を食べる。八丈ではよく見る種類で、どこのポイントに潜っても見ることができる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

チョウハン幼魚

2009年11月25日 | 八丈の魚
スズキ目/チョウチョウウオ科(八丈島・乙千代ヶ浜タイドプール・3cm・1m)
千葉県以南、南アフリカ~ハワイ、マーケサス諸島のインド・太平洋に広く分布。分布域全域で潮間帯から水深30mの広い範囲に出現する。斑紋以外に顕著な特徴はない。夏季には本州沿岸にも幼魚が多く出現する。熱帯域では幼魚は春から夏にかけて出現するので、産卵期は長期におよぶと推測される。2009年の10月の台風で乙千代ヶ浜のタイドプールに入り込んでしばらく観察できている。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)